「けど」「そしたら」「だから」「でも」はダメ!?作文を書く時に注意したい話し言葉と書き言葉への直し方
作文を書くときに注意したいのは、話し言葉は書き言葉にはならないということです。
今回は、作文を書くときについつい話し言葉になってしまいがちな作文を
きちんと作文形式にするコラムです。
もし作文を書くときに話し言葉を使ってしまうようであれば、このコラムを参考にしてみてくださいね。
目次
ラ抜き言葉は使わない
最近の小説ではラ抜き言葉で書いている小説家も多く、その傾向は現在でも続いています。
しかし、本来の日本語の使い方とは違いますよね。
そもそもラ抜き言葉というのは、何なんでしょう?
ラ抜き言葉というのは、
✖ 見れる 食べられる
○ 見られる 食べられる
下の言葉が本来の日本語の正しい使い方なのです。
とくに30年前くらいからの小説やライトノベルなどはこういった傾向が強いので、国語の教科書に載っている作者の文庫本を読んでみることをおすすめします。
あと、説明文や新聞紙だと正しい日本語で書かれているので読んでみてくださいね。
なぜ話し言葉で書いてはいけないの?
なぜ作文を書くときに話し言葉を使ってはいけないのでしょう?
話し言葉で書いてしまうと、客観性を持った文章が書きにくくなってしまいます。
話のつながりも怪しくなりますし、軽かったり嘘臭くなってしまうからなんですよ。
それが昔からの習わしなのです。
それに、話し言葉で書いてしまうと意外と違和感を覚えてしまうものです。
試しに自分が話している言葉を録音して文章として書き出してみてください。
普段の話している会話では文章になりにくい
しゃべりを武器にしているお笑い芸人の話し言葉でもいいので書き写してみてください。
それを文章にすると不自然にあーとかえーとか発していることがわかると思います。
ということは、話し言葉を文章にするというのはできません。
作文に「そしたら」と入ってくるのがおかしいというのがわかりますよね。
文章というのは、状況に応じて話し言葉で書くのが効果的なものもありますが、普通に作文や論文を書くときに話し言葉では説得力が半減してしまいます。
今度は例文を上げて考えてみることにしましょう。
話し言葉を使った作文
それでは、話し言葉を使った作文を書いてみることにしましょう。
海に到着するとたくさん海水浴場に人がたくさんいた。
そしたらお父さんがスイカ割りしようといってきた。
だから僕は目隠しをしてスイカ割りをやった。
うまいことスイカにバットが当たった。
スイカ割りは楽しかったし、また来たいと思った。
いかがでしょうか?
話し言葉で例文を作ってみましたが、やはり話し言葉だと違和感がありますね。
それでは普通の作文に書き換えてみましょう。
文章を作文に書き換えてみよう!
それでは先ほど話し言葉で書いた文章を作文に書き換えてみましょう。
海に到着すると、たくさんの人たちで賑わっていました。
到着してからしばらくすると、お父さんがスイカ割りをしようとスイカを持ってきていました。
僕はノリノリで目隠しをし、スイカ割りを楽しみました。
スイカがバットに当たってきれいに真っ二つに割れて、家族みんなでスイカを食べました。
天気が曇りで残念でしたが、また家族で海に遊びに来たいと思いました。
いかがでしょうか?
上記の話し言葉よりも文章はかなり読みやすくなったのではないでしょうか。
やはり、話し言葉では文章を作成するのには向いていません。
作文では減点扱いにされてしまう!
作文を書く場合、低学年のころは話し言葉で書いていても見逃してもらえるか、赤ペンで添削されて終わりです。
しかし、学年が上がって高学年になると話し言葉で書いてしまうと間違いなく減点の対象になってしまいます。
論文と違って作文は自分の体験について書くものが多いので、感情的になりすぎず、話し言葉にならないように気をつける必要があります。
一度書いたら、自分でも目視で読んでみることを習慣づけましょう。
そうすると変な文章に気が付くことができます。
作文になれるためには実践あるのみ!
作文になれるためには、何度も書いてみるしかありません。
作文にはいろんな形式がありますが、一番書きやすい形式で書いてみましょう。
作文じゃなくても、普段から文章を作る作業をしていたらそこまで難しいことじゃありません。
普段から日記を付けてみましょう。
日記というのは、ひとりでやっているとついつい怠けてしまうこともあるので、
友人と一緒に交換日記を始めてみたらいかがでしょうか?
一人で書く日記と違って、読む人がいると丁寧に文章を書こうと思いますし、
伝える努力もするので、作文の練習にはもってこいです。
まとめ:作文を書くときに話し言葉にならないように気を付けよう!
いかがでしたでしょうか?
作文の書き方のコツって、あまり教えてもらえないものです。
自分で書いてみて何度も練習するしか上達はしません。
難しいかもしれませんが、頑張って練習してみてくださいね。
この記事があなたにとって役に立つ事を祈っています。