間違えないで!洗濯表示方法の意味とやってしまいがちなミスとは

間違えないで!洗濯表示方法の意味とやってしまいがちなミスとは

洗濯に失敗して、大切な衣類をダメにしてしまった…そんな経験が、一度はあるのではないでしょうか?洗濯ミスを防ぐには、洗濯表示に従って洗濯する事が大切です。ただ洗濯表示って、正直良く分からないですよね。

そこで今回は『洗濯表示の意味』についてご説明したいと思います。また昨年「洗濯表示記号」に関する新しい規格が制定され、洗濯表示記号が変わる事となりました。

新しい記号も併せてご紹介するとともに、洗濯でやりがちなミスと対策もご説明致します。大切な衣類をダメにしないために、是非ご参考にして頂ければと思います!

洗濯表示記号の意味について

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洗濯処理のための表示記号

洗濯をする上で基本となるのが「洗濯処理記号」です。洗濯機で洗って良いのか、手洗いするべきかなどを表示しています。こちらは、洗濯機洗いOKの表示記号です。加えて、水の温度や強さも表しています。
401こちらは、手洗いを推奨する場合の記号です。数字は、水の温度を示しています。
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水洗い不可の場合、次の記号が表示されます。この記号があるならば、家庭で水洗いするのは控えましょう。
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これら洗い方の表示は、今後次のように変わります。洗濯機と手洗いの記号が、こちらに統一される事となりました。
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国際規格に整合したJIS規格となるため、日本語表記が無くなります。タライの下の棒線で、水の強さを表します。
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手洗いや家庭での洗濯不可の場合、次のような記号が表示されます。
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漂白処理のための表示記号

漂白処理のための記号は、現在とてもシンプルです。塩素系漂白剤による漂白が、OKかNGかの2種類しかありません。
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これが今後、△の記号に変わります。
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漂白剤が使えない場合は、次のように表示されます。
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これは知らないと…全く分からないですね。

絞り方のための表示記号

衣類のしぼり方についても、洗濯記号があります。これも、とてもシンプル。絞ってOKかNGかのみです。
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この絞り方の記号は、今後無くなります。乾燥のための表示記号へ、併合される事となりました。

乾燥のための表示記号

乾燥のための表示記号は、現在とても分かりやすいものが使用されています。
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これが今後は、「タンブル乾燥」「自然乾燥」の2種類に分別されます。タンブル乾燥とは、乾燥機を使って衣類を乾かす方法の事ですね。
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●の数で温度を表します。ご家庭に衣類乾燥機をお持ちの方は、是非覚えておきましょう。

次は自然乾燥の表示記号です。
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「吊干し」は縦線「平干し」は横線で示されます。絞らない方が良い場合(濡れ干し)は、線が2本となります。
日陰で干したほうが良い場合だと、斜めの線が入ります。
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それぞれの棒が表す意味を理解しないと、何の事かサッパリですね。

アイロン処理のための表示記号

アイロン表示は現在、日本語表記の分かりやすい記号が使用されています。
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これが、今後は次のように変わりますよ。
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丸い点が温度を示しているのですが、知らないと逆に捉えてしまいそうですね。

業者ドライ及びウェットクリーニングのための表示記号

最後に、家庭で洗濯する場合にはそんなに問題にならない「業者ドライ及びウェットクリーニングのための表示記号」についてご説明したいと思います。現在ドライクリーニングに関して、次の3つの記号が用いられています。
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これが、今後とても細かく分類されます。
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あくまで、参考程度に念頭に置いておくと良いですね。

洗濯でやりがちなミスと対策について

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次に、洗濯でやってしまいがちなミスと対策についてご紹介したいと思います。皆さんも、同じようなミスを繰り返しているようですよ!

ティッシュと一緒に洗濯

これは、洗濯の前に確認する習慣をつけるしかありませんね。お札を洗ってしまった方も多いのでは?

洗濯物の干し忘れ

洗濯物を干し忘れてしまい、また一からやり直し。これも、ありがちなミスですね。干し忘れた洗濯物は、洗濯機の中でシワシワに乾燥しています。そのまま干さずに、面倒くさくても再度始めからやり直しましょう。

洗濯物の色落ち

ミスすると取り返しがつかないのが、洗濯物の色落ちです。色落ちを防ぐには、次の5点を心掛けると良いですね。

  1. 洗濯表示を確認する
  2. 色落ちチェックをする
  3. 白モノと色モノは分けて洗う
  4. 衣類を裏返してネットに入れて洗う
  5. 塩やお酢を入れてみる

まずは、洗濯表示を確認しましょう。漂白剤不可なのに漂白剤を入れると、当然衣類は色落ちしてしまいます。また少量の洗濯洗剤を衣類に付けて、色落ちチェックしてみる事も大切です。色落ちする場合には、中性洗剤に変えると良いですね。

白モノと色モノを、分けて洗うのは基本中の基本。衣類は裏返してネットに入れて洗い、裏返しのまま干します。

洗濯の際に、少量の「塩」や「酢」を入れるのも効き目があるようですよ!

洗濯物の縮み

ニットなどの縮みを防ぐには、次の点に気をつけましょう。

  1. 中性洗剤・柔軟剤を使う
  2. 押し洗いする
  3. 平干しする

ハンガーなどで吊り干しすると、その部分が型崩れします。また、ニットなどは洗濯機を使わずに「押し洗い」する事をお勧めします。押し洗いの方法は、こちらの動画でご確認下さいね。

洗濯物の嫌な臭い

洗濯物についた臭いは、驚くほど強烈な悪臭を放ちます。周囲の印象も悪くなりますので、絶対に避けたいところです。洗濯物の嫌な臭いを防ぐには、次の点に注意すると良いですね。

  1. 洗濯槽を清潔に保つ
  2. すぐに干す
  3. 衣類が重ならないように干す
  4. 部屋干しの場合、エアコンの除湿機能を利用する

洗濯槽の臭いが原因の場合も良くあります。洗濯槽を清潔に保つため、洗濯槽クリーナーを使って定期的に掃除しましょう。

また洗濯機の中で生乾きしてしまうと、臭いの原因となります。洗濯が終わったら、すぐに干すのは基本ですね。干し方にも注意が必要。衣類が重ならないように干すようにしましょう。

乾くまでの時間が長いほど、いろんな臭いを吸収してしまい悪臭の原因となります。部屋干しの場合は効率的に乾くよう、エアコンの除湿機能などを活用すると良いですね!

さて今回は『洗濯表示の意味』と『洗濯でやりがちなミスと対策』をご紹介致しました。洗濯表示の正しい意味を知って、大切な衣類を長持ちさせて頂ければと思います。

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