就職や進級時によくある「心構え作文」の例文・書き方と書き出しのコツ!
何かをするときって「がんばるぞ!」という気持ちになるために心構えが必要なこともありますよね。自分で決めるだけなら別に好きにできるんですが、作文としてそれを書いてくださいって言われるとちょっと困りませんか?
私だったら割と困るんですが、大体こういった「心構え作文」には典型的な雛形があります。とはいってもそのまま丸写しだと意味がないので、テンプレ的な部分と書き方のコツをここではお伝えしてみようと思います。
就職時や進級時に心構えを書けと言われたけど…と困っている人は参考にしてみてくださいね。
心構え作文の書き方・コツとは?
心構えを書けと言われてもさっぱり…というのはある意味当たり前です。心構えとは「物事に対処する心の準備」という意味ですが、とりわけ暮らしの中で節目を意識していないと感じることはあまりありませんよね。
「心構え作文」はわかりやすく言い換えれば、先生や上司などに「私はここでこれだけがんばります」という意思表示みたいなものと考えると分かりやすいかと思います。
このように考えれば、読み手が何を聞きたいのか、そして自分が何を書くことを求められているのかが見えてきます。なので心構え作文は「自分が、なぜ、なにを、いつ、どこで、どのように(5w1h)がんばるか」をまとめればいいということになりますね。
書き方としては「起承結」でまとめれば読みやすくなります。最初に結論を書いて、その後に理由を述べて、最後に再び結論で締めれば伝わりやすくなるでしょう。
例えば、中学生が進級時に心構え作文を書く例を考えるなら「文章力が足りないので読書を頑張り読解力を身につける」的なテーマで書いてみるのも良いですね。
心構えとはちょっと違うように思うかも知れませんが、読書で読解力や文章力、社会的な知識・語彙力を養えば入試の時の小論文や文章題などで困ることは少なくなるでしょう。ですのでこういったことでも十分心構えになるはず。
自分がどんなことを頑張りたいのか、どのように成長したいのか…これらをしっかり考えてアイディアを出していきましょう。
心構え作文の作例
では次に心構え作文の例文を見てみましょう。私ならこう書く、というものですので丸写しはしないでくださいね。
当然ながらチェックする人はあなたのことをよく見ています。明らかに他人の作文を写していたりすると丸わかりなので注意しましょう!
就職時の場合
情報は毎日洪水のように新しく発信されていますが、それが正しいものか、最新であるかまでを逐一チェックしている人は少ないように思います。
誰でもネットですぐに情報を得られるのはとても良いことですが、その反面その情報が間違っていた場合、場合によっては混乱や損害を引き起こしてしまう可能性も少なくありません。
私自身もデマ情報などを友人に伝えてしまったこともあり、その反省から正しい情報を伝えることの重要性を身に染みて感じるようになりました。
日々更新されるウェブの情報から何が正しく何が間違っているのかを探すのは容易ではありませんし、一度間違った情報に触れてから正しい情報を与えられても混乱は増すばかりです。
しかしそのような不安を抱えて過ごすと誤った判断をしてしまう可能性もあります。ですので、私はこの会社で正しい情報、役に立つ情報をお客様に提供していきたいですし、私自身もそれらを通じて多くの学びを得たいと考えています。
進級時の場合
その理由は読書が苦手だからというのもありますが、本を読むと役に立つことがたくさんあると知ったからです。
自分が知らないことを知るのは楽しいので、それだけでも本を沢山読みたいと思います。
知らない漢字や言葉、社会の仕組みや歴史、外国のことなど本から得られることはたくさんありましたし、学校だけではわからなかったこともたくさんあります。
中学生は大人と子供の中間地点だと思います。
この間に自分が出来ることを頑張っておけば、三年になったときや高校生、大学生、社会人になった時に今よりも自分の視野が広がるのではないでしょうか。
視野が広がればそれだけ選択肢も増えるので、自分がやりたいことを見つけた時、どうやったらそこにたどり着けるのかが見つけやすくなると思います。
そのためには、今たくさんの本を読んで色々なことを知る必要があると私は考えています。
なので、今年は100冊本を読むことを目標にして頑張りたいと思います。
はい、というわけで作例を2つ書いてみました。ちょっと抽象的すぎてイマイチかもしれませんが、私なら大体こんな具合に心構え作文を書くだろうなぁと思います。もちろん状況により異なるので一概には言えませんけども。
とはいえ、自分が何をしたいのか、そしれそれによりどうなりたいのか?が書けていれば大体は問題ありません。
「心構え」なので開き直ってちょっと大げさなことを書いてやろう…というのはあまり良くありませんが、自分の出来る最大限の範囲でこれくらいはがんばりますというようなニュアンスで書いていくといいですね。
文章は書けば書くほどうまくなる…というのはたしかにそうなのですが、論文ではなく作文だとどうしても「~と思います」が多くなりますね。このあたりの言い回しの引き出しを増やすという意味でも作文…といより多少の文章の練習は日頃からしておくといいかも…。
まとめ:自分らしい心構えを文章にしよう!
さて、概ね心構え作文の書き方は掴めてきたでしょうか?おさらいしますが、心構え作文はあなたがその場所でどのように頑張るつもりなのか?を知ってもらうための作文になります。
ですので、シンプルに言えば「自分はこういうことを頑張ろうと思っています」というのを文章としてまとめるというのが課題なわけで。
会社に入ったのなら何かしらやりたいこと、やってみたいことがあるでしょう。進級時であれば、今までできなかったことを克服…というのも目標の一つですね。
そういったことを念頭に置いて、心構え作文を書いてみてほしいと思います。わからなくなったらもう一度この記事を読み返し、何を書けば良いのかをおさらいしてみてくださいね。