作文で使ってはいけない言葉と使える表現まとめ。使い方の例をお伝えします

作文で使ってはいけない言葉と使える表現まとめ。使い方の例をお伝えします

作文では使ってはいけない言葉が存在しています。

例えば、ラ抜き言葉や話し言葉、あげていけばキリがないほどあります。

今回は使える表現や、使いやすい言葉などをまとめていくことにしましょう。

作文では話し言葉を使ってはいけない?

話し言葉を文章にすると思いのほか変な文章になります。

  • ご飯を食べたあとなので、食べられません。
  • ご飯は食べました。なので食べられません。

どちらの方が作文に適した文章だと思いますか?

正解はご飯を食べたあとなので、食べれません。です。

話している時なら下のような文章でもいいですが、作文にするとなると

もう少しかしこまった書き方をしなければなりません。

最近では小説(ラノベなど)でも文章に話し言葉を使われている作家が多いですが、文法的に言えばそれは間違いです。

お手本にするなら、国語の教科書に載っている作家を参考にしたほうが、文章を書くのに適していますよ。

よく使ってしまう話し言葉を変換しよう!

あかまるも文章を書くときに話し言葉で書いてしまうことがよくあります。

よく使う言葉は「やっぱり」という言葉を使ってしまいますね。

この言葉は話し言葉なので、作文には適していません。

やっぱりを作文で書くには、「やはり」という言葉の方がいいですね。

  • やはり彼はリレーの花形選手だ
  • やっぱり彼はリレーの花形選手だ

どちらの文章がより作文に適しているかというと、上の段の文章なんです。

あと「やつ」という言葉もよく使ってしまうものです。

  • 私も同じやつ持ってる
  • 私も同じものを持っている

話しているときはこれと言って違和感を感じないですが、文章にしてみるとかなり変ですよね。

  • 彼はすごいいい青年だ
  • 彼はすごくいい青年だ

こちらの文章も、「すごい」は話し言葉。書き換えるときは「すごく」と変えたほうがいいですね。

当たり前だけど、使ってはいけない言葉はたくさんある

上記のような話し言葉を使った作文はたくさんありますが、禁句と言われているものがあります。

それは、「超」とか「マジ」という類の言葉です。

作文にこういった言葉を使うのは論外ですよ。

だったら、ほかの言葉に置き換えてしまったほうがいいです。

  • マジで昨日は疲れた
  • 昨日は本当に疲れてしまった

上の文章だと自分の日記につけたり、友達にメールするときはいいですが、これを作文に書くとしたら抵抗があると思います。

やはり、作文には決まった形式というのがあるということですよ。

ただし!話し言葉を作文の中で使っても良い場合があります!それは、「」を使って話した内容をそのまま書く時です。

話した内容を書き言葉に直すと、これまたヘンテコな内容になってしまうんですね。いやいや、そんな丁寧な話し方してないでしょ(笑)とツッコミを入れたくなるくらいなのですよ…例えば、

  • 私はお母さんに「この洗濯物洗わなくていいって言ったじゃん!なんで余計なことすんの!?」と反射的に怒ってしまいました。
  • 私はお母さんに「この洗濯物は洗わなくて良いって言ったよね?どうして余計なことをするの!?」と反射的に怒ってしまいました。

下の例文は丁寧な物言い似直したものですが、なんというかちょっと硬すぎですよね。普通は家族にこんな話し方はしません。

こういった文章の場合は「」の中を下の例文のようにわざわざ丁寧に直す必要はありません。どうしてかというと、そちらのほうが文中の「私」のありありとした感情が伝わってくるからです。

なので、「」の中の話し言葉はそのままでOKなんです。使いこなせれば作文の表現をより豊かにできるので、ぜひ活用してみてくださいね。

句読点にルールはあるの?

作文には句読点(。、)や、伸ばし棒(ー)かぎかっこ(「」)を使う機会がたくさんありますね。

とくに句読点にはルールがあって、句読点は基本的に最上段マスに書いてはいけません。

かぎかっこも同じです。

どうしても一番上に来てしまう場合は、最下段に文字と一緒に「、」や「。」をつけましょう。

かぎかっこの使い方

かぎかっこって、作文を書くときに文字数を稼ぐために欲しいものですね。

それでは、かぎかっこの使い方について考えてみることにしましょう。

・母は、

「早く宿題しちゃいなさい。」

と、言った。

・母は、

「早く宿題しちゃいなさい。」と言った。

・母は、「早く宿題しちゃいなさい。」と言った。

この3つの文章でどれが作文で使うかぎかっこの文章だと思いますが?

正解は、一つ目の文章になります。かぎかっこでセリフが入ると一行新しい行に変えるのが正しいです。

また、かぎかっこを付ける言葉がセリフかどうかで意味合いが違ってきます。

例えば、

・私は

「こんなことは簡単だ」

と思った。

この文章だと自分の心の中で思っていることなので、

・私は(こんなことは簡単だ)と思った。

と、かぎかっこではなく、丸い方のかっこを使う方が正しいのです。

会話以外でカッコを使う場合、改行はしなくてもいいルールなんですよ。

かっこを使うときは、会話を表現するときに使いますが、言葉を強調したい時にも使います。

  • 私は「日の丸」を背負って大会に臨んだ。

こちらの文章だと、日の丸というのが強調されてどのくらい意気込んでいるのかわかりますね。
セリフではないので改行はしません(重要)

伸ばし棒や「ょ」「っ」の使い方は?

伸ばし棒や小さい「ょ」や「っ」の使い方はどうしたらいいのでしょう?

こちらは句読点ではないのでもし文章の上にきてしまっても大丈夫なのです。

そのまま最上段マスに書いてもOKです。

作文にラ抜き言葉は使っていい?

最近ではラ抜き言葉で文章を書いている小説家も多いですね。

作文を書くときは、ラ抜き言葉を使ってはいけませんとは言いませんが、減点対象になりやすいです。

では、ラ抜き言葉とは一体何でしょう?

ラ抜き言葉とは、文法的には必要な言葉を抜いてしまっている言葉です。

例えば、

  • 食べれる⇒食べられる
  • 出れる⇒出られる

という感じでラ行を抜いた言葉がたくさん使われています。

日常会話でもラ抜き言葉がよく聞こえるということで問題になっていたこともありました。

意外にもテレビに出てくる政治家や文化人がラ抜き言葉で話していることもありますね。

新聞とかではこういったラ抜き言葉は使われていないので、正しい文章をすぐに読んでみたい!という時は新聞をチェックすると正しい使い方の日本語が読めます。

段落はいつ付けたらいいの?!

作文で困ることは、いつ段落をつけたらいいのか?ですよね。これがわからない人も多いのではないでしょうか?

あかまるも作文の宿題が出たときは、段落をいつつけたらいいのかわからず途方にくれていました。

段落をつけるのは、話をまとめる時です。

このコラムでも何個か見出しがつけられていますが、これが作文で言うところの段落にあたります。

このコラムで説明すると、最初にまずタイトルがありますね。

そのタイトルからまず関連する話を書いていきます。

関連した話が終わってから次のタイトルをつけてまた文章を書いていきます。

作文に置き換えると、見出し部分が段落にあたり、その部分で一マス下げて書けばいいだけなんですよ。

そう考えたら段落を付けるのが簡単に思えませんか?

話が変わるごとに段落をつければいいだけなんです!

まとめ:作文を怖がらずに書いてみよう!

いかがでしたでしょうか?

少しは作文を書くヒントになったでしょうか?

作文は苦手意識を持ってしまうと、なかなか言葉が出てこなかったりもします。

毎日少しづつでもいいので、文章を書いてみてはいかがでしょうか?

この記事があなたの役に立つ事を祈っています。

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