家庭訪問に伺う先生の玄関先でのマナー!お茶菓子はどうするべき?
新年度を迎えると、欠かせないのが『家庭訪問』です。今は色んな保護者がいますし、マナーにも気を使ってしまいますね。
特に玄関先でのマナーや、お茶菓子への対応にお困りの先生も多い事だと思います。
そこで今回は『先生方が家庭訪問に伺う際のマナー』について特集したいと思います。是非ご参考にして頂いて、滞りなく家庭訪問を終わらせて下さいね!
目次
家庭訪問でのマナー-玄関編
家庭訪問では、どのお家でも玄関からスタートします。初っ端から失敗しないように、まずは玄関先でのマナーからご紹介したいと思います。
自分から玄関内に入らない
家庭訪問に訪れると、まずはインターフォンを鳴らす事でしょう。そして扉が開くと、そのまま中へ入ってしまいがち。でも取りあえず、外に留まっておいて下さい。
最近は、色んな保護者がいます。促される前に玄関から中の敷地に入ってしまうと、ムッとする保護者もいるんです。悪い印象を持たれないために、誘導される前は外で対応する方が無難です。
玄関先訪問も主流に
玄関から中へ促されると、そのまま靴を脱いで部屋に上がりたくなりますね。ですが、それも留まりましょう。
実は今、玄関先訪問が主流となりつつあるんです。簡単に言えば、玄関で家庭訪問を済ませると言う事ですね。一昔前の先生や親御さんから言えば、全く考えられない事でしょう。でも、それが現実なんです。
今やネットで情報収集できる時代です。保護者は家庭訪問前に、ネットで情報収集しているケースも多いでしょう。玄関先訪問が主流でない地域でも、家庭訪問は玄関先でOKだと思っている保護者も多くなっています。
そんな保護者たちは、室内での家庭訪問を全く想定していません。先生を部屋に通すには、それなりの片付けや接待も必要です。玄関先訪問を想定している保護者は、その準備をしていません。準備をしていない以上、勝手に室内に上がるのは、保護者にとって迷惑な行為となります。
今は『玄関先訪問』も主流となりつつあります。それを念頭に入れておき、自分から靴を脱いで室内に上がらないよう注意しましょう。
室内に誘導されても一度は断る
玄関先訪問を想定していても、一度は室内に誘導する保護者もいます。ですが室内に誘導されても、いったんは断りましょう。それが、社交辞令である可能性もあるからです。
室内に立ち入る事を断って、しつこく促されるのであれば室内に立ち入ってOKです。ここは、そんなつもりはなかったと言わんばかりに、遠慮がちに靴を脱ぎましょう。「お邪魔させて頂きます」と大袈裟に言うと好印象ですね。社会人として、靴をキチンと揃えるのは言うまでもありません。
家庭訪問でのマナー-室内編
家庭訪問の場合、部屋に入ってからが本番です。次に、家庭訪問における室内でのマナーをご紹介したいと思います。
部屋中をキョロキョロ見回さない
これは、基本中の基本ですね。時間的に余裕のある保護者でなければ、家庭訪問のためにバタバタと間に合わせで部屋を片付けています。そんな保護者たちは、ボロが出ないかと内心ヒヤヒヤです。
先生方は、子供たちの生活環境を観察しているだけでしょう。ですが、保護者はそう思いません。家庭環境を観察するならば、さりげなく行うのがマナーです。
男性の先生は注意が必要
現代においても、家庭訪問ではお母さんが対応するのが一般的。その場合、男性の先生は注意が必要です。家庭訪問では、お母さんと室内で2人きりになるケースも多いでしょう。これを避けるために、玄関先訪問も増えているのでしょうね。
先生を単なる先生だとは見ずに、男性として意識するお母さんもいます。そんな時のお母さんは、もはや一人の女性です。先生の目線や言葉を、必要以上に意識しているんです。お母さんは自意識過剰になっていますので、あくまで「先生と保護者」と言う姿勢を貫くのが大事です。
後々余計なトラブルに見舞われないためにも、事務的な対応を心がけましょう。
お茶菓子に対する対応の仕方
家庭訪問で室内に通されると、必ず発生するのが『お茶菓子問題』です。次に、お茶菓子に対する対応の仕方についてご紹介したいと思います。
お茶菓子は全て同じ対応で
家庭訪問では、基本的にクラス全員の家庭を回る事になります。それぞれに家庭の事情も異なると思いますが、先生としては同じように対応するのがマナーです。
お茶菓子を食べないならば、どの家庭でも食べない。食べるならば、どの家庭に訪問しても食べる。このように、全て平等に対応して下さい。
先生も人間ですから、お腹がすいている時間もあると思います。あまりにも美味しそうなお茶菓子や、好物もある事でしょう。ですが、対応を分けるとトラブルに繋がります。お母さんたちは結構、家庭訪問の内容をお喋りのネタにしているんです。
「先生は、ケーキ全部召し上がったよ」「うちのお茶菓子は全く手付かずで…」など対応が異なると、嫉妬や恨みが発生します。食べるなら食べる、食べないなら食べない、全て同じ対応を心がけましょう。平等に接すれば、お茶菓子は食べても食べなくてもOKです。
食べる時は「いただきます。ご馳走様でした。」、食べない時は「申し訳ございませんが、家庭訪問では全てご遠慮させて頂いておりますので…」一言付け加えると良いですね!
中途半端に食べない
特にケーキなど生ものである場合、中途半端に食べると迷惑です。先生はマナーだと思って口を付けているのでしょうが、一口だけ手を付けられたケーキは捨てるしかありません。
ケーキなどの生ものは、食べるなら全部食べきってしまいましょう。
家庭訪問でのマナー-まとめ
さて今回は『家庭訪問に伺う先生方のマナー』を特集してみました。家庭訪問では『玄関先訪問』を念頭に入れつつ、お茶菓子については平等に対応するのがマナーです。
以上を念頭に、滞りなく家庭訪問を終わらせて下さいね!