すのこベッドの評判や口コミまとめ!メリット・デメリットについて解説
「すのこ」とはカビを防止するために押し入れなどに敷いておく組み板のことです。
荷物などの下に風が通るようにすることで湿気を防いでいます。
これをベッドに応用したものがすのこベッドなるもので、年々改良された品が出ているそうです。
私自身が床に布団を敷いて寝てきた人間なので、この通気性の大切さはよくわかります。
でも、すのこベッドと言われても普通のベッドとどう違うのか具体的にはよく分かりませんよね。
今回は布団の湿気やカビっぽさが気になっている方の解決策のひとつになるよう紹介してみます。
ちなみに、すのこベッドでも割りと良い物を購入しようと思ったらいいお値段になります。下のサイトにはおしゃれで高級感あふれるすのこベッドが販売されていますよ。安物じゃなくて本物がいい!という方は是非チェックしてみてくださいね。
ベッドをすのこにするメリット
すのこベッドはカビ予防になる
すのこの特性はなんといっても通気性です。
昨今の日本はフローリングの床が増え、そこに布団を敷きます。
そして夏には梅雨があり、冬は結露します。そのうえそこで寝るのですから当然寝汗もかきますよね。
敷布団と床の間に湿気がこもりがちになり、こまめに布団を上げないと恐ろしいカビが生えてしまいます。
すのこベッドと言っても形はさまざまで、その名の通りのベッド型、敷布団のように扱えるマット型があり、マット型にも巻いて収納出来る型と、折りたたんで布団が干せる型とあります。
ベッドタイプは普通のベッドよりも通気性が良くなる程度なので、今のベッドで問題ないという人は恐らく縁が無い商品でしょう。
新しくベッドを買うと言う人はベッドを置く部屋の日当たりが悪かったり、風通しが悪かったりする場合は検討してみて下さい。
オススメはマットタイプ
ただ、布団を床に敷いて寝ている人。布団がすぐにカビてしまう、冬は床冷えがする、だけどベッドなんて置くスペースはない、引っ越しが多いからベッドはちょっと…という悩みのある人には特にマット型のものをおすすめします。下に少し空間が出来るだけで改善されるそうですよ。
気になる人はさらに除湿シートも敷いているそうです。
ただそれに頼り過ぎて全く布団を干さないと、カビにくいとは言えやはりいつかはカビてしまいますが…。
余談ですが最近ではベッド型でも折りたためるもの、上半身が電動で起き上がるものも出てきていますし、マット型でワンタッチで布団が干せる画期的なものまで発売されました。
すのこと言えども進化しているんだなあと感心しました。
すのこベッドのデメリット
桐は軽いが変色しやすい
参考リンク:http://sunokobed7.seesaa.net/article/309702909.html
材質は桐が最も多いです。軽くて吸湿性・耐久性に優れています。
また、ヒノキもありますがこちらの方が重たくなります。ヒノキを選ぶ理由は香りが良いからです。
桐は材質として多く利用されていますが、変色しやすいという特性を持っています。
カビと思われる方が多いのですが酸素に長く触れていると桐の中の成分・タンニンと反応し、赤紫色のシミのようなものが出てきます。
製造工程で水に漬けてタンニンを抜く作業もあるのですが、安価なものでは不十分なものもあります。逆に真っ白なものは漂泊してあるものです。(すのこベッドで漂泊してあるものは恐らくないでしょうが。)
この変色は落ち着くと黒っぽくなり見た目もましになるのですが見慣れていない人からすると最初は結構ショッキングだそうです。
カビと勘違いされる人が多いのですがカビではありませんし、特に害もありません。見た目の問題です。
ただ、もちろん本物のカビも生えますから、日頃から手入れをしたり除湿などに気を付けましょう。
すのこベッドはきしみもある
変色しやすいのは桐の特性でしたが、もうひとつすのこベッドで避けられないのが「きしむ」ことです。
これはある程度は値段と比例します。中にはネジを締めても揺れるなんて恐ろしいものも…。
ベッドタイプは写真を見ても分かりづらいのですがマットタイプのものは薄すぎたり、並べている板が少ないものは使っている最中に割れるなんてこともしばしばです。
マットタイプは1万円前後、フレーム単体のベッドで1~2万円ほどが相場のようですね。
マットタイプは6千円程でも質が良いものは確かにあるそうですが素人目には判断しがたいですよね。
マットタイプの方が圧倒的に割れやすい(ベッドは恐らく割れはしないでしょう)のでそちらを選ぶ際は厚みが重要です。巻いて保管するものは厚いと太巻きになってしまいますが…。桟を除いて4,5cmは厚い方です。
薄いものだと1cmちょっとのものもあります。
上で立ち上がるときしむ、割れそうで怖いなどの声を見かけますので3cmくらいはあった方が良いのかと個人的には思っています。お子様がいる家庭では上で飛び跳ねないように注意も必要ですね。
ベッドタイプでもきしみはありますのでマットレスが付いているものは厚手でボンネルコイルやポケットコイルなどの入った厚手のマットレスを選びましょう。少しはきしみが改善されます。
無機質な材質のすのこベッドもある
すのこベッドと言われると天然木を想像しがちですが軽量樹脂製のものや吸湿素材で出来たタイプも存在します。
木の温もりを求めている人には味気ない商品なのですが、木では太刀打ちできないほど軽いです。あと、万一カビが生えてもふき取れるという利点もあります。
すのこベッドのメリット・デメリットをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
需要は、置く場所がない・湿気が気になると言う人が圧倒的なように感じました。
日本人らしく床で寝たいと考えている人にはとても魅力的な商品だそうです。また畳やフローリングが傷つかないように保護テープの貼ってあるものは好感が持てるのだとか。
湿気に悩まされているのであれば、一度試してみても損はないように思います。