W杯準々決勝 アルゼンチンvsベルギー アルゼンチンが虎の子の1点を守り1-0で勝利。ベルギー攻撃陣の始動が遅すぎた…

W杯準々決勝 アルゼンチンvsベルギー アルゼンチンが虎の子の1点を守り1-0で勝利。ベルギー攻撃陣の始動が遅すぎた…

アルゼンチン 1 - 0 ベルギー

ゴール

前半08分 ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン)

イエローカード

エデン・アザール(ベルギー)

トビー・アルデルワイレルト(ベルギー)

ルーカス・ビリア(アルゼンチン)

とにかく動かなかったベルギー

どういう作戦できているのかはわからなかったけど、前半を通じてベルギー守備陣の消極的な姿勢が目立った。

ゾーン気味に守っているのはいいが、アルゼンチンに何のプレッシャーも与えていない。

メッシがいて、そこを起点として攻撃するのは分かりきったことだったのに、メッシにボールを簡単につながせすぎ。

今大会初ゴールを挙げたイグアイン。これをきっかけに爆発してもらいたい。

メッシに自由に動かせすぎ。

これじゃぁベルギーに勝ちはないなと思っていた前半8分、メッシが中盤、テクニック全開のボールキープからディ・マリアにつなぐ。

ディ・マリアが上げそこないの中途半端なクロスをゴール前に。それがうまいこと相手DFに当たってイグアインにナイスアシスト。

そんなチャンスをイグアインが逃すはずもなく豪快にゴール!

当然の流れからのアルゼンチン先制。

守備の足が動かないベルギーに対してこの試合、アルゼンチンのディフェンスは素晴らしいものがあった。

隙間がないように感じられるポジショニングから的確なプレス。

ベルギーにまったく隙を見せず、シュートどころかパスすら許さない状況だった。

前半28分、超ロングの素晴らしいスルーパスが前線のディ・マリアに通り、DFと1-1に。しかし、これを決められない。

これは決めないといけない状況だった(が、これを防いだDF/コンパニを褒めるべきかもしれない)。

その直後足を痛めたディ・マリア。前半33分、負傷交代となる。

アルゼンチンが完全に試合を支配したまま前半を折り返す。

後半のメンバー交代から別人のようになったベルギー

最後まで前半のままだったら見る価値のない試合だったが、後半は違った。

きっかけとなったのは後半14~15分。ベルギーは、オリギ→ルカク。ミララス→メルテンスと2名のメンバー交代。
実はこれがベルギー代表、反撃のノロシだった。

コンパニだけは試合を通してきっちり動いていた。
ラインを全体的に上げて攻撃にシフトし、前半あんなに動かなかった選手たちが怒涛のプレスから激しい攻めを見せはじめる。
メンバー交代したら行け!と言われていたのか!?前半とは別チームのような動き。
アルゼンチンゴールを何度も脅かし、ディフェンスも冴えまくっていた。
前線を上げれば普通は多くのリスクを伴うものだが、攻撃しながらも疲れ知らずのプレスで押しまくり、アルゼンチンに仕事をさせない。前半とは真逆の展開。

何度か危ない場面もあったが、なんとかしのいで攻め続けるベルギー。
しかし遅かった。後半の30分間ではアルゼンチンの壁を破ることはできず、1点差のまま試合終了。
アルゼンチンが24年ぶりのベスト4進出を決めた。

最高の状態でサッカーを見たい!

準決勝になんとか戻ってほしいディ・マリア。
ネイマール骨折の悲報が流れる中、この試合でもアルゼンチンの要であるディ・マリアが負傷交代(接触による負傷ではない)。
これまでの疲労やストレスもあるだろうが、各代表が万全の状態で試合をしないとおもしろくない。
プレイ中のこととは分かっていても悪質なファールは気分も悪いしね。
なんとか勝った印象のアルゼンチン。ディ・マリアが戻ればいいが、いなければメッシへの負担が倍増する。
次の試合はベストの状態で戦ってほしいところである。

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