教育実習の挨拶はどうする?心構えと準備
教育実習が間近に迫り、焦り始めた学生さんも多いのでは?先の話だと安心してたのに…本番は、もう目の前です。
今回は、そんな緊張と不安で一杯のアナタに向けて『教育実習の心構えと準備』についてお届けしたいと思います。
ちょっと不安な『挨拶』も、シチュエーション別に具体例をご紹介致しますね。最後までお読み頂いて、準備万端で教育実習の日を迎えて頂ければと思います♪
目次
教育実習の心構えについて
大学のオリエンテーションで、教育実習の心構えを散々聞いて来た事でしょう。それだけ、この心構えは大切なんです。
軽い気持ちで実習に臨めば、先生や生徒は感づきます。真剣な気持ちで臨めば、失敗しても誠意は伝わります。そこでまずは、教育実習を受けるにあたっての『心構え』をご紹介したいと思います。
謙虚な気持ちを忘れない
最も大切なのが「謙虚な気持ち」です。実習前の今は、謙虚な気持ちを持っている事でしょう。しかし実習が始まると、忘れがちなのが謙虚さです。
母校だから温かく迎えてくれると思っていたのに…先生たちが厳しすぎる。給料を貰っている訳でないのに、なんでこんな目に…。
そんな時は、思い出して下さい。先生方は、手間の掛かる教育実習生を受け入れたくないのが本音です。教職を目指す学生の為だと思い、実習生を引き受けています。
先生たちは、自分の生徒を育てる事で給料を貰っているプロです。教育実習生を育てるのは、あくまでボランティア。その点を理解し、厳しさも教育のうちだと有難く感謝しましょう。
教育実習では、思い通りに行かない事も多々あります。生徒たちと、なかなか打ち解けられない。思うように授業が進まない。思い通りにならないと、イラつきや焦りが生じます。
自分の主張ばかりになってしまい、思いやりの心を失いかける事でしょう。その時は、実習が始まる前の気持ちを思い出して下さい。焦りは禁物。世の中は、思い通りに行かない事って沢山あるんです。
教職に就く気がない人の心構え
学校や先生は、アナタが教職を目指していると思い実習を受け入れています。貴重な時間を割いて、準備や段取りに苦心しているのです。教職に就くつもりがなくても、言葉や態度に表さないよう注意しましょう。
生徒は単純に、教育実習の制度を知りません。アナタが教職を目指しているから、実習に来ているものだと信じています。
もし教職に就く気がなくても、どっちみち2~3週間は拘束されます。教職に就くつもりがないからと言って、適当にやり過ごすのは勿体無いですね。そこで、実習に本気で取り組んでみませんか?新しい世界が開けて、今後の人生に役立つ事だと思います。
教育実習の準備について
次は具体的に、教育実習前の準備についてご説明したいと思います。
通勤手段を確認する
当然ですが、遅刻は厳禁です。30分前には学校に到着するくらいの余裕を持ちましょう。
母校だから地理も詳しいと油断していると、相当な痛い目に合います。町の事情が変わっている事も良くある話です。通勤手段と時間は、前もって正確にチェックしておきましょう。
身だしなみをチェックする
教育実習に、オシャレは必要ありません。ですが、最低限の身だしなみは大切です。事前に美容室に行って、髪の毛は整えておきましょう。
男女ともに茶髪の人は、黒髪に変える方が無難です。これは教育実習だけでなく、就職活動にも共通する事ですね。パーマをかけている場合も、派手にならないようストレートに戻しましょう。
実習期間は、ピアスなどのアクセサリーもNG。爪も短く整えて、シンプルかつ清潔な外見で教育実習に挑みましょう。
持ち物をチェックする
教育実習に持参すべき品物は決まっているはず。土壇場で慌てないよう、事前に準備しておきましょう。最低でも、次の5つは必要ですね。
- ①印鑑
- ②筆記用具
- ③上履き・運動靴
- ④ハンカチ・タオル
- ⑤時計
普段スマホで時間を確認している場合、見落としがちなのが時計です。学校内では時間厳守はもちろん、授業は時間との戦いです。
学校に入ると、勝手な外出は許されません。迷うものについては、持っていく方が無難ですね。荷物が多少重くなっても、悩まずに持参しましょう。
授業の準備は念入りに
最も大切なのが、授業の準備です。事前の打ち合わせで、最低限の教材は貰えるかと思います。しかし勿論、それ以上の下調べが必要です。教えるべきポイントも散りばっていて、貰った教材だけでは到底カバーしきれません。授業計画が思い通りに行かないケースも、十分考えられます。
どんなに身だしなみに注意しようとも、生徒と親しくなろうとも、授業がダメならば問題外です。
実習生活に突入すると、正直疲れます。毎日の実務や対応に追われて、勉強する暇などないのが実情です。時間がある今のうちに、授業の準備に念を入れるに越した事はありませんね。
教育実習の挨拶について
悩みの種が、教育実習に際しての『挨拶』でしょう。最後に、シチュエーション毎の挨拶と注意点をご説明したいと思います。
職員室での挨拶
職員室での挨拶は、簡潔にするのが一番です。職員室での挨拶は、朝礼や全体集会の前に朝イチで行われる場合が多いもの。慌しい朝に余計な事を言うと、プラスどころか迷惑です。
- ・初めまして。本日から教育実習でお世話になります「○○大学○○学部の○○(氏名)」と申します。先生方の御指導のもと「○週間」精一杯勉強させて頂きたいと思います。どうか宜しくお願い申し上げます。
全校集会での挨拶
全校集会ではもちろん、全生徒と先生たちが集合しています。一発目立とうと思って、冒険するのは諸刃の刃。保守的な先生も沢山いますし、全生徒にウケルとは限りません。
最初から狙わずに、無難にスタートするのが賢い選択です。スタートから取り返しがつかない事態に陥らないため、全校集会での挨拶は無難にするのがBESTです。明るくハキハキと挨拶するのは大切ですね。
- ・皆さん、おはようございます。「○○大学○○学部に在籍している○○(氏名)」と申します。私は先生になるために、本日から母校である「○○高校」で教育実習を受けさせて頂く事となりました。「○月○日」まで勉強させて頂きますので、皆さんどうぞ宜しくお願い申し上げます。
教室での挨拶
教室での挨拶の場合、割とアットホームな雰囲気ならば多少の自己表現も許されます。羽目を外しすぎない程度に、爽やかに挨拶してみましょう。
- ・初めまして。「○○大学○○学部に在籍している○○(氏名)」と申します。今日から「○月○日」まで、皆さんと一緒に勉強させて頂く事となりました。こんな素敵なクラスを受け持つ事が出来て、とても嬉しく思っています。
- ・私は「○○年前」に「○○高校(母校)」を卒業しました。正直言って、このような日を迎えるとは思ってもいませんでした!先生になるために、精一杯頑張りたいと思っています。
- ・何か悩みや相談があれば、気軽に話しかけて下さい。短い間ではありますが、最後まで宜しくお願い致します!
準備万端で教育実習を迎えよう
さて今回は『教育実習の心構えと準備』そして『挨拶』についてご紹介致しました。実習前は、不安と期待で胸が一杯だと思います。失敗しても、誠意は伝わるものです。この記事をご参考にして頂いて、準備万端で教育実習の日を迎えて頂ければと思います!