【ビジネスでも活用】12月の時候の挨拶の使い方と例文
12月といえば師走、先生も走り回るぐらい忙しいと言われる月ですよね!
12月は先生もですが、世のサラリーマンやワーキングウーマンも忙しく働く時期でもあります。
もちろん、4月に入社したばかりのフレッシャーズも他の月以上に忙しく働かなくてはいけません。
ビジネスシーンでは、社外&社内あてにビジネス文書を作成することが頻繁にありますが、ビジネス文書を作成するときに必要なのが時候の挨拶ですよね。
ベテラン社員であればこの時候の挨拶を自由自在に使いこなせているかと思いますが、まだ入社して1年経たないフレッシャーズの方は、12月の時候の挨拶はどのようなものがあるのか把握しきれていないのではないでしょうか。
そんなフレッシャーズの方のために、ここでは、12月に使われる時候の挨拶と、その12月の時候の挨拶を使って作成されたビジネス文書の例文をご紹介させて頂きたいと思います。
「12月の時候の挨拶に詳しくなりたい!」というフレッシャーズの方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
12月の時候の挨拶にはどんなものがある?
ひとくちに12月の時候の挨拶と言っても上旬や中旬、下旬など時期によってしようする時候の挨拶は異なります。
例えば、12月の上旬に使われる時候の挨拶というと次のようなものがあります。
- 初冬の候
- 初雪の候
- 季冬の候
- 孟冬の候
- 師走の候
この中でも初雪の候や孟冬の候は11月にも使用できる時候の挨拶でもあります。
また、12月の中旬には「寒気の候」や「大雪の候」などの時候の挨拶が使われます。
さらに、12月の下旬になると次のような時候の挨拶を使うことができます。
- 歳晩の候
- 歳末の候
- 年末の候
- 忙月の候
上記でご紹介致しました12月の時候の挨拶は、それぞれ、上旬、中旬、下旬にしか使えないものですが、そのほかにも12月であればどの時期でも使用できる時候の挨拶もあります。
それは、次の通りです。
- 新雪の候
- 寒冷の候
- 極月の候
- 霜夜の候
上記でご紹介致しました12月の時候の挨拶にはそれぞれ末尾に「~の候」が付けられていますが、この「~の候」は作成する文書の内容やご自分の好みで「~のみぎり」や「~の折」などと変更して使用してもかまいません。
12月の時候の挨拶を使用したビジネス文書の例文
「12月に使用する時候の挨拶にはどのようなものがあるのかわかったけれど、それを、ビジネス文書を作成するときにどのように使えばよいのかわからない・・・」という方のために、以下に、12月の時候の挨拶を使用したビジネス文書の例文をご紹介させて頂きますね。
お客様各位
○○株式会社
代表取締役社長 ○○
新製品「○○」発表会開催のお知らせ
拝啓 師走の候、貴社ますますご清祥のことと
お慶び申し上げます。
平素は、弊社製品をご愛顧くださり
厚く御礼申し上げます。
さて、弊社で長年研究しておりました
新素材の開発が完了し、このほど
新製品「○○」として販売する運びとなりました。
この度販売を開始させて頂きます「○○」には、
様々な製品特性が備わっており、従来品よりも
使用用途が大幅に広がっております。
つきましては、この新製品「○○」の発表会を
下記の通り開催させて頂きます。
発表会においては、新製品の開発者自らが
技術的な面も含め商品に関する
詳細なご説明をさせて頂きます。
発表会当日には、弊社従来品も含めて
お客様から様々なご意見やご要望を
個別にお聞きする時間を取らせて頂きますので、
多くの皆様にご来場頂けますよう
心よりお願い申し上げます。
まずは、略儀ながら書中をもって
新製品「○○」の発表会開催のご案内を
申し上げます。
敬 具
記
1. 日 時 〇年〇月〇日 〇時~〇時まで
2. 場 所 ○○ホテル ○○の間
以 上
まとめ
12月の時候の挨拶には、上旬に使われる「初冬の候」や「初雪の候」、中旬に使われる「寒気の候」や「大雪の候」、下旬に使われる「歳末の候」や「年末の候」、さらに、12月であればどの時期でも使用できる「新雪の候」や「寒冷の候」などがあります。
ビジネス文書を作成するときには、上記でご紹介致しました例文を参考に拝啓の後の文頭に12月の時候の挨拶を配置して、文書を作成してくださいね。