あなたが知っておくべき刑務所の話「刑務所編」
過去2回に渡ってお送りしてきた刑務所シリーズ。今回は刑務所内部の深いところの話をお届けしたいと思う。
一体「刑務所という国」はどんなところなのだろうか。もっと深いコアな部分に触れていこう。
前回前々回の内容を読んでいない人は以下から順番に読んでみてもらいたい。
それでは、今回も会話形式を挟みながら内容を見ていこう。
目次
「受刑者」という人種
全員とは言わないが、刑務所の中にいる受刑者(被収容者とも呼ばれる)、その90%は普通の人ではない。ハッキリ言って変わり者が多い。こんなところにブチ込まれているんだからある意味当然か。
<反省しない人々>
(冤罪の可能性はあるが)受刑者となった以上は一般的には犯人である。そして、刑務所というところは自分の行いを反省し罪を償う場である。
しかし、その実情はどうなのかというと、「反省って何?」という輩の集まりである。
例えば…
…こんな感じである。
こんな会話がけっこうな頻度で交わされている。とにかく反省しない。なんでも「○○のせい」なのである。
こんな会話を被害者や遺族が聞いたらその場で殺したくなるだろう。しかし、これが実情なのである。
反省することなんてない。誰よりも自分が早く出ることしか考えていない。
個人的には「(故意の)殺人→死刑」でいいと思っている。ある国では「報復」が認められていて、その国では犯人が捕まったら被害者と同じ目に合わせることができるのだ。それでいいと思う。
「強」が付く犯罪への刑罰は重い、という話を聞いたことがある人もいるかもしれないが、それには理由がある。
代表的な犯罪は「強盗」「強姦」(初犯で短くても5年は喰らう)。そして、これが合わさった「強盗殺人」「強姦殺人」(同じく10年以上は確定)。
この類の犯罪の刑罰が重い理由は「私利私欲のために」人を「故意に」殺しているから。
そして、被疑者や弁護士が裁判で殺意があるかないかにこだわるのは、殺意があれば「殺人」。なければ「傷害致死」となるためで、この二つの刑期を比較すると、場合にもよるが2倍もの差が出ることもあるのだ。
他の犯罪でも同様だ。
強姦の受刑者は、
と言うし、強盗の受刑者は、
などというのだ。とにかく反省しない人種。それが多くの受刑者の実態なのである。
ただ、一部には心から反省し、悔い改めようと努力している人もいるということも付け加えておかなればならない。
<受刑者が受刑者になる時>
みなさんは日本の犯罪者の再犯率を知っているだろうか。答えは「約45%」。つまりおよそ2人に一人が同じようにまた刑務所に戻ってくるのだ。
さらに、この再犯者の内で2回以上収監された経験のある人間は「約60%」にもなる。
この数字を見ても、いかに反省しない(元)受刑者が多いかということがわかるだろう。
一部には「出所後の就労支援ができていない」→「日本の社会が悪い」という意見もあるようだが、それだけの理由でこんな数字にはならないはずだ。
結局は反省せずに出ていっているからこうなっているのである。できる限りの努力をして、それでもだめな場合はセーフティネットを利用すればほとんどの人間が一般社会で生きていくことはできる。
贅沢をしたいだとかドラッグが欲しいだとかの安易な理由でまた繰り返すのである。まったくどうしようもない。何でも人にせいにして自分にだけ甘い、その結果が数字に表れている。
僕が知っている範囲では受刑経験8回、12回という人間がいるが、ここまでいくと「もう出すな」としか言いようがない。
その人生のほとんどを刑務所で過ごし、「一般人<受刑者」になっているんだから、一般社会に変な知り合いはいても友達なんていない。よっぽどの決意がない限りまともな生活を送っていく能力、一般社会に適応する能力なんてないでしょ。
<出たくない人々>
ある日の運動時間、同室のおじいちゃん受刑者・原田さん(仮名)がいたので話しかけてみた。
原田さんの乾いた笑いが運動場に空しく響いた。
これが現実なのである。
「ホームレスするぐらいなら…」との考えから被害者の出ないような小さな犯罪を犯して、わざと刑務所に入ってくる人もいるのだ。
確かに刑務所は三食が保障されていて、布団と屋根もある。病気になればそれなりのケアが受けられる。ホームレスよりはマシなのかもしれない。
人間いつどうなるかはわからない。他人事で片づけられる問題ではない。
<嘘つきは泥棒の始まり>
言うまでもないが受刑者は泥棒ばかりではない。しかし、嘘つきだらけである。そして、嘘で塗り固められた「社長」や「大金持ち」だらけである。
とにかく「虚勢」や「見栄」を張りたがる輩が非常に、非常に多い。
→ しかし罪名は窃盗。
→ しかし罪名は強盗。
→ しかし罪名は強姦。面会に来る人はいない。
…こんな、普通に考えるとありえない話のオンパレードである。
言うことで自己満足になっているのかもしれないが、5秒もあればばれる。
そもそも誰も真剣には聞いていないし、とりあってはくれない。言ってしまった後に空しい気持ちにならないという意味で、彼らは精神的強者と言えなくもない。
<ムショ法律学校>
刑務所生活は基本的にヒマとの戦いである。自由はないが時間は有り余っている。そこで刑期が10年以上ともなれば、一般社会の感覚でいうと30年に相当する。難しいことに敢えて挑戦しようという気になるのもわかる。
受刑者の中には六法全書を所有している者が多い。(拘置所時代の裁判中などに)始めは自分のために買ったものだろうが、受刑者として塀の内側に入ってしまったものはどうにもならない。しかし、高いお金を出してせっかく買ったんだから「これ何かできないか?」となる。
そして、有り余る時間を使って六法全書を読みあさるのである。ある受刑者は弁護士どころか検事や裁判官でも通用しそうな知識を身につけていた。
ちなみに、元受刑者だからといって弁護士になれないということはない。
ただ残念なのは、その受刑者は無期懲役であること。最低でも30年は出られない。
<出所日計算係>
雑居房と呼ばれる、最大8人の相部屋にはいろんな受刑者がいる。その中でも、どの部屋にも必ずいるのが「おしゃべり好きなおせっかいな受刑者」。この類の人間は、刑務所側がわざと配置しているのかと思うほどに必ずいる。
そして、新入受刑者が来た時に始めにするおせっかいが、「(他人の)出所日の計算」である。
まず「どこから来たの?」「何したの?」などの刑務所ならではの世間話から始まり、話のネタが尽きてきたころに彼はこう言うのだ。「出所日計算してあげようか?」と。
聞いてはいるがすでに紙と鉛筆が用意されていて、返事なんて聞いてない。勝手に計算は始まる。
満期というのは裁判で決定された刑期のことであるが、実際に出所する日はまた別である。問題の多い受刑者は満期となるが、問題のない(反省の度合いも含まれる)模範囚であれば「仮釈放」という制度によって満期よりも早く出所することができるのだ。
頼んでもいないのに無理やりそれを計算してくれようというのである。
(ちなみに暴力団関係者には仮釈放はまず適用されない。反社会的な組織に属している人間を早く一般社会に出す理由がない。)
おしゃべりおせっかい受刑者・浜崎さん(仮名)が計算してくれた。
おせっかいではあるが、刑務所というどんよりと閉鎖された世界ではこういう根拠なく居直っていて明るい人の存在は貴重なものである。
<ピンク受刑者>
受刑者の間で「ピンク」と(陰で)呼ばれる受刑者がいる。ピンクといってもピンク色の囚人服を着ているわけではなく、「性犯罪者」のことである。
最近言わなくなったが、昔は風俗店のことをピンクサロンと呼んだり、ポルノ映画のことをピンク映画と呼んだりしていたことから来ていると思う。
性犯罪者はイジメの対象となるという話もあるが、これも昔の話。一般社会と同じく刑務所であってもイジメがあれば大きな問題となる。
しかし、性犯罪者は受刑者の中でも底辺と見られて蔑まれることは確かである。特に小児性愛者は最悪である。誰も話しかけようともしない。これが酷い場合は、協調性が保てないという理由から隔離されることもある。
個人的には性犯罪は殺人と同じと思っている。つまらない欲望のために一人の人間の人生を大きく狂わせるのだから同じである。
そして、この性犯罪者の特徴は、確実に1件ではなく数件、人によっては数十件繰り返していること。そして、ほぼ間違いなく「治療」することができないということである。まず一生治ることはない。
性犯罪者に関しては刑務所に入れる前に虚勢したほうがいいと思う。そして終身刑を導入すること。
(表向きは「もうしません」な態度でも)性犯罪者のほとんどが「出ても絶対やる」と断言している、非常にタチの悪い犯罪である。そして表に出ないことも多く、潜在的なものを含めるとかなりの被害があるだろう。
そういう理由もあって、性犯罪者の刑務所生活は他の受刑者よりもさらに過酷なものになる。
「じゃぁ罪名を隠しておけばいいじゃない」と思う人もいるかもしれない。しかし、これが刑務所のコワいところで、どこからともなくピンク情報は入ってくるのである。隠してもいずれバレてしまうのだ。
強盗などと適当にごまかしていた場合に、後から性犯罪者ということが発覚すれば状況は最悪となる。ピンクかどうかは聞いた時の態度でだいたいわかるけどね。
刑務所は閉鎖された世界ではあるが、内部の情報に限っては隠すことのできないものになっている。
理由はわからないが、どこからか誰からか情報がもたらされることになる。不思議だ。
刑務所のイベント
刑務所は名目上「更生」の場であるから、自由を奪って更生を促すにあたって精神面のケアも重要視されている。
その一環として受刑者のためのイベントもいくつかある。
<受刑者のアイドル>
男しかいない刑務所でアイドルと聞くと、美少年を想像するかもしれないがそうではない。「慰問」という言葉を聞いたことがないだろうか。これは受刑者のために外部から人を招いて行われるもので、演歌歌手や芸人などが呼ばれたりする。
その中でも有名なのが「Paix2」という女性二人組のユニットで、受刑者の間では知らない者はいない「受刑者のアイドル」である。
どう読むのか難しいが、これは「ぺぺ」と読み、フランス語で「平和」を意味する言葉である。
メンバーは「Manami(北尾真奈美)」と「Megumi(井勝めぐみ)」。メジャーデビューしているが、主な活動が刑務所の慰問という異色の二人である。また、この活動の功績が称えられて法務大臣から表彰を受けた経歴をもつ。
ネット上で画像や曲を見つけることができるが、個人的な感想は「見た目は普通以下」「歌は普通未満」の印象である。それほど魅力は感じない。
身も蓋もないことを言ってしまえば、受刑者相手だからウケているんだろうと思う。
1年365日、人によっては10年以上女性の姿を実際に目にすることはない。そんな状況にあれば目の前にいる女性は輝いて見えることだろう。
これは憶測ではあるがハッキリ言うと、女性だからウケているのであって、外見や曲・歌唱力とかではない。仮に歌唱力抜群の男性二人組が慰問していたとしてもこうはならないだろう。
和食と離れて海外で長年暮らしていた場合、たとえコンビニ弁当であっても日本のものであれば非常においしく感じることに近い現象である。
何はともあれ、「Paix2」は受刑者のアイドルである。興味のある人は曲を聞いてみて欲しい。
ともいき…未来へ / Paix2(ぺぺ)
Paix2(ペペ) 受刑者のアイドル 網走刑務所
<刑務所最大のイベント・運動会>
刑務所では、体育会ではなく「運動会」である。この運動会が刑務所の1年の間で最も盛り上がるイベントである。
運動会といっても人との接触がある競技はなく、基本的に「走ること」がメインである。工場対抗で行われ、100メートル走やリレーなどで競われる。
各工場の代表が一番盛り上がるのではあるが、出たくもないという受刑者にとっても一大イベントなのである。
それはなぜかというと、コーラとハンバーガーがもらえるからである。これも1年に一度のことで、この日以外に市販の炭酸飲料やハンバーガーを口にすることはできない。
炭酸に対する免疫力が低下しているので、みんなが涙目でコーラとハンバーガーの味をかみしめることになる。いい大人が集まって異様な光景だね。
運動会そのものも異様に盛り上がる。工場にはそれぞれに担当刑務官がいるが、例えるならば工場は「クラス」であり、刑務官は「担任の先生」である。
刑務官の世界にもいろいろな人間関係が渦巻いているようで、運動会で勝てば一年間胸を張って仕事ができるし、負ければ刑務官としての質が問われているような気持ちになるものらしい。そのために受刑者だけでなく刑務官も必死になるのである。
自分の出る競技がなく観戦している最中、普段は大人しい受刑者の安田さん(仮名)が話しかけてきた。
こんな感じで、普段はおとなしい人でもこの日はハイテンションなのである。
<命の願箋(がんせん)>
ほんの一部ではあるが、受刑者も外の世界の物品を購入することができる。しかし、一般社会のようにお店に行って自由に選べるわけではない。受刑者と呼ばれる間は、「お金」というものを見ることがないのだ。
持っている現金と作業報奨金は刑務所で管理されており、言ってみれば「刑務所銀行」に預金しているお金を「口座振替」して購入することになる。
購入できるものはシャンプー・石鹸・歯磨き粉・下着などの日用品と文具、そして衣類や本・雑誌・新聞などである。
金額ははっきりいって高い。コンビニの値段の感覚に近い。例えば石鹸の場合であれば一番安いもので150円前後である。
それぞれリストの中から商品を選ぶことになるのだが、そこで登場するのが「願箋」と呼ばれるものである。これは購入申請書のようなもので、これを提出して発注して商品が届くのを待つのだが、だいたい2~3週間ほどかかる。
購入品で一番人気なのが本・雑誌の類である。しかし、2~3週間後に届くために、その時点で最新の本や雑誌を注文したとしても最新ではなくなっているという悲しい結果になる。
それは仕方ないとしても、記入ミスで願箋が戻ってきたり、同じ雑誌を2冊買ってしまった時の悲しさは計り知れないものがある。返品は基本的に無理。
そうはいっても外の世界のモノと接することができる数少ない方法なので、週に一度の願箋を楽しみにしている受刑者も多いのである。
<地獄の沙汰も金次第>
前の項目で物品購入について触れたが、当然のことながらお金がなければ外のモノを買うことはできない。
刑務所の受刑者は、何の財産もなく無一文であっても、着るものを持っていなくても生活できる。しかし、それは刑務所の中でも最低限の生活ができるということであって、個人的に環境を充実させることはできない。「地獄の沙汰も金次第」なのである。
作業報奨金があるんじゃないの?と考えてしまうが、作業報奨金といってもまさにスズメの涙なのである。時給に換算すると約「2円50銭」からスタートする。刑務所の世界では、現代の日本では使われていない単位が当たり前に使われている。作業報奨金というものは徐々に上がっていくものではあるが、最も高いポジションでも1カ月2000円~3000円程度である。これでは1カ月に本を3~5冊買えばなくなってしまう。
「官物(かんぶつ)」と呼ばれる、最低限の生活に必要な日用品と衣類は支給される。しかし、それ以外に好きな本ぐらいは欲しくなるものだろう。といって全部そんなことに使っていれば出所してすぐにまた戻ってくる可能性は高い。
元々お金がない受刑者や、差し入れしてくれる人がいない受刑者は非常にさみしい受刑生活となる。これは外も中も関係ない。どこでも同じである。
ひたすら我慢するか、お金持ち受刑者に寄生するか。世渡り上手になれればいいのかもしれない。
最後に…
3回に渡ってお送りしてきた刑務所シリーズ。楽しんでいただけただろうか。もう一度言っておくが、あなたもいつか入ることになるかもしれない。もしかしたら在宅で判決を待っている人もいるかもしれない。いずれにしても、紹介してきた話は知っておいて損はないので是非活用(?)してもらいたい。
自分ではなくても、家族や友人・恋人などが塀の中に吸い込まれそうな人もいるかもしれないから、そんな人にはこの記事を教えてあげて欲しい。
また、初めてのことで心配という人、すでに受刑者となった人との接し方がわからない、恋人がパクられた。という人もいるかもしれない。
そんな方の参考なれば、これ以上に嬉しい事はない。
もう一度読み直したいという方は以下から読み直してみてもらいたい。また新しい発見があるかもしれない。
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非常に面白かったです~(“⌒∇⌒”)♪
刑務所生活の様子や実態が…事細かに書かれているサイトを、未だかつて見た事がありませんw(゜o゜)w
ナックルズ系のルポ漫画みたいなのが大好きなので、是非また見たいと思います。
どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m
ども~。つぶおです。
あなたが初コメントの記念すべき人です。ありがとうございます。
今後も機会があればマニアックな、アンダーグラウンドな、知らなくていいけど知りたいネタなんかも書けたらいいなと思っています。
こちらこそよろしくお願いします!(-ω-)/
なんか、すごく助かりました^_^;
面白おかしく書いてあるのがいいですね。
大事な人が7月からおつとめしてます。
交通違反で1年ぐらいだとのこと。
今は、3日に1回ぐらいの絵葉書と
週1ぐらいの雑誌の差し入れしてます。
そこで質問です。
私は内縁の妻でもないのですが、面会するために何か方法はありますか?
教えていただけるとありがたいですm(._.)m
ども~。つぶおです。コメントありがとうございます。
交通事案で服役していらっしゃるんですね。
質問にお答えします。
結論から言うと、内縁の妻ではなくても面会することは可能です。
その方法は、服役中の人に「親戚」として登録してもらうことです。
これは中にいる人からしか手続きができないのですが、現時点で絵葉書と差し入れをされているとのことですから、問題なく申請は通ると思います。
しかし、刑務所によってまちまちなのが現状なので、確実とはいえません。
手紙の内容から親戚と思われないかもしれませんが、やってみる価値はあると思います。
また、刑務所によっては友人でも面会可能な所もあります。
とはいうものの、面会までの手続きが面倒で、身分証の提示から面会まで時間を要することもあります。
面会を断られることもあるかもしれません。
「せっかく来たのに…」という気持ちはあるにせよ、刑務所は矯正施設であり、刑務官は法務省の公務員なので「決まりだからダメ!!」なんですね。
臨機応変なんてないんです(;´∀`)まったく…ねぇ。
まずは葉書で、「面会に行きたい」という意思を伝えて、中の状況を探ってみてはどうでしょうか?
一緒に入っている世話好きな人や刑務官が(あなたの大事な人に)いろいろと伝授してくれるはずです(*´з`)
たとえ面会が叶わないとしても、「面会に来たがっている人がいる」という事実は、受刑者にとってプラス要素にもなりますよ。
ちなみに、初犯で刑期1年の交通事案であれば、仮出所4分の1は確実なので、7,8カ月務めれば出所できるはずです。
7,8カ月というとあっという間のことですが、中の人は数倍長く感じるものです。しっかりと支えてあげてください(‘ω’)ノ
つぶおさん、ありがとうございますm(._.)m
丁寧な回答と、優しいお気持ちに感謝します^_^
今までのハガキと手紙の内容で親戚じゃないことはとっくに知られてるでしょうが、やれるだけのことやってみます。
つぶおさんのブログは、プフッと笑えるところがあって気持ちが救われました。
ありがとうございました^_^
つぶおさん
とても面白かったです。
わたし自身逮捕拘留され、保釈されて現在判決待ちです。
7ヶ月間拘留されていました。
留置場は優しかったです。
でも拘置所は、厳しいところですね。
全て、「決まりだから」、で終了ですものね。
医務もひどいものです。
ほんと、日本で一番偉いのは警察と刑務官って思ってしまいました。
また続編お願いしますね
書き忘れていました。
わたしは留置場でも拘置所でも最初から最後まで独房でした。
なので、人間関係の辛さは味わわずに済みました。
あと、留置場では暖房が効いていたのと、拘置所では良い季節にいたので、暑さ寒さの苦しみも味わわずに済みました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました
ども~。つぶおです。
コメントありがとうございます。
罪名はわかりませんが、判決待ちの状態は辛いものですね。
刑務所は意外と楽なとこですが、禁錮刑でもない限り雑居房に入れられるので、人間関係がめんどうですね。
敷居は高いですが、最もいいのが拘置所で務めることです。
とにかく時間はありあまっているので、自分の過去や現在・未来についてゆっくりと考えてみたりするのもいいものです。
あと、せっかく保釈されているのであれば、いろいろと将来のためになる本を持っていくといいですね。
いずれにしても、早く行って早く帰ってくることが一番ですよ。
無駄に上訴とかすると必ず後悔します。
どう転んでもなるようにしかなりませんからね(*´▽`*)頑張って!!
つぶおさん、ありがとうございます。
本当に、そうですよね、早く行って早く帰ってくることが一番だと思います!
一日も早い社会復帰!
わたしの場合、執行猶予だろうと言われていますが、今後数年間(いえ、一生)、とにかく気をつけて生きていきたいと思っています。
無駄に上訴した場合、拘置所にいる期間が長くなり、その分(7割くらい)未決拘留で差し引いて貰えるのでしょうか?
やはり上訴したりすると、刑務所での仮釈放にも影響してくるのでしょうか?
上訴して地裁や高裁の判決が覆ったり減刑になったりする場合は、それまでの裁判で存在しなかった、被告を有利にする決定的な証拠が出ることが条件です。
ですので、何も状況を変えられないまま上訴したところで棄却されることは確実です。場合によっては(検事控訴などですね)刑期が上乗せされることも十分にあり得ます。
有名な話ですが、日本の刑事裁判の有罪確定率は99%以上です。これは、検事側は勝てない勝負はしないということの証明とも言えます。
検察は国の機関ですから、基本的に負けることは許されないのです。
裁判員制度の導入から状況は変わりつつありますが、裁判というものは出来レースです。「被告が負ける」という結果ありきの茶番がほとんどです。
上訴するにはそれなりの大きな変化や理由がある場合に限ったほうが賢明です。
この辺は担当の弁護士さんとよく話し合ってください。
未決拘留についてですが、これもおかしなもので、人によって差し引く期間がバラバラです。
基本的には5割前後と思っておいたほうがいいでしょう。
でも考えてみてください。もし実刑(懲役)となった場合、差し引かれない分は無駄な時間を過ごしたことになります。
例えば10カ月なら5カ月。
そんな「無駄な時間を過ごすくらいなら早く行って早く出る。」これが大切だと思います。
最後に、上訴についてですが、上訴が仮釈放に影響するというのは完全なデマです。
まったく影響はありません。
罪状や刑期についてわからないのではっきりは言えませんが、5年以下の懲役であれば1/4と考えていて間違いありません。
ぽん子さんは、お名前からみると女性のようですが、もし女子刑務所に服役するのであれば1/3も考えられます。
その理由は統計上、女性の再犯率は低く、男性よりも仮釈放が多くもらえる傾向にあるからです。
また、いわゆる「民間刑務所」である、○○社会復帰促進センターに移送された場合も同様です。
とはいうものの、ああいった世界でぬか喜びほどダメージの大きいものはないので、希望を失ってはいけませんが、あまり楽観的に考えないようにしたほうがいいと思います。
なにはともあれ、執行猶予であれば実質上の無罪(もちろん再犯しなければですが…)ですから、そうなればいいですね。
拘置所を経験したことで刑務所のコワさもなんとなくわかったでしょうから、ぽん子さんは大丈夫でしょう(^_-)-☆
つぶおさん、ありがとうございます。判決は来月半ばにありますので、結果お教え致しますね。
ニュースで少しするかもです。汗
ところで、社会復帰についてですが、八月に法律が変わって、来年度から服役経験者を雇うと企業に助成金が出るそうです。
しかしながら隠せるものなら隠したほうが良いのか?しかしわたしの場合、名前で顔やニュースが出てくる始末、、
改名も考えつつ、毎日過ごしておりますが、、
前科者には社会はやはり厳しいのかな。。
またコメントさせて頂きます。
ども~。つぶおです。
ぽん子さんこんばんは。
11月半ばに判決が出るんですね。今は落ち着かない気分だろうと思います。辛いですよね…
社会復帰についてですが、前科はできるだけ、いや、「絶対に隠したほうがいい」と思います。
刑務所内で外部の就職支援の人と接する機会があるかと思いますが、その人たちは口をそろえてこう言います。
「正直に話してどうどうと働いたほうがいい」と。
しかし、これはしょせん他人事だからそう言えるのです。現実はそう甘いものではありません。
自分が雇う側に立って考えればわかりますが、助成金が出るとはいっても前科・前歴がある人を雇うことに抵抗がないという人は少ないでしょう。
新聞やニュースなどマスコミに顔や氏名が公表されている場合は特に厳しいかと思います。
業種によりますが、検索エンジンやデータベースに照会する企業も多いと思いますので、そこでヒットすれば就職の可能性はかなり低くなります。
改名は一つの手ですし、事情を話せば役所も改名の許可を出すのではないでしょうか。
ともあれ、まずは判決を待ってからですね。
地裁の段階であれば即収監ということもないでしょうから少し考える時間もあるかと思います。
またメッセージくださいね。
つぶさん初めまして!
とても楽しく読ませて頂きました。
質問なのですが、
おつとめ中の有名人に
面会に行く事は可能でしょうか?
大物ではないですが、
最近判決がおりた方です。
また、差し入れはどのようにすればいいのでしょうか?
ども~。つぶおです。コメントありがとうございます。
有名人というのはどういった種類の有名人でしょうか?例えば「芸能人」などであれば面会は難しくないでしょう。
ただし親族や、外で務めていた(ちゃんとした会社の)職場の経営者や上司など、面会できる範囲は限られます。
これは、刑務所によって基準が変わるので確認が必要です。
面会の許可が出るおおまかな基準としては「受刑者の更生に有益となる人」なので、それを考えてみたらなんとなくわかると思います。
それと、大きな犯罪を犯したり、ひんぱんに事件を起こしているような犯罪界での「有名人」の場合。親兄弟以外の面会はできないと思っておいていいです。
この類の人は他の犯罪に関わっている可能性もあり、中から犯罪を主導する可能性もありますからね。
差し入れについてですが、これは比較的緩いので、受刑者が手紙の受信登録などをしている人であれば問題なくできます。
しかし、ものによっては本人に届かずに刑務所預かり(釈放時に本人に渡されます)となるものもありますので、そのあたりも確認が必要です。
これも刑務所によって基準が違うので注意してください。
つぶおさん
面会は無理っぽいので
差し入れをしたいと思います。
お返事ありがとうございました!
つぶおさん初めまして!
読ませて頂きました(^ ^)
初めて知ることばかりで
とても為になりました!
そこで質問なんですけど
あたしの彼氏も今捕まっています。
あたしはあんまり詳しい事は分からないけど
その方は15年ほど前までは暴力団で
今は自営業をされてるんですけど
今も闇金はされてたみたいで
今どこの刑務所にいるのかも分かりません。
どこに居るのか調べることはできるんですか?
あと、どれくらいで出所できるか分かりますか?