小学校高学年向け!夏休みの簡単楽しい自由研究ネタ5選!
夏休みの自由研究、終わったかな?あせらなくたって、時間がなくたって、だいじょうぶ。チョー簡単にできる、楽しいテーマを5つご紹介しましょう。
目次
1 話を聴くだけ!「昔話・方言の研究」
はじめに
おじいちゃんやおばあちゃんの家へ遊びに行き、いろんな話を聴くだけで、できる自由研究があるんだよ。
調べかた
●おじいちゃん・おばあちゃんが君の年齢の頃の話を聴きます。
●記憶に残っている出来事や事件を聴きます。
●夏休みは、どんな遊びをしていたのか?
●昔の写真があれば、近くのコンビニなどでコピーをとります。
●君の住んでいる地域と言葉づかいが違うと感じたら、メモしておきます。
まとめかた
1 おじいちゃん・おばあちゃんが過ごした時代を、B紙のような大きな紙で年表にします。
2 年代と年齢ごとに、「社会的な事件」「その頃に興味があったこと」「よく遊んだこと」などを、写真とともに書き込んでいきます。
3 同時に、君の感想も書くと良いでしょう。
4 年表とは別に、おじいちゃん・おばあちゃんの地方の言葉(方言)と、君の住んでいる地域との言葉の違いを表にすると、研究に広がりが出てきます。
おかあさんへ
実家へ里帰りする機会に、自由研究が済ませられます。さらに、おじいちゃん・おばあちゃんと孫のコミュニケーションもできて、まさに一石三鳥。
2 砂浜を散歩するだけ!「海の環境を考える研究」
はじめに
夏休みは、海水浴へ行くことも多いはず。そこで、砂浜を両親や兄弟と一緒に散歩しながらできる自由研究です。砂浜には、自然のもの、人工のもの、ゴミなど、いろいろなものが落ちています。どこから流れてきたものか、なぜ落ちているのかなど、両親にも相談しながら調べます。
準備するもの
筆記用具・砂浜で拾ったものを入れる大き目の袋・カメラ
調べかた
●貝がらや海草、流木など自然のもの、空き缶やペットボトルなどのゴミや海から流れ着いたものなどを、項目別に特徴などをメモします。
●代表的なものを写真に撮ります。
まとめかた
1 自然のもの・人工のもの・ゴミ・その他の漂着物など、項目別の表をつくり、写真もはります。
2 自然のもの以外は、なぜ砂浜に落ちていたかを考え、書き込みます。
3 外国から流れ着いたものは、どこの国のものかを両親に相談し、書き込みます。
おかあさんへ
海岸に落ちているものを調べるだけで、海流、環境問題、国際問題などを考えるきっかけをつかむことができます。
3 家族とドライブするだけ!「水道の水源を知る研究」
はじめに
飲んだり、風呂に入るとき使う水って、どこから来ているか興味ありませんか?この夏、家族の人と一緒にドライブを兼ね、水道の“はじまり”=水源を見つけに出かけてみませんか!
調べかた
●君が住んでいる地域の地図を用意します。
●市町村役場の水道局へ行き、自由研究の目的を伝えます。
●水道の水源地へ行くための手続き、行きかたなどを聞きます。
●家族とドライブし、水源を見つけに行きます。
●水源が見つかったら写真を撮り、水源のまわりの状況を観察、記録します。
まとめかた
1 地図を大きく(拡大)コピーして、水源から君の家まで来ている“水の道”をマーカーなどで、しるします。
2 水源とまわりのようすを撮った写真をはりつけます。
3 水源のまわりの自然のようすや、君の感想を書きます。
おかあさんへ
家族とドライブしながら自由研究ができるので、子どもも楽しく取り組めます。水源の自然のすばらしさ、水の大切さを考えるきっかけになります。
4 ポスターを描くだけ!「お祭りのポスターをつくる」
はじめに
夏休みには、地域で「夏祭りのポスター」を募集することがあります。絵が得意じゃない人へは、ヒントを教えましょう。自由研究をしながら、賞をいただけるかもしれませんよ!
ポスターのつくりかた
1 はじめに、夏祭りの歴史や特徴を調べます。
2 祭りを記録した写真を役所などで見せてもらい、目的を伝えて借りるか、コピーを取らせてもらいます。
3 調べたものから、君が興味をもったテーマを選びます。
(例)祭りに出る「おみこし」「屋台」など
4 全体の構成を考えながら、スケッチブックに下書きを描きます。
[ポイント1]
「おみこし」がテーマならば、「おみこし」を下から見上げた構図にして、実際よりも大きめに表現すると、祭りの迫力が出せます。
[ポイント2]まわりの人たちの驚きや喜びの表情も入れれば、祭りの楽しさが、いっそう伝わります。
5 色鉛筆や水彩、サインペンなどで、仕上げていきます。
おかあさんへ
ポスターをつくることも大切ですが、お祭りの特色を調べることで、地域の歴史や産業、人々の暮らしなどにも興味をもたせることができます。
5 服や電気製品を調べるだけ「ものが作られた国の研究」
はじめに
君が今、来ている服、どこでつくられた知っていますか?日本じゃないことが多いんだよ。他に、電化製品などが作られた国を調べてみよう!
調べ方
●服の内側についている布(タグ)や電化製品などに、原産国・made in ◼︎◼︎・◼︎◼︎製などと、作られた場所などが書かれているので、メモしていきます。
●英語など外国語で書かれたものは、両親に聞いてみましょう。
まとめかた
1 服などの衣料品・電化製品・食品など種類別に表を作ります。
2 種類別の表に、Tシャツ・帽子・ズボンなどの製品と作られた国を書いていきます。
3 どの国では、どのようなものが多く作られているか、棒グラフなどでわかりやすく表現します。(例)Tシャツは中国製が多い
4 日本で作られたものが少ないことに気づくと思います。先生や両親とも相談しながら、なぜ日本製品が少ないかを考えてみます。また、日本製品の特徴(価格など)も書いていきます。
5 ベトナムやバングラディシュなど、聞きなれない国も出てきますので、地図で場所や特徴を調べます。
おかあさんへ
服などは、ほとんどが中国製です。近頃は、ベトナムなど他の新興国も増えています。外国製品が多い理由や、日本製品が少なくなった背景など、ネットも活用しながら、サポートしてあげてください。
結び
家族とドライブしたり、実家へ遊びに行った時でも、自由研究をすることができます。また、自分の住んでいる町や暮らしの中にも、テーマはいっぱい。テーマ選びに悩んだら、まわりを見わたしてみましょう。