小学校で友達がいない、できないのはダメじゃない。子供にとって本当に大事なこととは
小学校に入学した当初、同じ幼稚園や保育園のお友達、また、近所で仲良くしているお友達が同じ小学校、または同じクラスであったらスムーズに小学校生活を送ることができると思います。
でも、クラスまたは学年に全く知り合いがいない状態の場合は、お子さんは一からお友達作りをしなくてはいけませんよね。
人と関わることに積極的なお子さんはすぐにお友達が沢山出来るかもしれません。
だけど、引っ込み思案でなかなか自分から声掛けすることができないおとなしいお子さんの場合、長期間お友達ができない状況に陥る可能性もあります。
そこで、ここでは小学校でお友達がいないまたはお友達ができないのはダメなことなのか、また小学生の子供にとって本当に大事なこととはどんなことなのかについて検証していきたいと思います。
「うちの子ってなかなか友達ができないように見えるけど、今の状態でも大丈夫なの・・・?」と心配していらっしゃる保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子供に友達がいるのか心配ですか?
上記でもすでにご紹介しているように、入学当初、同じ学年やクラスに知り合いが一人もいない場合は、一から友達作りを行わなくてはいけませんよね。
それって想像以上に大変なことだというのは、あなた自身が子供の時のことを思い出してみればよくわかるはず。
だからこそ、自分の過去を振り返って「今大変なんだろうなぁ・・・」と感じてしまうかもしれません。
友達ってどうやって増えていったのかなとすこし昔を思い出してみてください。
友達作りは大変なんです!
社交的で積極的な子供にとっては、自分から積極的にアクションを起こして新しいお友達を作っていくのは楽しいことだろうと想像できますね。
しかしおとなしく、引っ込み思案な子にとって、全く知らない同級生に自分からアクションを起こすのは難しいと感じてしまうことも多々あります。
もちろん、自分からアクションを起こさなくても、ほかのお友達が声掛けをしてくれて、自然とお友達が増えていく場合もあります。特に子供の場合は気がついたら自然と仲良くなっていたということがありますからね。
積極的に自分からアタックできない子にとってそれは願ってもない事でもありますが、自分から行動を起こさないでいるとお友達ができない状態が長く続いてしまう可能性も。
お友達がたくさんいたら小学校生活がとても楽しくなりますし、学校から帰ってからも仲の良いお友達と遊んだりすることも多くなります。
おとなしい子でもきっかけがあれば勝手に友達が増えていく
ただ、一人で過ごすことが苦にならないお子さんであれば、休み時間も教室で読書などをして過ごしたりすることもできます。
なので、特にいじめられていたりしないのであれば、特定のお友達ができなくてもほかの生徒さんと授業などでお話したり、一緒に工作や実験をしたりするなど交流する機会は持てますからそう心配することはないかもしれません。
私の息子も小学校の低学年の時はお友達が少なかったのですが、それまで持っていなかったゲームを買ってあげることによってゲーム好きのお友達がどんどん増えていったということがありました。
ゲーム自体をダメ!という親御さんもいるかと思いますが、ゲームって友達作りのツールとしては十分な役割を果たしてくれるんです。
時代に寄って流行り廃りがありますが、
- 何が今子供達の間で流行っているのか
- 何が話題の中心になっているか
- それに対して子供が興味を持っているか
etc…
そういうことを考えてみると良いかと思います。
ですから入学当初はお友達がなかなかできなくても、趣味や好きなものが同じなどちょっとしたことがきっかけでお友達がどんどん増えていくことも十分にありえます。
なので、お子さんが一人でいることに対して抵抗がなく、いじめられているといった形跡がない場合は「うちの子って友達いないんじゃ・・・」と過度に心配することなく長い目でお子さんを見守っていくのもいいと思います。
子供の性格や思考はコロコロ変わるもの
成長期の子供は体の変化も早いですが、周りの状況に影響されて性格や考えていることも結構コロコロと変わるものです。
良く言えば「変化がある」のですが、悪く言えば「芯がしっかりしていない」とも言える状態なんですね。
ですから、「小さい時は明るかったのに大きくなったら物静かな性格になった」、あるいは「小さい時は一人で読書やゲームばかりやっていたのに大きくなったら友達と一緒に外に出て遊ぶことが多くなった」なんてケースはいくらでもあります。
子供に友達がいるかどうかについてを過度に心配するよりも、いまこの子がどんなことに興味を持っていて、どんなことを考えているのかについて自分なりの考えをまとめておくのが良いのではないでしょうか。
その上で子供の心の成長を見守りつつ、必要なときに必要な手を差し伸べてあげるのが大事なことだと思います。
小学校の子供にとって本当に大事なこと
小学校の子供にとって目先大事なことは、きちんと授業に参加して、将来必要な知識や技能を身に着けることだと思います。
そのためには、授業やクラブ活動、学校の行事の中で他の生徒さんと協力して実験や実習、競技を行うことにより、社会性を身に着けていくことが大事であると思います。
もしその中で特定の中の良いお友達ができなくても、ほかの生徒さんからいじめられておらず、他の子どもたちと普通にお話したり、授業を受けたりすることができていれば、特に特定の中の良いお友達がいなかったとしても問題ないのではないかと思いますよ。
まとめ
小学校入学当初はお子さんに早く仲の良いお友達ができないかなと、親は心配するものだと思います。
私の息子も1年生の頃はなかなかお友達が増えなかったのですが、上記でもすでにご紹介しましたようにほんのちょっとしたことがきっかけになってお友達がたくさん増えていきました。
ごく些細なことがきっかけでお友達がたくさんできていくこともありますので、お友達がいないからと言って心配しすぎる必要はないのです。
お子さんがいじめられているような形跡がなく、一人でいることに抵抗がなく、参観日などで我が子を見て授業に問題なく参加し学習しているようであれば、少しずつお友達ができるようになるまで長期的なスタンスで見守ってあげることをおすすめします。