[ワールドカップ連載・第10回]ストライカー英雄伝説~イエロ編~

[ワールドカップ連載・第10回]ストライカー英雄伝説~イエロ編~

ども~。つぶおです~。

この前、7の付くあるコンビニでカップ付きのコーヒー(5つセットのやつね)を買ったんだけど、それに物申したい。

味がどうとかいうことではなくて、作ろうとした時にお湯をどこまでいれるのかが非常にわかりにくい。

そして、辛うじて「お湯はここまでですよ」という、とても見にくいラインを発見。

しかし、そのラインはカップの外側にあった…。

お湯は内側に入れるんだから、普通内側にライン入れるでしょ。

ああいうのに出会うと、開発の段階でシュミレーションしてるのかと疑問を感じる(-_-;)

 

さて、今回の英雄。

情熱の国と言えばスペイン。スペインといえば闘牛。

闘牛士を「マタドール」って言うけど、だいぶ長いあいだ下ネタだと思っていた( ̄◇ ̄;)

 

情熱の国スペインには熱い男が多い。これは確か。

そんなスペインから、熱い男(英雄)をご紹介しよう。

 

スペインの英雄・イエロ

フェルナンド・ルイス・イエロ」これがこの人の本名でフルネーム。

サッカーファンの間では「機関車」とも呼ばれている。

笑うなと言われて、イエロの写真とともに「機関車!」って言われたら確実に吹き出すけど、熱い男だっていうのは伝わってくるよね。

ちなみに、「イエロ」っていう言葉は「鉄」っていう意味でもある(^_^;)

イエロはコテコテのストライカーではない。

ポジションはDF(ディフェンダー)・MF(ミッドフィルダー)である。

この2つのポジションは守備的な位置だが、その中にあるからこそイエロの功績には光るものがある。

イエロは、1968年、スペイン・ベレス=マラガに生まれる。

幼いころからサッカーに親しみ、二人の兄とベレスのユースチームでプレイした。

長男のアントニオ・次男のマヌエルが共にマラガでプロデビュー。

 

その後、次男のマヌエルが「バジャドリード」に移籍。それに伴ってイエロも同クラブに加入。

一部リーグデビューを果たし、デビューシーズンから29試合に出場した。

 

強靭なフィジカルと類まれなパスセンスは周囲の注目を集め、スペイン中にイエロの名が広まることになる。

そして、1989年。イエロは21歳の若さであの名門「レアル・マドリードスペイン・マドリードを本拠地とするサッカークラブ。世界一の資産価値を誇る。)」でプレーするに至る。

レアル加入後はさらにその力を発揮し、その年の秋にはスペイン代表デビューまでもやってのける。

順風満帆かとおもいきや、思わぬ壁にぶち当たる

1989・90シーズンは37試合に出場。7得点の成績を残し、レアルのリーグ3連覇の大きな原動力となる。

翌1991・92シーズンでは、イエロの真骨頂とも言えるフリーキックの才能が爆発。21得点を記録し、リーグ得点ランキング2位の成績まで登りつめる。

1997・98シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグを獲得。

1990・2000シーズンと、2001・02シーズンにはチャンピオンズリーグ優勝を経験する。

そんな順風満帆なサッカー人生を送るイエロに、2002・03シーズンが終わると、突如逆風が吹き荒れる。

イエロが14年間所属し、大きな功績を残したクラブは、イエロとの契約延長の意思を示さず、移籍することとなる。

移籍先はカタールの「アル・ラーヤン」。19試合に出場し、3得点を記録。

なんでここに行ったのか。疑問に思っていた。

イエロ最後のサッカーキャリアとなるのは、イングランドの「ボルトン・ワンダラーズ」。29試合出場、1得点を記録。

レアル・マドリード時代の記録が439試合出場、102得点だから、14年間の記録とは言うものの、レアル時代の成績が大き過ぎる感は否めない。

デビューから引退まで世界を魅了したが、ある意味では悲劇のヒーローだった

スペインリーグでの通算記録は497試合出場。105得点。

レアル・マドリードの5度のリーグ優勝。3度のチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献する。

また、2001年からはクラブのキャプテンを務めた。

スペイン代表としては89試合に出場し、29得点を記録。2001年にスペイン代表の最多得点記録を更新した。

そして、2010年、ワールドカップ・南アフリカ大会では無敵艦隊・スペインのワールドカップ優勝にも貢献した。

デビューから引退まで、芸術的なフリーキック。精度の高いパスと類まれなシュート技術が衰えを見せることはなかった。

そして、ズバ抜けたディフェンス力も最後まで世界を魅了してきた。

あれほど活躍したイエロをレアル・マドリードがどうして放出したのか不思議だったけど、その後を見れば納得できる部分もある。

レアル・マドリードには2000年代に「銀河系軍団」誰がこんな名前付けたのか知らないけど…

の時代があった。

会長のフロレンティーノ・ペレスがその資金力にモノ言わして、

前線にフィーゴジダンロナウドベッカムなんかのスター軍団を揃えた。

日本のナ○ツネみたいなもんだね。

その人情のない体制の犠牲になったのがイエロだったんじゃないかと僕は思っている。

そんな大金を投じたにも関わらず成績は振るわなかったけどね。まぁそんなもんだよね。巨人も。

 

イエロがいたから銀河系軍団がまとまりを見せて機能したと思う。サッカーの一流選手はエゴが強烈な選手が多い。しかし、それはいいことだと思っている( *`ω´)

チームメイトのために、身勝手な考えで王様政治をするクラブと戦ったのもイエロだった。

イエロ自身もレアルには未練もなかったと思うし、イエロ自身が決めたタイミングで引退できたのはよかったように思う。

ピッチ上ではもちろん、外でも動き続けたフェルナンド・ルイス・イエロはサッカー界の英雄の一人である。

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