小学校の委員会活動のねらいと将来役に立つオススメの委員会とは?
日本にあるほとんどの小学校では、5、6年生になると、委員会活動に参加しなくてはいけなくなります。
この委員会なら将来こんなことに役立つということをお子さんに事前に教えておけたら、お子さんの委員会活動に対する意欲も増しますし、そんな積極的に委員会活動を行うお子さんに対する学校の印象も良くなりますよね。
そこで、ここでは小学校の委員会活動はどんなねらいで行われるのか、またどのような委員会活動があるのか、さらに将来お子さんの役に立つオススメの委員会はどの委員会なのかについて詳しくご紹介させて頂きたいと思います。
お子さんがもうすぐ5、6年生になる方で、お子さんにどんな委員会活動を勧めたらよいのかわからなくて困っていらっしゃる方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
目次
小学校の委員会活動のねらいとは
小学校の委員会活動は委員に選出された児童自らが学校生活を送る中で行われる様々な活動のお手伝いや運営を責任をもって行うことにより、生徒に責任感や自主性、奉仕の心などを身につけさせることが狙いで行われるようです。
小学校では委員に選ばれたら、委員会活動の任期は各学校によって異なりますが、おおむね学年ごとで、学校によっては学期ごとに委員を選出する場合もあります。
小学校にはどのような委員会活動があるの?
小学校の委員会活動の名称は各学校によって様々ですが、小学校における一般的な委員会活動は以下のようになっているようです。
- 図書委員会・・・図書室をきれいに保つために整理整頓をします。
- 環境委員会・・・校内のお掃除をしたり、資源ごみを回収したりします。
- 放送委員会・・・朝会や集会のマイクの準備やお昼に音楽を流したりします。
- 保健委員会・・・石けんの取り換えや、体調不良の人を保健室に連れて行きます。
- 給食委員会・・・給食室でのお手伝いや給食週間の取り組みをします。
- 運動委員会・・・スポーツ大会の審判や司会や、体育館やプール、砂場のお掃除をします。
- 広報委員会・・・ホームページに載せる写真を撮影したり、掲示板のポスターを張り替えたりする。
このほかにも生き物や植物のお世話をする委員会などもあるようです。
お子さんの将来に役立つおすすめの委員会とは?
上記でご紹介しました委員会や、それぞれの学校で行われている他の委員会活動はどれも、やって損になるということはありません。
そんな様々な委員会活動の中でも特にお子さんの将来に役立つ委員会をいくつかいかにご紹介させて頂きますね。
オススメ1:生き物や植物のお世話をする委員会
生き物のお世話をするということは、飲み水を替えたり、餌やりをしたりするだけでなく、みんなが嫌がるフンのお掃除をしなくてはいけない場合もあります。
そうやってきちんとお世話をすることにより、生き物は生きていくことができるということも学べますし、生き物を最後までみとることで、命の尊さや大切さも学ぶことができます。
以上の点から考えてもお子さんの情操教育に役立つおすすめの委員会活動だと思います。
また、植物のお世話をすることにより、普段目にしている野菜やお花は、草取りや水やりをしたり、肥料をやったりするなどきちんとお世話や手入れをしないと育たないということも学べます。
将来理系の学校に進む予定のあるお子さんにとっては、理科の勉強にもなるおすすめの委員会活動です。
オススメ2:環境委員会
名称は各学校で異なると思いますが、校内のお掃除とともに資源ごみの回収などもする環境委員会は、学校の環境を変えていくことを学びながら自分たちの地域の環境、さらに日本や世界の環境について考えるきっかけにもなります。
将来様々な仕事に従事することになる子どもたちですが、それぞれのお仕事を行う上で環境問題も考慮しなくてはいけないことを学ぶきっかけとなるおすすめの委員会活動です。
オススメ3:運営委員会
運営委員会は他の生徒の前に立って発言することや、先生や他の委員会と関わることが多く、学校を運営していく上で重要な役割を担っています。
学校生活をより豊かにすることを目的としているため、積極的に「学校生活をこうしたい!」と提案ができます。
具体的なテーマが決まっている他の委員会よりも抽象度が高いため、積極的に参加したり提案ができる、色々な意見がある子には非常に向いていると言えるでしょう。
中学高校に進むと運営委員会は生徒会へと変わりますが、基本的な活動は運営委員会の流れを引き継いでいます。
運営委員は人の上に立つ役職であるということで嫌がる生徒も多く、負担も大きいのも事実です。
ですが実学的な委員会ですのでこころの強さや社会性を身につけるにはうってつけの委員会とも言えますね。
まとめ
学校で行われるすべての委員会活動は上記でもすでにご紹介しておりますように、積極的に自分から活動さえすればすべて子供たちの役に立つものであると言えると思います。
反対に、受動的に仕方なく選んだ委員会だとどこに入っても得られるものはほとんどないと言って差し支えありません。
もちろん「受動的では何も得られない」ことを自ら知るまでは放っておいてもいいという放任主義的な考えもありですが、親としてはなんとも歯がゆい気持ちになってしまうもの。
子供が小学校を卒業してから中学生、高校生になっても積極的に打ち込んできたことがない、打ち込めるものがない、という状態はあまり良いとはいえませんね。
もちろん学校での活動以外で打ち込めることがあるならよいですが、できれば色々なことに全力で取り組んで、たくさんの成功や失敗を経験してもらいたいと思いませんか?
子供には積極的に色々な活動に参加してもらって、色々な経験を積んだり社会性を育んでもらいたいというのが親としての願いです。
話がそれましたが、上記でご紹介しましたオススメの委員会活動はどれも生活していくうえで欠かせない命の尊さを学べたり、環境問題に関する関心、社会性を身に着けることができたりするオススメの委員会活動。
お子さんがどの委員会活動をしたらよいのかわからなくて困っているときは、ぜひ、それらの委員会の良さを紹介しながらお子さんにオススメしてみてくださいね。