【膝】身体の慣用句とその使い方・例文パート2
今回は膝を使った慣用句パート2ですね。膝の関節にある軟骨は年齢とともにすり減っていくのですが、実はウォーキングなどの運動を日常的に行うことによって、軟骨成分の生成が促進されて痛くなくなってくるのだとか…。
歩けば歩くほどダメになると思いきや、そっちのほうが改善が期待できるというのは以外な話です。
というわけで、早速見ていきましょう!
「膝」を使った慣用句
七重の膝を八重に折る
何度も何度も膝を折り重ねるほど腰を低くして謝罪したり嘆願している様子のことを「七重の膝を八重に折る」と表現します。
どうしても聞き入れてもらいたい願いや、本気で謝罪をしているときにはこのように何度も膝を折ったり腰を折ったりして聞き入れてもらうようにするのも仕方ありませんね。それが子供には「みっともない」と見えてしまうのかもしれませんが。
膝を容れる
この慣用句は「帰去来辞」という中国の文からきたものですね。
そのままの意味で、足を何かしらの中に入れるとか、その中に身を置く、といった意味があります。そこから転じて狭い家に住む、という意味も。
まあ広くても嫌な思いをする場所よりは、狭くても心が安まる家のほうが良いですからね。
膝を屈める
「膝を屈める」は「膝を折る」と同じ意味の慣用句。そのまま膝を屈めるという意味の他に、相手に頭を下げたり、屈するという意味がありますね。
どちらかというと「膝を折る」の方が使われる頻度が高いので、そちらを使うほうが読み手には優しいかも。
膝を屈する
「膝を屈する」も「膝を屈める」と同様「膝を折る」と同じ意味ですね。ただこちらは相手の力や権力に負け、付き従う=屈服するという意味合いがより強くにじみ出た慣用句となります。
強大な力に負けてしまうようなシーン(あるかないかは別として)で使うと効果的ですね。
膝を組む
「膝を組む」は文字通り膝を組んであぐらをかくという意味の他に、「膝を交える」と同じく親しく同席するといった意味がある慣用句。
膝を進める
「膝を進める」は何かしらに対して興味関心を持って乗り気になったり、身を乗り出すという意味があります。また、椅子などに腰掛けている人が体を前に進めてゆっくりと相手に近づく、という意味もありますね。
膝を抱く
「膝を抱く」はいわゆる体育座りのポーズのアレです。体育の時間にやると別になんともないんですが、部屋で一人っきりのときにこの座り方をすると、ものすごく孤独感が出てきますが、意味合いとしては自分の膝を抱えるとか、孤独なさまをあらわします。
また、他人の膝にすがりついたり嘆願する、という意味もありますね。
膝頭で江戸へ行こうとする
ものすごく大変な思いをして頑張ってみたものの、大した成果にならない・効果があがらないことって往々にしてあるものです。そういったことを表すのがこの「膝頭で江戸へ行こうとする」という慣用句ですね。
小膝を打つ
何かしらを良いことを思いついたり、感心したときに膝をぱちっと叩くことってないですか?そういったときに使うのが「小膝を打つ」という慣用句ですね。
まとめ
はい、というわけで膝を使った慣用句パート2でした。見たことのない慣用句も多かったんじゃないかと思いますが、結構使えるものもありますね。
使えそうな慣用句は積極的に文章に取り入れていくことで、自分のボキャブラリーをしっかり増やすことができますよ!
ぜひとも日々の文章作成のときに活用してみてくださいね。