【ビジネスでも活用】11月の時候の挨拶の使い方と例文
11月というと涼しく過ごしやすい秋が終わり、そろそろ肌寒くなり、寒い地域では初雪も観測されるようになる時期ですよね。
二十四節気の冬の始まりである立冬は、現在の暦ではだいたい11月7日頃なので、11月は秋と冬が混在する月でもあります。
社会人は過ごしやすい秋であろうが、肌寒くなる冬であろうが毎日仕事に邁進しなくてはいけません。
特に4月に入社したばかりのフレッシャーズの皆さんは日々新しい仕事をおぼえるのに忙しいのではないでしょうか。
そんなお仕事の中でビジネス文書を作成するときに使われるのが時候の挨拶です。
「まだ、仕事を始めて1年経っていないので、11月の時候の挨拶には詳しくないな・・・」というフレッシャーズの方のために、ここでは11月に使用する時候の挨拶と11月の時候の挨拶を使ったビジネス文書の例文をご紹介させて頂きたいと思います。
「11月の時候の挨拶を上手に活用してビジネス文書を作成できるようになりたい!」というフレッシャーズの方は、ぜひ、時候の挨拶に関する豆知識が盛りだくさんの以下の記事を読んでみてくださいね。
11月に使用される時候の挨拶
普段、家族や友達に送る手紙には時候の挨拶を使用することは少ないかと思いますが、ビジネスシーンでは社内文書や社外文書を作成するときに時候の挨拶を使用することが多々あります。
ここでは、そんな時候のあいさつの中でも11月に使われる時候の挨拶をご紹介させて頂きます。
ひとくちに11月の時候の挨拶と言っても使用する時期によって使える時候の挨拶は異なります。
例えば、11月の上旬に使われる深まる秋をあらわす時候の挨拶は以下の通りです。
- 深秋の候
- 紅葉の候
- 残菊の候
- 季秋の候
11月の中旬になると秋の終わりをあらわす時候の挨拶になります。
- 晩秋の候
- 暮秋の候
- 初霜の候
- 落葉の候
さらに、11月の下旬、つまり秋も終わり冬へと向かう季節を表す時候の挨拶は以下の通りとなっています。
- 霜秋の候
- 向寒の候
- 夜寒の候
- 初雪の候
これらの11月上旬、中旬、下旬に使用する時候の挨拶の終わりは「~の候」となっていますが、こちらは、「~のみぎり」や「~の折」と作成する文章の内容などに合わせて変更して使用してもかまいません。
11月の時候の挨拶を使用したビジネス文書の例文
「11月の上旬・中旬・下旬に使用する時候の挨拶にはどんなものがあるのかわかったけれど、それをどのようにビジネス文書を作成するときに使用するのかわからない・・・」という方のために、以下に11月の時候の挨拶を使用したビジネス文書の例文をご紹介させて頂きますね。
〇〇株式会社 御中
○○部 ○○様
○○株式会社
○○課 ○○
弊社商品出荷のご案内
拝啓 向寒の候、貴社ますますご清祥のことと
お慶び申し上げます。
平素は、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、貴社注文番号1111号のご注文品を
〇月〇日付で発送させて頂きましたので、
ご検収くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
なお、検収書を同封しておりますので、
お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんが、
送付いたしました商品の検収が完了いたしましたら
検収書にご捺印頂いた上、
弊社へご返送くださいますようお願い致します。
敬 具
同封書類
1.納品書 1部
2.検収書 1部
3.返信用封筒 1式
以 上
まとめ
11月の時候の挨拶と言っても、11月の上旬に使用する新秋の候や季秋の候、11月の中旬に使用する晩秋の候や初霜の候、11月の下旬に使用する夜寒の候や初雪の候など同じ11月でも使用する時期によって使われる時候の挨拶は異なります。
これらの時候の挨拶は、上記でご紹介致しましたビジネス文書の例文を見て頂いたらわかるように、一般的に拝啓の後の文頭に置いて使用します。
時候の挨拶の使い方がよくわからないときは、上記でご紹介致しました11月の時候の挨拶とビジネス文書の例文を参考に、文書を作成する時期や文書の内容に合った時候の挨拶を入れ、ビジネス文書を作成してくださいね。