赤ちゃんの猫アレルギーはいつから出始める?症状と予防対策法まとめ
家で動物を飼っているパパやママ。赤ちゃんが生まれると、また生活に変化が出てきますよね。
ペットには遊び相手になる、免疫ができる、情緒が安定するなど、いろいろなメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
その1つがアレルギーです。今回はそのなかでも代表的な猫アレルギーについてまとめてみました。
猫アレルギーとは
猫アレルギーの症状
花粉症のように、猫の毛などによってアレルギー症状がおこります。目、鼻、のどなどに症状が出て、くしゃみや鼻水、咳などが出ます。ひどいときは皮膚が赤くなったりします。
アレルギーは突然なおるというものではありませんし、一度ならなったら永遠にならないわけでもありません。
ある日突然、猫アレルギーになる可能性もあるのです。
症状はいつから出始める?
新生児の間は、まだアレルゲンを異物とみなさないため、症状が出にくいといわれています。しかし、いつ症状がでるのか、わからないのがアレルギーです。心配であれば、血液検査をしてみましょう。血液検査が可能な月齢は病院によって見解が分かれるので、かかりつけ医に相談してみると良いですね。
猫アレルギーになる理由
猫を飼っているからアレルギーになる、ということはありません。逆に身近に猫がたくさんいるから猫アレルギーになりにくいとも証明されていないようです。
アレルギーはあくまで体質です。体質なので、遺伝なども多少は関係するかもしれません。とりあえず猫を飼っているから猫アレルギーになりやすいのでは…と心配する必要はなさそうですね。
猫アレルギーの対策
赤ちゃんに猫アレルギーの可能性がある場合、早急に対策を取りましょう
猫を手放す場合
誰か貰ってもらえる相手を探しましょう。実家や親戚、仕事場や友達などに声をかけます。本当は猫が好きじゃない人が飼ってもお互い不幸になるだけなので、無理強いは止めましょう。身近で見つからない場合は、NPO団体などの手を借りても良いでしょう。
本来は、ペットを飼うなら最後まで見るのが当然です。アレルギーが原因とはいえ、大事な家族を手放すのですから、猫にも貰い先にも最大限の敬意を払い、どちらも幸せになれるように手を貸しましょう。
猫を飼い続ける場合
部屋を分ける
可能であれば、一番効果的なのが、猫の飼育エリアと赤ちゃんのエリアを完全に分けることです。外で飼えればその方が良いですが、犬と違って猫の場合はどこかに行ってしまうので難しいですね。
猫がお気に入りの場所、落ち着ける場所を一箇所作ってあげて、そこにだけはなるべく赤ちゃんを近づけないようにしましょう。赤ちゃんの遊んでいるときやご飯の時は、猫は他の部屋に置いておくほうが良いでしょう。
猫のブラッシング、シャンプーは丁寧に
猫の毛やフケなどを落ちにくくするために、毎日ブラッシングしてあげましょう。ブラッシングは気持ちいいですし、他の皮膚病などもふせいでくれます。ブラッシングした後のブラシはしっかり処理し、赤ちゃんに毛が行かないようにしてください。
長毛種の場合、定期的にシャンプーすることも大事です。猫にあったシャンプーで丁寧に洗ってあげてください。
空気清浄機を使う
空気清浄機は100%予防効果があるわけではありませんが、かなり有効だとされています。
とくによいのは、HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)が使われているものです。猫のフケなどはとても粒子が細かいため、通常のフィルターでは通してしまう可能性があるからです。
掃除をこまめに
布製の家具はアレルゲンである猫の毛やふけなどがつきやすいので、きれいにしておきましょう。
カーテンは掃除機をこまめにかけ、月に一度は洗濯しましょう。
カーペットは、一番家が溜まりやすいので止めたほうが無難です。
できればフローリングに何も引かず、何度も拭き掃除をするのが好ましいです。壁も拭き掃除をすると効果があるようです。
カーテン、カーペット以外の布製のものにも気をつけておきましょう。たとえば布のカラーボックスなどもそうです。掃除機をかけておいてください。
一番見落としがちなのがぬいぐるみです。ある研究によると、猫のアレルゲンが一番つきやすいのはぬいぐるみだったそうです。とくに赤ちゃんの口に入ったりするものだと大変です。こまめに掃除機をかけたり、洗濯してあげてくださいね。
まとめ
ただでさえ育児で忙しいママやパパには、ちょっと手間取ることばかりかもしれません。しかし、猫も赤ちゃんも同じ家族。猫を手放せないのであれば、うまく共存するしかありません。やれることは全て試してみてくださいね。