どうしよう!入学祝いを渡し忘れた…その対処法は?
新入学や進級、引越し・転勤など、春先は公私にわたって忙しい季節です。
バタバタしてるうちに、ふと気がつけば、親戚の子どもが新入学を迎えていた。
なんてこと、ありがちですね。
入学祝いを渡し忘れた、または渡しそびれたら、どうすればよいか。
そんな時の対処の仕方を、ご案内します。
目次
入学祝いのマナーとは
そもそも、入学祝いは、いつ・誰に贈ればいいのか。
入学祝いを贈る場合の基本的なマナーをご紹介しましょう。
入学祝いを贈る相手とは?
基本的には、孫や甥・姪などの親族へ贈るケースが多いでしょう。
親族以外でも、昔から近所でとても親しくしている方や、会社の上司・同僚などが考えられます。
また、すでにわが子が入学祝いをいただいている場合は、差し上げるべきですね。
頂き物をしたことを、メモ書き程度に控えておくと、こんな時に役立ちます。
ただし、あまり親しくお付き合いしていない方へ贈ることはありません。
先方に、必要以上の気を遣わせることにつながります。
いずれにせよ、普段のお付き合いの深さを考えて、贈るとよいですね。
入学祝いを贈る時期は?
入園・入学が決まり、喜びが最高潮の時、速やかに贈るとよいですね。
卒園式や卒業式の後ではなく、遅くとも入学式の1週間前までを目安として、3月中旬~下旬ごろがグッドタイミング。
入学シーズンは、制服を誂(あつら)えたり、机・カバン・文房具などを買い揃えるため、なにかと物入り。
早めに贈れば、贈られた方もきっと助かるはずです。
あらかじめお祝いを相手と相談して決めている場合は、入学式当日や入学後でも大丈夫です。
お祝いを贈るタイミングを逸した時は?
ぜひとも贈るべき方なのに、ついつい忘れてしまうこともあるでしょう。
そんな時には、それなりの対処法があるので、ご安心ください!
気づいたら、すぐに渡すこと!
渡し忘れたことを思い出した時、まさにその時がチャンス。
入学式が済んだ後からゴールデンウイークくらいまでは、問題ありません。
親しい方なら、「春先、忙しくて渡すのが遅れてごめんなさい!」「うっかり忘れてしまって…」など、渡し忘れた理由を率直に言えば大丈夫。
ただし、改まった相手の場合は、遅くなった理由を述べた詫び状を添えるのが、よいでしょう。
しばらく経ってから思い出した時は?
お子さまの「お誕生日」や「暑中見舞い」などの季節のごあいさつを兼ねてお渡ししてはいかがでしょう。
学校での活動、たとえば部活で大会に出場した、習い事で入賞した時などに贈るのも、よいタイミングです。
あるいは、ユーモアがわかる相手には、「あの時はごめんね!」とメッセージを添え、サプライズ・ギフトとして贈るのも一興です。
別の機会を利用する手も!
たとえば、中学の入学祝いを忘れたら、高校入学でプラスアルファして贈ることもいいでしょう。
参考:「入学祝いの相場」と「贈るもの」
入学祝いの相場
金融機関の調査*によると、「入学祝い」一人当たりの予算額は平均約2万5千円です。
具体的には
- 小学校(幼稚園等含む)入学:20,160 円
- 中学校入学:18,685 円
- 高校(高等専門学校 等含む)入学:24,381 円
- 大学(大学院、専門学校等含む)入学:45,738 円
*出典:2010年 住信 SBI ネット銀行『入学祝いに関する意識調査」より
入学祝いで贈るもの
前述の調査によると、親戚のお子さまには「現金」を上げる方が約72%です。
入学に際して、どんなものが必要かわからないので、現金を贈るのが無難なようです。
おわりに
大事なことでも、ついうっかり忘れてしまうことは、誰にもあること。
大切なのは、ミスをいかにカバーし、相手に不快な思いをさせないことです。
とはいえ、必要以上にオーバーに考えず、「ごめんなさい!つい忘れちゃった」などと本音で言えば、こちらの気持ちも伝わるはず。
相手が、こちらの「ついうっかり」で、逆に気を回しても困ります。
なにより大切なのは、相手のお子さまの成長をみんなで喜び、将来をしっかり見守ってあげることです。