【糞・屁】身体の慣用句とその使い方・例文
今回まとめていくのは、「糞」、「屁」を使った慣用句です。みんな大好き!うんちをつかった言葉!スラング的な単語ではありますが、使い所に困らないのが「クソ」なんですよね。
汚い言葉ですが、子供から大人まで幅広く使える「糞」に加えて、「屁」の慣用句も一緒に見ていきますよ!
汚いコンボでなんかすいませんけど、早速見ていきましょう!
「糞」を使った慣用句
糞食らえ
早速よく使われる慣用句ですね~。「糞食らえ」は他人の言動に対してののしって返す言葉です。価値が無いもの(と思えるもの)に対して、強い否定をするという意味でも使われます。
ちなみに、「食らう」には好ましくないことを受ける、といった意味があるので「糞食らえ」ではその意味で使われていますね。
糞の役にも立たぬ
「糞の役にも立たぬ」は全く何の約にも立たず、無益であるという意味の慣用句ですね。意味がないということは存在価値がないということでもあるわけですが、糞をするのにも役に立たないって、よっぽど使えないってことですよね。
糞も味噌も一緒
キレイなものと汚いものを一緒くたに扱うこと、善悪や美醜を区別しようとしないことを「糞も味噌も一緒」と表現されます。キレイなものが味噌というのが、また言葉のセンスを感じるわけですが…。
糞桶の紐通し
「糞桶」ってそもそも何?という話かもしれませんが、これは糞尿をいれて運ぶ桶のことですね。現在では実際にそれを見ることはまずありません。
実は鎌倉時代から第二次大戦後まで、人糞は畑の肥料として使われていました(衝撃!)。つまり、各家庭で糞尿を取っておき、それを作物を育てるために使っていたのです。そのときに使っていたのが糞桶ってわけ。
しかし戦後GHQの調査により、人糞肥料にひと由来の寄生虫などが含まれていたことがわかり、日本政府に人糞肥料をやめさせるように命令したんですね。それにより、人糞肥料は化学肥料に置き換えられたのでした。
…話を戻すと、「糞桶の紐通し」とはあぐら鼻(鼻の形)を意味します。あぐら鼻とは鼻が低く小鼻が横に広がっている形の鼻のこと。「糞桶」で画像検索してみてもらえれば、あー…と、なんとなく察しが付くはずですね。
屁でもない
全く問題にならないとか、取るに足らない問題である、という意味で使われるのが「屁でもない」ですね。文字通り、おならなんて本当にどうでもいい問題ですしね。他に考えるべきことは山程ありますから。
屁とも思わない
「屁とも思わない」とは「屁でもない」と同じく、大した問題ではないといった意味で使われる言葉ですね。おならって音が小さいと気づくこともないですからね。文字通り、「屁とも思わない」わけですよ。
屁をひって尻すぼめ
「屁をひって尻すぼめ」とは、失敗をしてしまったことをどうにか誤魔化したり取り繕うたとえのことですね。おならをしてしまった!という失敗を隠そうとお尻をすぼめることからきているのがこの言葉。
でも歳を取ると恥ずかしげもなく、どこでもおならをしてしまうようになるの、あれなんなんでしょうね?自分はそうはなりたくない…と思っていても、おじさんおばさんになると色々と感覚が鈍ってくるんでしょうねぇ…。
まとめ
といわけで、「糞・屁」を使った慣用句をまとめました。汚い言葉って使うのを憚られるものですが、なぜか「うんち」とか「おなら」は年齢に関係なく笑いを運んでくれる言葉でもあります。
慣用句で使うことはあまりないかもしれませんが、これからも「うんち」とか「おなら」といった単語とは切っても切れない人生になることでしょう(?)…。