【へそ】身体の慣用句とその使い方・例文
今回は「へそ」を使った慣用句をまとめていきますよ!そもそもへその慣用句は少ないので例文はちょっと多目にしました。
へその存在意義を考えると、産まれる前に栄養をお母さんから分けてもらうための管なんですよね。
なので、無事産まれた後へそがなんか役に立つのか?といえば、全く…。
へそって人以外には無いように思うのですが、実は哺乳類全般にあるんだとか。なかなか興味深い話ですが、さらには爬虫類や鳥類にも見られるそうです。
意外とへそって色々な動物が持ってるんですね、こういうのを知ると雑学って面白いなって思います。
ということで、早速へそを使った慣用句を見ていきたいと思います!
「へそ」を使った慣用句
臍で茶を沸かす
私は初めてこの慣用句を見た時、「どうやったらへそでお茶を湧かせるんだ」と疑問に思ったことをよく覚えています…。そして、「怒った時に使うんじゃないんかい!というのも印象的でした。
「臍茶で茶を沸かす」はバカバカしくておかしい、滑稽だ、という意味になります。基本的に嘲りのニュアンスが含まれるためポジティブな意味で面白くて仕方がない、などの場合には使用しません。
人が鼻で笑いたくなるような言動をしたときに使うと効果的ですね。
臍を曲げる
臍ってそもそも凹んでいる部分なので、物理的にはどうやっても曲げられない部分なんですが、慣用句になるとそんなことお構いなし!実際にできないことでも比喩的に表現できるのがいいところ。
「臍を曲げる」はよく使われる慣用句で、主に機嫌を損ねるという意味で使われます。自分の気に入らないことがあると、すぐに期限が悪くなって言うことを聞かなくなったりする人、いますよね。
そういったときに使うと効果的ですね。
臍を固める
自分の心を決めたり、腹をくくる、覚悟を決める、という意味で使うのが「臍を固める」です。こういうときって大抵玉砕覚悟なので、仮に玉砕しても諦めが付くのがいいですよね。
逆に臍を固めて望んで残念な結果を得た時、うだうだしてしまうのはあまり良くありません。スパッと気持ちを切り替えて別のことに意識を向けるのが大事ですよ!
臍を噛む(ほぞをかむ)
この言葉は「へそ」とは読まずに「ほぞ」と読みます。意味としては、既にどうしようもないことや取り返しの付かないことしてをひどく悔やむ、といったもの。
字面だけみるとナンノコッチャですし、意味も字面からは想像しづらいところですが、とりあえずこういう意味だと覚えておくだけでも十分でしょう。
臍が宿替えする
「臍で茶を沸かす」という表現はよく見かけますが、同じくバカバカしいこと、滑稽であること(嘲りのニュアンス)という意味があるのが「臍が宿替えする」ですね。臍が宿替えなんて出来っこないわけですが、それくらいおかしな話だ、というように使うんだと覚えておくといですね。
まとめ
はい、というわで臍に関する慣用句をまとめてきました。使い所がありそうでない、なさそうである、といった印象の慣用句が臍ですね。
とりわけ「臍を噛む」は使い所が若干難しいかなと思います。こんなの普通に「どうにもならないことでひどく後悔した」って書けばいいだけですし…。
とはいえ、それを一言で表せるのが慣用句の良いところなんです。なんですが、読んだ人が意味を知ってないと意味ないんですよねー。こればっかりはどうにもなりませんから、やはり文章中で慣用句を使うときは読み手のことも考えておきたいですね。