グループG初戦のドイツ、ミュラー圧巻のハットトリックでポルトガルを粉砕!ポルトガルとC・ロナウドは沈黙…
C・ロナウドのケガは深刻なのか!?
この試合最も注目を集める(集めるはずだった)選手はC・ロナウド。
そのロナウドは前半から消極的な動きばかりが目立つ。やはりケガは深刻なのかと思わせる動きだった。
精度を欠くパスにも得点への意欲が見られず、打つべき位置ではないところからミドルを放っていた。
万全ではないのは確かだが、あまりにも役に立っていなさすぎ(C・ロナウド)
前半10分、ポルトガルDFジョアン・ペレイラがペナルティエリア内でファール。ポルトガル選手たちがレフェリーに猛抗議を行うも叶わず、ドイツがPKを獲得する。
このPKをFWトーマス・ミュラーが確実に決めてドイツ1点先制。
このPKから流れを作りたいドイツだったが、序盤はなかなかセットプレイが決まらず、ポルトガルの大型選手たちの前に得点に結びつけることができない。
前半26分、攻撃の一端を担う大型FWウーゴ・アウメイダが負傷により交代。まだ試合序盤であり、この交代がポルトガルにとって大きな痛手となった。
ドイツも立ち上がりの緊張感からだろうか、GKマヌエル・ノイアーのミスからゴールがら空きの状況を作ってしまう。
幸い得点には至らなかったが、ここでのプレイが明暗を分けた気もする。
しかし前半32分、エジルが演出したコーナーキックのチャンスを得たドイツ。そのクロスをDFマッツ・フンメルスが押し込んで2点目。
つまらないファールとレッドカードが流れを変えた
2点差を付けられたポルトガル。前半36分、ポルトガルDFペペとドイツFWミュラーが小競り合いを起こし、ペペがミュラーへ頭突き。これがレッドカードとなり一発退場。
ポルトガル自陣ゴール前でのぺぺの呆れたプレイ。失笑。
チーム状況を考えれば絶対に我慢するべきところ。プレイは一流かもしれないが心が三流。
このレッドカードをきっかけにして徐々にドイツへと流れが向かい始める。
前半46分(AT+1分)、またもドイツFWトーマス・ミュラーが得点。3点差に。
ゴール前のクロスをクリアしきれないポルトガルがドイツの得点をアシストする形となった。
そして後半、3点差という攻めるしかない状況にも関わらずポルトガルの足は止まりがち。これでは勝つことはできない。
さらに後半18分ポルトガルDFアンドレ・アウメイダが負傷交代。どうしようもない暗雲がたちこめる。
そこからは個人技に頼るしかなく、大きなチャンスもない。
あったのはC・ロナウドの苦し紛れのミドルシュートぐらい。
ワールドカップの大舞台でもさすが「持っている男」。ミュラー
そして後半33分、こぼれ球をまたもドイツFW・ミュラーが押し込みハットトリック達成!!完全に勝負あり!!
代表としての組織力の強さと安定感。そして選手層の厚さを見せつけたドイツに対して、ポルトガルにいいところはなかった。
今大会はC・ロナウドよりも、ハットトリックを達成したミュラーとドイツ代表に注目したほうがいいかもしれない。