【股】身体の慣用句とその使い方・例文
今回は「股」を使った慣用句を見ていきますよ!股というと足の膝から上の部分、足の付け根のことですね。
体が柔らかい人は股を思いっきり開いて地面にベターっとつけつつ、前に倒すストレッチができると思うんですけど、あれできる人ってほんと羨ましいんですよね個人的に。
体が柔らかいだけでも怪我の防止につながったり、肩凝り、腰痛なども防げますし。いつも肩凝りに悩まされている私からすると、そういう悩みあんまりなさそうでいいな~って思っちゃうんです。
子供の頃から硬い人でも、ストレッチで柔らかくできる!とは言われていますが、どうしても続かないんですよね~。一度でいいから超柔らかい体になってみたい!
ということは置いといて(笑)、ちゃっちゃと慣用句を見ていきましょう!
目次
「股」を使った慣用句
小股を掬う(こまたをすくう)
「小股を掬う」は他人のすきを利用して自分の利を図るという意味ですね。なんとも小賢しい慣用句です。また、相撲用語としての意味もあり「小股掬い」の技のことですね。
ちなみに、「小股」は膝から太ももあたりのこと、と思っておけば問題ありません。ただ「小股ってどこなんだ?」というのは諸説あるそうですので、気になる方は調べてみると面白いでしょう。
股に掛ける
「全国を股に掛ける」とか「世界に股をかける」といった使われ方をするのが「股に掛ける」ですよね。広範囲で各地を渡り歩き活躍する、といった意味があります。
ニュアンス的に活躍できていなければ「股に掛ける」なんて言えそうにないところが、使い方を難しくするところ。まあ物は言いようなので、どうにかして使うこともできるっちゃできるのですが(笑)
二股をかける
主に男女交際に関して複数の異性と同時に付き合うという意味で使われることが多い「二股をかける」ですが、同種の事柄を掛け持ちし、同時に関わり進行させようとするという意味もありますね。
二股かけるほどの度胸があるのはすごいんですけど、大抵は失敗したりバレたりするリスクがあるので普通の人はやらないのが普通です。
股を割いて腹に充たす(またをさいてはらにみたす)
「股を割いて腹に充たす」は慣用句というか故事成語なのですが、利益を得るために自分を支えているものを犠牲にした結果、利益を得るどころか自分を追い詰め破滅してしまうことのたとえですね。
支えてくれる家族をないがしろにして自分の好き放題した結果、家族から見放される…なんてのは破滅ストーリーでありがちですよね。そういうときに「股を割いて腹に充たす」と使うといいんじゃないでしょうか。
小股が切れ上がる
「小股」は上でもお伝えしましたが、膝から太ももあたりのこと。「小股が切れ上がる」の意味は、気が利いていたりおしゃれである女性のことを形容する言葉ですね。
小股を取る
これは「小股を掬う」と同じ意味の言葉ですね。他人のすきを利用して自分の利益を得ようとする、という意味。
股掌の上に玩ぶ(こしょうのうえにもてあそぶ)
「股掌」とはてのひらともものこと。手足となって働く人という意味も。
「股掌の上に玩ぶ」という故事成語の意味は、他人を意のままにする、なぐさみものにする、といった意味があります。
今風に言えば、「遊ばれる」ってことですね。
股立を取る(ももだちをとる)
まず「股立ち」とは、袴の両端にある切れ込みのこと。これをつまみ上げて帯に挟み込むことで動きやすくすることを「股立を取る」といいます。
素股が切れ上がる
「素股が切れ上がる」とは、すらっとして背が高いという意味で使われる慣用句。ただ、現在使われることはあまり無い表現かもしれません。
金玉が上がったり下がったりする
でました!なんかちょっと憎めない慣用句の一つ、「金玉が上がったり下がったりする」。意味としては、非常に恐ろしくて落ち着かない、びくびくする、といったものです。
ちなみに金玉は気温の変化で上がったり下がったりするだけでなく、緊張しているかどうかでも動くそうですね。じんたいってふしぎ!
金玉が縮み上がる
そしてこちらも金玉関係!金玉が縮むほどの恐怖で震え上がることを意味します。男性であっても怖いモノは怖い!
大人になって大抵のものは怖くなくなっても、自分の嫁さんが怖い!なんて人もいますからね(笑)
まとめ
はい、というわけで「股」関係の慣用句をまとめました。個人的に印象に残りやすいと思うのは、やはり「股に掛ける」と「二股をかける」かなと思います。
どちらも知っている人のほうが多い慣用句でしょうが、「世界を股にかけて飛び回っている」という夢のある表現から、「二股疑惑でスキャンダル」みたいなゴシップ系もあるのでなかなか振れ幅が大きくてちょっとおもしろいです。
慣用句って割と面白いものもたくさんあるので、ぜひとも文章書くときに活用してみてほしいなぁと思います!