【膝】身体の慣用句とその使い方・例文パート1
膝と言えばすねと太ももを繋ぐ関節なんですけど、歳を取るとこの関節が痛くなったりすることが多いんですよね。
スポーツで痛めてしまうこともあるので、サポーターを付けて運動する必要があったりと何かといたわってやらなければならない部分。半月板を損傷すると、普通に歩くのも支障が出てしまいますからね…。
私も以前右膝の痛みで結構悩まされたことがあります。あれ以来、膝の痛みはもう勘弁して欲しいって想う夜になりましたね…。ちょっと歩くだけでも大変ですから。
そんな膝ですが、使用されている慣用句は意外とあります。今回はパートを2つに分けてお伝えしていきますよ!
「膝」を使った慣用句
膝が抜ける
「膝が抜ける」は主に膝の力が抜けたときによく使われる慣用句ですね。それ以外にも衣服の膝あたりが破れたり、穴が開いたりして膝が出てしまうこと、という意味でも使うようです。
「膝が抜ける」は疲労だったり足のしびれなどで起きることもありますし、ショックなことがあって立ち上がる力が入らなくなる、といったときにも使えます。
膝が笑う
膝が「あははは」と笑ったら怖いんですけど、疲労などにより膝に力が入らず笑うようにガクガクと震えることを「膝が笑う」と表現します。これはよく使われる表現なので知っている人も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに膝が笑ってしまう原因は、日々の運動不足から生じる筋肉の衰えなんだとか。なので急な運動をすると膝が笑ってしまうと。対策方法は、日頃からウォーキングなどの軽い運動を取り入れるのが良いんだそうです。
膝とも談合
「談合」は話し合うという意味ですが、膝と話し合うってどんなことを話すのでしょうね?
この慣用句の意味ですが、どうにもならない時、思い悩んでいる時は自分の膝でも話し相手になる(膝を抱えて座り込む)ということから転じて、一人で悩むよりはどんな人にでも相談した方がいい、ということをあらわします。
誰でも良いとは言え、信頼できる人に相談したほうが自分も安心できると思うので、思い悩んだときは一人で抱え込まず信頼できる人を頼ってみるのも良いかもしれませんね。
膝を打つ
何かしらのひらめきや疑問に対する納得や関心があったときに、なるほどと膝をぽんと手で叩くような動作のことを「膝を打つ」と言いますね。
たった状態よりも、椅子に座っていたりあぐらをかいている状況で「膝を打つ」と使ったほうが自然ですね。
膝を折る
「膝を折る」は膝を折り曲げてかがんだり、正座をするという意味の他に、相手に屈したり頭を下げるという意味がある言葉。
直接的な意味と間接的な意味の両方がある慣用句と思っておけばいいでしょう。
膝を崩す
「膝を崩す」は、正座を崩してラクな格好を取るという意味です。長時間の正座は血流の流れも悪くなって足がしびれてきますから、正式な場でもリラックスしていいですよというときにアナウンスされることがありますね。
膝を正す
「膝を正す」はきちんと正座する、という意味で使われる言葉ですね。
ちなみに似ている言葉の「姿勢を正す」は体の構え方、心構えを正すという意味となります。
なので、「居住まいを正す」がどちらかと言えば「膝を正す」に近い慣用句でしょうね。
膝を突き合わせる
「膝を突き合わせる」は、自分と相手の膝があたるくらい近い距離で向き直って座ることを意味する慣用句。それくらいの近い距離感という意味で使うと○。
男女隔たりなく普通に仲のいい人、距離感の近い人同士で向き合うときに使うといいでしょう。
膝を乗り出す
なにかしら気になることがあって、積極的に関わろうとすることといった意味があるのが「膝を乗り出す」ですね。「身を乗り出す」とほぼ同じ意味となります。
膝を交える
「膝を突き合わせる」と似たような意味なのですが、互いに仲良く話をする、同席する、といった意味があるのが「膝を交える」ですね。
膝は交えても「肘は交える」という言葉がないのが面白いところ。膝と膝がぶつかるくらいの距離で交流する、ということから来ているようです。
まとめ
というわけで、膝を使った慣用句を見ていきました。慣用句としては笑ったり崩れたり交えたりと意外と表情豊かで思わず微笑んでしまいますよね。
見かけたことがある慣用句も多いでしょうから、割とすっと頭に入ってくると思います。
パート2では見たことのない慣用句が多いかもしれませんのでお楽しみに。