保育士や先生向け!幼稚園や小学校での参観日で使える挨拶と例文
保育士や先生ならば、避けて通れないのが『参観日』です。いろんな親御さんがいらっしゃるので、トラブルなく終わらせたいものですね。
参観日に欠かせないのが、冒頭での挨拶。初っ端から失敗すると引きずりますので、前もって準備しておく事が大切ですね。
そこで今回は、保育士や先生向けに『幼稚園や小学校での参観日で使える挨拶と例文』をお届けしたいと思います。参観日の冒頭だけに、保護者の注目度も高めです。最後までお読み頂いて、滞りなく参観日を終わらせて下さいね!
目次
参観日における挨拶-心構えについて
参観日における挨拶の前に、まずは心構えについてご紹介したいと思います。
身だしなみに注意する
身だしなみは、基本中の基本です。最低でも次の3つには注意しましょう。
- 服装
- ヘアスタイル
- メイク
参観日だからと言って、必要以上のオシャレをするのは厳禁。この日のために購入した一張羅で登場するなどは、NG中のNGです。派手で高級な装いは、保護者たちの反感を買ってしまいます。
だからと言って、あまりにラフすぎるのも失礼。手持ちの洋服の中から、それなりの洋服をチョイスしましょう。清潔な雰囲気を心がけ、ヘアスタイルやお化粧もナチュラルにするのが鉄則です。
家庭環境に配慮する
子供たちの家庭環境は、実に様々です。若いお母さんもいれば、年配のお母さんもいます。バツイチなどの理由で、実母が参観日に来ていない場合もあります。お父さんが参観日に訪れるケースもあるでしょう。そもそも参観日に、保護者が来ないお子さんも見受けられますね。
挨拶は、そんな家庭事情を考慮する事が大切です。間違っても「今日は、一人だけお父さんにご参加頂きました。有難うございます」など配慮のない挨拶は厳禁です。
子供たちの事を中心に展開する
今日の参観日のために、先生が一生懸命に準備したのは分かります。ですが、あくまで主役は子供たち。先生の苦労は、正直言って保護者としては興味がありません。
自分の苦労をアピールしたい気持ちは分かりますが、挨拶は子供たちを中心とした目線で展開しましょう。
緊張していても堂々とした態度で
参観日の挨拶は、とても緊張すると思います。ですがオドオドしていると、この先生に我が子を任せて大丈夫…?保護者たちは不安になってしまいます。
アナタは先生です。気持ちを落ち着かせて、堂々と挨拶しましょう。とは言っても、偉そうな態度はNG。笑顔でハキハキとした挨拶を心がけて下さい。堂々とした態度は、保護者の安心に繋がります。
挨拶は手短に
保護者の関心は、学校内における子供たちの様子です。また、先生がどのような授業を行っているのか、為になる授業を行っているのか…そこが注目しているポイントです。
そのため、長々とした挨拶は求められていません。参観日の挨拶は、手短に済ませましょう。
参観日における挨拶-構成について
次に、参観日における挨拶の構成をご紹介したいと思います。参観日の挨拶は、基本的に次のような構成になります。
- 保護者へのお礼
- 簡単な自己紹介
- 子供たちの日頃の様子を紹介
- 本日の授業内容を簡単に説明
- 授業へと繋ぐ言葉
保護者へのお礼
まずは、保護者に対するお礼を簡単に述べます。この際には「保護者の皆様」など、全てに当てはまる呼称を使います。
「お父さんも含め、多くの保護者の皆様に」や「いろんな年代のお母様方に」など、余計な一言を付け加えるのはタブーです。
簡単な自己紹介
次に、簡単な自己紹介をします。保護者は、先生の名前くらい既にご存知でしょう。ですが礼儀として、冒頭にきちんと自己紹介します。自己紹介は、名前を述べる程度でOKです。
「参観日を迎えるにあたり、どんな授業にしようか迷いました」「久しぶりの授業参観で、とても緊張しております」など、一言付け加えたくなってしまいますね。結論から言うと、控えた方が無難です。
今は、いろんなタイプの保護者がいます。先生が緊張している事を、好意的に受け止める保護者もいるでしょう。ですが、高学歴であったり、バリバリのキャリアウーマンとして活躍しているお母さんもいます。そんな保護者からすると「これくらいの事で緊張するなんて…」と反感を買ったり見下される場合もあります。
また、苦労したアピールも不要です。先生が懸命に取り組んでいるかは、授業内容を見れば分かります。余計な事は言わずに、苦労は授業で示しましょう。
子供たちの話題を絡める
この部分が、保護者が最も興味を示すところです。クラスの雰囲気に応じて、内容も変わると思います。
ただし「いつも元気な生徒たちが、大人しいので助かります」や「いつも落ち着きのない男子生徒が、今日は静かですね」など、マイナスな表現は避けましょう。特定の生徒をフューチャーするのも厳禁です。
マイナス面は、裏を返せば長所です。「騒々しい=元気」などプラスの表現を使うと、保護者としても嬉しい気持ちになります。
授業内容を簡単に説明
授業内容を、前もって簡単に説明してあげると親切です。保護者もすんなりと授業に入れますし、要領を得たスマートな先生だと印象付ける事が出来ます。
授業へと繋ぐ言葉
今から授業に入る事を伝えると、メリハリがあって良いですね。保護者へ向けた発言は、これ以降最後まで控えてOKです。
参観日における挨拶-例文について
生徒の皆さんは、授業参観を楽しみにしていたようです。皆さん、緊張していますか~?(子供の反応を見る)
本日は、歴史の授業を行います。前回の鎌倉時代のおさらいと、室町時代の始まりを勉強したいと思います。
早速授業へ入らせて頂きますので…保護者の皆様は、最後までお付き合い宜しくお願い致します。では皆さん、歴史教科書の○○ページを開いて下さい。
○年○組は明るいクラスで有名なのですが…生徒の皆さんは、今日の朝からいつも以上にワクワクしていた様子です。
今日は、算数の掛け算を中心に勉強していきますので、最後まで宜しくお願い致します。
では早速授業に移らさせて頂きますが…皆さん、ドリルの宿題は終わらせましたか?
参観日における挨拶-まとめ
さて今回は、保育士や先生向けに『幼稚園や小学校での参観日で使える挨拶と例文』をお届け致しました。今は色んな保護者がいますので、挨拶は無難に終わらせるのがベストです。
以上をご参考に、参観日の挨拶を準備しておいて下さいね!
・幼稚園や小学校の参観日向け案内状の書き方・例文