挫折経験が無いのは頑張っている証拠!?挫折する理由と防ぐ方法

挫折経験が無いのは頑張っている証拠!?挫折する理由と防ぐ方法

今まさに挫折している最中だと言う人もいれば、挫折なんかしたことない!という人もいるでしょう。しかし挫折経験は自分を大きく成長させてくれる材料でもあります。挫折経験がないというのはちょっともったいないと感じてしまうものでもありますが、別になければないでも問題はありません。

ただ、作文とかのネタとしてたまに取り上げられるのが「挫折経験を教えてください」というもの。これがどういう趣旨の質問かというと、簡単に言えば「この人は問題に直面した時どのような対処法をとるのか」っていうことを知りたいのです。

挫折によってその人がどう対処したかを聞くことで、職場であるいは学校で何かしらの問題があったときにどのように問題解決できるのかの能力をみたいわけです。

なので挫折経験が無いからと言ってウソ話を書いたり話たりすると大抵はバレてしまうもの。なので、挫折経験がないのであれば、きちんと「今まで大きな挫折経験はありません」と答えておくと良いでしょう。加えて、今後何かしら問題が起きた時にどう対処していくつもりかを述べておけば問題は無いと思います。

挫折経験の有無が何に影響するのか?

で、挫折経験の有無は作文は面接で聞かれるくらいのものなのでさして重要ではない…という話なのですが、でもやっぱり挫折経験があるのと無いのでは問題対応の素早さが段違いだと思います。

挫折というのは自分が超えられない問題・課題に直面した時に起こるものですから、それに対しどのように対処するのか(回避するのかそれとも乗り越えていくのか)を知りたいんです。

ですが、挫折経験が無いというのは前提として話ができませんよね?なので、挫折経験がないことをアピールポイントにしてしまうのも全然ありです。

「私は今まで挫折と感じるような経験がありませんでした。もちろん色々な問題があったのですが、自分の努力で乗り越えて来ました」という風に言うと実際には挫折経験はあるものの、ちょっと違う感じでアピール出来るでしょう。

さて、そもそも挫折経験の有無ってなにかに影響があるのか?ですが、上でも書いたとおり、

・問題に対しどのように対処するか
・挫折を乗り越えられる努力ができるか
・ストレス耐性はどのくらいあるか

に関わってきます。一度大きな挫折を経験していると、新しい問題に直面した時に乗り越えられるものかそうでないかを判別できるようになります。

無理そうなものは可能な限り回避し、解決できそうなものはコツコツと乗り越えていく…というのが理想的な問題・課題解決の手段と言えるでしょう。

また、挫折を一度経験した人は自分が苦労しているので人の苦労もよくわかるようになります。なので、他人に少し優しくなれるというのもポイントというか長所となると思いますね。

挫折をしたことがないと他人に対して高圧的になりやすい?

その一方、挫折を経験したことがない場合他人に対してやや高圧的になってしまう人もいます。自分が出来ないことがなぜ他人にはできないのかと考え、他人を鼻で笑ったり卑下するような発言が多い人は有頂天になっている可能性が高いといえます。

当然ながらそういった人は思いやりに欠けたりしやすいので、他人が傷つくことを平気で言ってしまったりすることもしばしば。

なんでそんな事がわかるのかというと、私もかなり昔は同じような状態だったことがあるからです。自分ができるのに他人ができないのは努力が足りないからだとか平気で思っていましたからね…。

確かに自分が挫折しないようにじっと一人で努力してきたのは確かですが、自分と他人を同じように考えてしまうのは間違い。趣味嗜好、問題や課題解決にかけられる時間は違いますし、なによりそんなことを言われた側は当然むかつきます。自分の周りにあまり人がいない…とふと感じるとき、自分の行動を振り返ってみてください。

他人に対して「そんなこともできないの?」といった風に高圧的に接していませんでしたか?もしかすると、大きな失敗や挫折経験がないことからそういった態度・性格となってしまったのかもしません。

これを正すには意識して他人に優しく接するといいですね。あるいは自分だけで問題解決をしようとするのではなく、人と協力することを意識してみてください。そうすれば、他人との接し方も徐々に変わってきますし、挫折経験がなくても他人の気持ちがある程度わかるようになってくると思います。

そもそも挫折経験が無いのはものすごく努力している証拠!

話は戻りますが、挫折経験ゼロというのはかなりすごい状態といえます。大抵の場合、20歳になるまでには1度くらいはがんばっても上手くいかなかったことがあります。それがないというのは、あなた自身がかなりの努力をして色々な課題に取り組んだという証拠でもあります。

勉強で苦手な科目が一つもなかったとか、部活で目標通りのいい成績を残せた、趣味でやっていることで人に発表する機会が得られた…など、客観的に自分を見て「あれ?結構すごいかも?」と感じてくる人もいるでしょう。実際それってかなりすごいんです。

なのでこれからも自分で色々な目標に取り組んでいくと、より楽しめる人生となるに違いありません。挫折は「○○したくて努力したけどダメだった」という場合に使うのですが、「やりたいことは全て満足行くまでやる」という意思を持ち続ければ挫折とは無縁なのかも知れませんね。

人はなぜ挫折してしまうのか?

頑張ってはいるけど諦めて挫折してしまう…そんなことはよくあるものです。挫折の理由は様々と思いますが、ひとえに諦めの気持ちから考えたり努力することを放棄してしまうことにあるでしょう。

自分には絶対にできない、あの人には敵わない、技術がない、知識がない、時間がない…もちろん後付の理由はあると思いますが、「時間がない」というのは誰しもに普遍的な挫折理由です。

時間があれば技術や知識などの問題もクリアできるのですが、その時間がないのであれば諦めざるを得ない…働きだしたり結婚すると自分だけの時間というのは限られますので学生の時よりも挫折の機会は増えると思います。

その中でも挫折せずに色々なことを続けていくにはどうすれば良いのか?

それは、常にやりたいことを忘れないようにしておくことです。日常に忙殺されるとやりたかったことも出来ずに時間だけが過ぎてしまうようになり、結局挫折…ということもあり得るわけで。

そうならないためには、常に目に見えるところに自分がやりたいことを紙に書いて貼り付けておく、というのがアナログな方法ではありますが有効です。楽器などはすぐ手にとって練習できる場所に置いておくなどすれば挫折しにくくなりますね。

経験則ですが、時間の経過ですべきことはしても別にやらなくてもいいこと(趣味など)は積極的にやらないようになります。なので、とにかく意識してやりたいことを頭の片隅に残しておくのが大事です。

そしてそのために時間を出来るだけ作れるようにしましょう。テレビやスマホをダラダラ見てしまうのであればそういった時間を削ってやりたいことをどんどんやっていくと挫折なく色々な課題にチャレンジしていくことができるはずですよ!

まとめ:挫折経験がないのは生活や行動を効率化した結果かも

挫折経験がない、という人は就活などのネタで困るというのは定番ですが、それを逆手に取って話をすればいいんです。「挫折というほどの経験はないですが、なにか問題があったら同僚や先輩方に相談して解決したいと思っています」という具合に答えれば概ね問題ないでしょう。

結局の所、会社としても面倒くさい人員は採用したくないですから、ある程度自分で問題を解決できる能力があり、かつ自分ではどうにもできないことは同僚などと協力して解決できる程度のコミュニケーション能力を求めているんです。なのでその質問の意図さえ汲めば概ね問題ないでしょう。

挫折経験の有無が人生にどれくらい左右するのか?というと結構限定的ですのでそれほどきにするようなことでもありませんし、就活の時に困るくらいでしょう(笑)

挫折したことがない、というのは自分のなかで誇っても良いことです。それだけの努力ができる、ということなのですから。挫折経験があるとかないとかなんか気にせず、自分に自信を持って生活してもらえたらと思いますね。

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