オランダ　0　-　0　ドイツ（ PK 2-4 ）

イエローカード

ブルーノ・マルティンス・インディ（オランダ）

マルティン・デミチェリス（ドイツ）

クラース ヤン・フンテラール（オランダ）

PK

ガチガチに固まった試合展開

オランダはロッベン、ファンペルシーを前線に、その下にスナイデルを配置する布陣で臨んだ。

決勝はディ・マリアがいないと厳しいかもしれない。ケガから復帰できるか！？

アルゼンチンは前試合のケガの影響で、チームの要となるディ・マリアがベンチスタートとなった。

両チームともに守備にウェイトを置いた慎重な立ち上がりで、メッシもいつもよりは守備に参加しながら動いている印象。

昨日のブラジル大敗を目の当たりにした影響なのかもしれないが、無理なプレスや突破は狙わない。

今大会で過去の試合はすべて1点差を制してきたアルゼンチンのディフェンスと、オランダ伝統のトータルフットボールが長い均衡を生み出す。

オランダの攻撃力は完全に沈黙し、アルゼンチンも同様にチャンスまでの流れが作れない。

まさに一進一退。高い緊張感を保ったまま前半が終了。

アルゼンチンが押し気味な印象は受けたが、前半のポゼッションはほぼ互角。シュート数もオランダが1、アルゼンチンが3だった。

最後の最後、絶好の機会を逃したオランダ

後半に入り、オランダはDF/インディに代えてDF/ヤンマートを投入。

前半の緊張感をそのまま持ち越すように後半も進行していく。

後半16分、オランダがMF/デ・ヨングに代えて今大会初出場となるMF/クラシーを投入し、なんとか流れを変えようと試みる。

GL初戦以外はいいとこなかったファンペルシー。

しかし、オランダは前線のファンペルシー、スナイデルへのボールのつながりが悪く、ロッベンがボールを持つ場面は何度も見られるが、アルゼンチンの堅守に阻まれる。

対するアルゼンチンもメッシのボールを集めようとするが、そこからの突破がうまくいかない。

選手も見ている方もフラストレーションが溜まりまくる展開。

後半35分、アルゼンチンはMF/ペレスに代えてFW/パラシオ、FW/イグアインに代えてFW/アグエロ。

やや攻撃寄りにシフトしたいのは分かるが、いい動きを見せていたイグアインを下げたのは解せない選択。

オランダはロッベン、アルゼンチンはメッシがらみで決定的チャンスはあるものの得点につなげることはできない。

しかし、ついに後半45分、オランダに千載一遇のチャンスが訪れる。

最後のあそこは決めてほしかったよ。ロッベン。

敵陣ペナルティエリア中間まで抜け出したロッベンがゴール目前まで迫りシュートを放つ。しかし名手マスチェラーノに足元からボールを救われる。

これ、何度リプレイを見てもロッベンなら決めれる形なんだなぁ。う～ん、もったいない。

このワンプレイが運命の分かれ道になったような気がする。

いろいろしたけど延長戦も同じ展開(￣д￣)

そして後半も終了、延長戦へ。

延長前半5分、オランダはFWをファンペルシーから今大会の「ラッキーボーイ」、FW/フンテラールに交代。

アルゼンチンは9分、FW/ラベッシからMF/マキシ・ロドリゲスに交代。

しかし均衡は破られず、ほぼ同じ展開が続く中、延長戦もスコアレスで終了。

昨日ドイツのゴールラッシュ見ているせいか、かなりのフラストレーションを感じる。

なにわともあれ、見どころ満載の決勝戦！！

そして、PK戦。

スナイデルのPK失敗は計算外だっただろう。
これはいたって普通の展開。アルゼンチンの4発4中に対して、オランダはスナイデルが外したのが痛かったね。

あと、前の試合でPKを経験したGKが、オランダはシレッセンでなくクルルだったことも多少あるのかな。

やっぱり、この大舞台のPK決着って釈然としないのが正直なところだけど（再試合の方がまだいい）、とにかく結果は出た。

アルゼンチンが勝って決勝進出を決め、世界一のカップを懸けてドイツと対戦する。

メッシを封じられた時にアルゼンチンがどう対処していくのか。

あらゆる面で万全の体勢にあるドイツのパスサッカーが、アルゼンチンの守備陣を打ち崩せるのか。

みどころ満載の決勝戦になることは確かである。

サッカーの祭典のフィナーレは「7月14日（月）4：00～キックオフ」！ブラジル大会最後の早起きをして楽しもうではないか！

はぁ、さみしいなぁ。あ、あと「13日の5：00～3位決定戦（ブラジルｖｓオランダ）」もございます(-ω-)/ブラジルサポーターは応援に行くのかな…