教育実習の内諾の取り方と電話の仕方などの流れ

教育実習の内諾の取り方と電話の仕方などの流れ

教員免許を取得するために欠かせないのが「教育実習」です。この教育実習を受ける為には、もちろん実習先の学校が必要となります。

基本的に実習先は、自分で確保しなければなりません。自分の手で、教育実習の「内諾」を取る必要があるんです。

そこで今回は、教育実習の「内諾」の取り方を特集したいと思います。注意すべき点や電話の仕方などもご説明致しますね。是非ご参考にして頂いて、スムーズに実習先を確保して頂ければと思います!

内諾を取る時期と注意点

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内諾を取る時期

大学在籍中に教員免許を取得したい方は、大学4回生の時に教育実習を受けます。教育実習は通常5~6月頃にかけて実施されますが、内諾は約1年前に取る必要があります。

平成28年に教育実習を受けたいのであれば、約1年前つまり大学3回生である平成27年の5~6月頃に内諾を取る必要がありますね。

内諾を取る際の注意点

教育実習の受付方法は、学校や自治体ごとに異なります。所定の申込用紙を直接持参しなければならない学校、面接を実施する学校もあります。

受付の時期も、学校ごとに異なります。明確な受付期間を設けている学校では、締切日を過ぎると受付してくれません。定員に達した場合、締め切ってしまう学校もあるので注意しましょう。

教育実習の受付は、早いところで4月からスタートします。まずは教育実習を受けたい学校や自治体のホームページを確認し、申込方法や受付期間を把握しましょう。教員免許取得を目指して頑張って来たのに、教育実習を受けれない…そんな最悪の事態は回避しましょうね。

実際に内諾を取ろう

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申込方法が分かったら、次は実際に内諾を取る番です。学校の指定が特になければ、教育実習を受ける1年前の5月頃には動き出しましょう。

教育実習の内諾を取るにあたって、取っ掛かりとなるのが「電話」です。次に、内諾を取るための電話の仕方や注意点についてご説明したいと思います。

事前に確認しておくべき点

スムーズに教育実習の内諾を得るために、事前に確認しておきたい事項があります。次の3点は、電話する前に必ずチェックしておいて下さいね。

  1. 必要書類(実習先と大学側)
  2. ご自分の卒業年度(○○回生)
  3. 在籍3年次の担任
1.必要書類

学校のホームページに、教育実習の申込に必要な書類が記載されている場合があります。その場合はもちろん、事前に目を通しておきましょう。その電話で提出方法や期限、疑問点を確認する事が出来ます。

また、大学側が必要とする書類もあります。実習先からの正式な「内諾書」が必要な場合も多いでしょう。この正式な内諾書を大学が手配してくれるのか、自分で実習先から貰わなければならないのか…前もって確認しておく事が大切です。

必要書類・やり取り方法を事前に確認しておけば、再度電話を掛け直す手間が省けます。電話は1回で、スムーズに終わらせたいものですね。

2.卒業年度(○○回生)

教育実習は、母校で受けるのが一般的です。自己紹介する際には、卒業年度を付け加えるのが常識となっています。これも事前にチェックして、慌てないようメモしておきましょう。

学校では良く「○○回生」「○○期生」という言葉を使います。自分が母校の何回生なのか、併せて確認しておくと良いですね!

3.在籍3年次の担任

電話での会話中、在籍3年次の担任について尋ねられる事も良くあります。慌てない為に、苗字だけでなく名前も事前に確認しておきましょう。部活をしていたなら、顧問の先生の名前も確認しておくと良いですね。

電話をかける時間帯について

事前に確認すべき点をメモしたら、次はいよいよ電話をする番です。ただし、電話をかける時間帯にも配慮が必要です。絶対に避けるべき時間帯は、早朝とお昼時。

どの職場もそうですが、早朝は朝礼や申し送りで慌しくなります。学校の場合は授業の準備もありますので、10時前に電話するのは絶対に避けましょう。

また、お昼の時間帯に電話するのもマナー違反。先生方も昼食をとっていますので、出来れば13時半くらいまでは電話を控えたいですね。17時以降に電話するのも、少々非常識な印象を与えるので避けましょう。

これらを総合すると、無難な時間帯は「10~11時半」「14~15時半」となります。

電話の仕方について

事前に確認すべき点を押さえたら、いよいよ電話をかけます。基本的な流れは、次のようになっていますよ。

  1. 担当の先生へ繋いでもらう
  2. 担当の先生へ教育実習を受けたい旨を伝える。
  3. 必要書類と今後のスケジュールを確認する。
  4. 直接伺う必要があれば、アポを取る
1.担当の先生へ繋いでもらう

学校へ電話したら、教育実習の担当に繋いでもらう必要があります。ご自分の簡単な自己紹介と用件を伝え、ご担当者への取次ぎを依頼しましょう。

  • 「ワタクシは○○高校(電話先)を○○年に卒業し、現在○○大学○○学部で○○を専攻している○○○○(氏名)と申します。」
  • 「来年度の教育実習をお願いしたくお電話させて頂いたのですが、ご担任の先生はいらっしゃいますか?」

不在の場合は、担当者のスケジュールや名前を確認します。そして、改めてかけ直しましょう。

2.担当の先生へ教育実習を受けたい旨を伝える

1の行程を繰り返し、首尾よく担当の先生へ繋がったら…次は具体的に教育実習をお願いする番です。まずは上記と同じように、自己紹介と用件を伝えます。教育実習担当の先生の場合、先方が具体的に話を進めてくれます。

  • 「取得したい免許は?」
  • 「英語の中高一種免許取得を目指しております。ですので、3週間の教育実習を受けさせて頂きたいと考えております。」
  • 「うちの学校は、6月○○日から教育実習を予定しています。大丈夫ですか?」
  • 「はい、是非お願い致します。」

これで内諾が取れたと思って問題ありません。しかし、確認の意味で念押しする事が重要です。

  • 「ご確認させて頂きたいのですが…このお電話で、来年6月の教育実習について内諾を頂いたと解釈しても宜しいでしょうか?」
  • 「そう思って頂いて結構ですよ。書類の手続きを進めて下さいね。」

このように電話で内諾が取れた場合、その旨を大学に報告します。すると大学から実習先へ、正式な依頼書が発送されます。

ただし大学によっても異なりますので、大学へ事前に確認しておいて下さいね。

3.必要書類と今後のスケジュールを確認する

今後のスケジュールも確認しておきましょう。双方に必要となる書類、今後のオリエンテーションなどのスケジュールもキッチリ確認しておきましょう。

4.直接伺う必要があれば、アポを取る

場合によっては、書類を直接持参したり取りに行く必要があります。その必要がある場合には、日時のアポイントを取っておきましょう。

さて今回は、教育実習の「内諾」の取り方を特集してみました。苦労して受講してきた教育課程です。この記事をご参考に、一日も早く教育実習の内諾が取れると良いですね!

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