子育て教育費用は月々いくら?成人までの費用はどれくらいかかる?

子育て教育費用は月々いくら?成人までの費用はどれくらいかかる?

子育てにかかる教育費用は、一般的に『一人1,000万円』とも言われています。そんな大金を、いきなり準備するのも無理な話ですね。

ですが、教育費用に莫大なお金がかかるのも事実。今のうちから費用を計算し、将来に備えておきたいものですね。

そこで今回は、成人までにかかる『教育費用』を特集したいと思います。将来に向けた貯蓄計画もご紹介しますので、子育ての参考にしてみて下さいね。

子育て教育費用-0~3歳

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共働きなどの理由から、0~3歳未満のお子さんを『保育園』に預けるご家庭も少なくありません。その時に発生するのが、保育料です。保育料は、お住まいの自治体や家族構成、収入によっても金額が変わります。

現在150万世帯以上のご家庭が『保育園』を利用しています。保育料の平均費用は、次のようになっています。
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出典:平成24年 地域児童福祉事業等調査の概況(厚生労働省)

児童一人当たり、月額平均20,000円程度の保育料が発生しているようですね。

子育て教育費用-4~6歳

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小学校入学前のお子様を預ける施設として『保育園』と『幼稚園』があります。保育園は0歳児から、幼稚園は3歳児から入園が可能です。前述の通り、保育園にかかる費用は月額20,000円程度でした。一方、幼稚園にかかる費用は次のようになっています。

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出典:平成24年度 子供の学習費調査(文部科学省)

公立or私立で、金額にかなりの開きがあるようです。月額に換算すると、平均は次のようになりますね。

  1. 公立幼稚園:19,175円
  2. 私立幼稚園:40,618円

私立幼稚園に通うと、単純計算で公立より2倍以上の費用がかかります。公立の幼稚園は、正直少ないのが実情です。お住まいの地域に公立幼稚園があるならば、そちらを選ぶと費用が軽減できますね。

子育て教育費用-7~12歳

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保育園・幼稚園を卒園すれば、いよいよ義務教育のスタートです。小学校に通うには、どの程度の教育費用がかかるのでしょうか?こちらも公立or私立によって、かなりの開きがあるようです。

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出典:平成24年度 子供の学習費調査(文部科学省)

私立に通うと『授業料』を負担しなければなりません。

また私立に通わせる親御さんの場合、塾や習い事などに熱心のようですね。その分、教育費用も高くなっています。それぞれの月額負担は、次のようになりますよ。

  1. 公立小学校:25,483円
  2. 私立小学校:118,529円

小学校費用に毎月10万円以上捻出するのは、かなり厳しいものがありますね。今後の教育費用を考えると、無理をせず公立小学校に通わせる方が無難でしょう。

子育て教育費用-13~15歳

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無事に小学校を卒業すれば、次に待ち構えるのが中学校です。中学校ももちろん、公立と私立で毎月の費用が異なります。

しかしイジメなどが原因で、私立中学校に通わせたい親御さんも多いのではないでしょうか?まずはその前に、公立・私立別の教育費用をご覧下さい。
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出典:平成24年度 子供の学習費調査(文部科学省)

中学校通学自体にかかる費用が、ほぼ公立or私立の差額となっています。これは節約しようと思っても、出来る部分ではありません。お子様を私立中学校に通わせたい親御さんは、是非ご参考にしてみて下さい。

ちなみに、毎月の教育費用は次のようになります。

  1. 公立中学校:37,528円
  2. 私立中学校:107,929円

子育て教育費用-16~18歳

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いよいよ義務教育も終わり、次は高校入学です。高校への入学率は97%以上を超えていますので、ほとんどの親御さんに関係のある教育費用ですね。高校3年間にかかる教育費用は、次のようになっていますよ。

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出典:平成24年度 子供の学習費調査(文部科学省)

この金額を月額で割ると、毎月の教育費用は次のようになります。

  1. 公立高校:32,203円
  2. 私立高校:80,568円

小中学校では、望めば誰でも公立学校に通う事が出来ました。しかし高校の場合は、試験に通らなければなりません。私立高校に通う事となった場合、月額80,000円、3年間で2,900,000円程度の教育費用が発生します。

正直言って、希望の高校に入学できないお子様も多いです。毎月80,000円を捻出するのが厳しい場合、今のうちから少しずつ貯蓄する事をお勧めしたいと思います。

子育て教育費用-19~22歳

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現在の大学進学率は、50%程度となっています。次に、大学にかかる教育費用をご覧頂きたいと思います。

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出典
私立大学等の平成22年度入学者に係る学生納付金等調査結果について(文部科学省)
平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果について(文部科学省)

これは、入学料と授業料だけの費用です。大学へ進学するには、これ以外にも検定料が発生します。受験する大学が多ければ、検定料もそれだけかさみます。

また、自宅通いor下宿でも発生する費用は大きく異なります。ただし大学の場合、奨学金やアルバイトを活用する方法もありますね。

お子様の学力にもよりますが、将来に向けて貯蓄しておくに越した事はありませんね。

将来に備えた貯蓄計画について

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最後に、将来に備えるための貯蓄計画をいくつかご紹介したいと思います。

住宅環境を見直す

毎月の固定費として、大きな割合を占めるのが『住宅費用』です。この住宅費用を節約できれば、金銭的にかなりの余裕が生まれます。

近くに住む親御さんと別居しているのなら、同居を検討するのも一つの方法です。住宅費用だけでなく、水道光熱費なども節約できます。親御さんが元気な場合、保育園に通わせる必要がなくなるかもしれません。

また賃貸に暮らしている場合、引越しを検討してみるのも良いでしょう。月額10,000円安い部屋に住めば、年間120,000円、10年で1,200,000円を貯蓄できる計算となります。

通信費を見直す

ネットやスマホの普及で、かさばっているのが通信費です。スマホ2台+家の電話・ネット代だけで、20,000円程度の費用が発生しているご家庭も多いのではないでしょうか?

今はSIMロック解除して、格安にデータ通信を楽しめる方法もあります。ご家庭にネット環境があるならば、無線LANを利用しスマホをWiFi接続する方法もあります。そうすると、スマホのデータプランを見直す事ができますね。

ライフスタイルに合わせて、通信費を一度見直してみましょう。

嗜好品・贅沢品を見直す

嗜好品とは、お酒やタバコなどの事を指します。唯一の楽しみかも知れませんが、毎日のタバコやお酒はトータルすると結構な金額となります。

ここはグッと我慢して節約すれば、貯金が増えていく楽しみが出来ますよ。ただし、分かっていても止められないのが嗜好品でもありますね(笑)

定期預金を活用する

現在は金利が安く、定期預金するメリットは感じられないかも知れません。しかし定期預金の最も良い点は、ちょこちょことお金を引き出せない点です。

毎月自動的に貯蓄されていきますので、少しずつですが確実にお金は貯まります。

定期預金を活用する際は、毎月無理のない金額を設定しましょう。そうしなければ、結局途中解約と言う自体に陥ってしまいます。

学資保険に加入する

保険の意味でも、加入を検討して頂きたいのが『学資保険』です。利回りは、正直言って良くありません。ただ親御さんに万が一の事があった場合、保険料が免除されるなどのメリットがあります。

不測の事態に備えて、加入を検討してみると良いですね!

成人までの子育て教育費用-最後に

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さて今回は、成人までにかかる『教育費用』と将来に向けた『貯蓄計画』をお届け致しました。

幼稚園から高校まで全て公立に通うとしても、単純に500万円以上の教育費用がかかる計算となりました。私立に通ったり大学へ進学すれば、それ以上の教育費用がかかる事となります。

これらを念頭に、今後の子育てプラン計画を練って頂ければと思います。

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