赤ちゃんの読み聞かせ用に使えるオススメの絵本まとめ
赤ちゃんにとって、ママが絵本を読んでくれている時間は特別なもの。
赤ちゃんは絵本が好きというより、絵本を読んでくれるママの声とその時間が大好きなのです。
ストーリーや絵を目で追いながら、情緒を発達させ、感情の訓練をします。
TPOにあった絵本をチョイスすることで、さらにその効果は発揮されますよ。
シーン別でおすすめの絵本をまとめました。
目次
歌いながら読める絵本
赤ちゃんがなかなか絵本に食いつかない。すぐに飽きてしまう。
そんなときは、歌と絵本が一体化したものはいかがでしょうか。
はらぺこあおむし
絵本の代表とも言える、はらぺこあおむし。0歳の赤ちゃんから大人まで、美しい挿絵と楽しいお話で長く愛されています。この絵本は、歌があるのをご存知でしょうか?
優しい曲調で、歌いながら絵本を読むと何度も「もう一度!」とせがまれます。数の数え方も覚えられますし、子供にとっても素敵な体験になりますね。
歌が苦手な人でも、絵本の読み聞かせだと思えばトライしやすいですよ。
もったいないばあさん
迫力あるビジュアルで大人気の「もったいないばあさん」。
物を大切にすることを教えてくれる絵本なのですが、とにかくおばあさんのキャラが濃くて、大人も思わず引き込まれてしまいます。
ちょっと妖怪じみているのですが、なんだか憎めないおばあさん。
小さい赤ちゃんはその可愛いとはいえない、独特なビジュアルに、ちょっと大きくなった子は、リズムとテンポの良い「もったいない」という言葉の繰り返しにはまるようです。
実はこのもったいないばあさん、絵本をそのままではないのですが、絵本の内容を音頭にした歌があります。
絵本を読んだ後、この音頭を歌ってあげると、絵本を思いだして赤ちゃんは喜びます。
歌詞も大事なことを歌っているので、よい教訓になりそうですね。
眠りへの導入にオススメの絵本
夜寝る前に、絵本を読むことを習慣にしているママは多いでしょう。
しかし、絵本を読んでも眠くなるどころか、目が覚めて遊びだしてしまった・・・!
そんなときにはこんな絵本もありますよ。
ねないこだれだ
切り絵のおばけの挿絵は可愛いのですが、内容はちょっとシビアなこの絵本。
楽しい終わり方ではなく、寝ない悪い子はおばけの世界に連れて行かれるのです。
私も小さい時に読んで、ちょっとトラウマになりました。
「怖い本を夜に読むのはよくないのでは・・・?」と思うママもいるでしょうが、じつは「恐怖」というのは、子どもの情緒の発達に欠かせない感情です。
赤ちゃんのうちはよく分からないなりに、おばけの顔を凝視していますが、ちょっとお話が分かるようになると、とても怖がる子供もいます。
もちろん、眠れなくなるまで怖がるようなら控えたほうが良いですが、少しの「怖い」は明日の成長の糧になりますよ。
おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
寝かしつけに1時間かかっていた子どもが3分で寝た!など、口コミで人気に火がついたこの絵本。
いくつかの心理的テクニックが巧妙に使われています。
たとえば途中で読むスピードをゆっくりにしたり、「ふわわぁぁ」とあくびを実際にしてみたり。それを聞いていると、子どもも自然と眠くなってしまうのです。
私の子どもに試してみたところ、6ヶ月未満の赤ちゃんには効果は薄く、3歳の子どもはうとうとしていました。テクニックが通じるのは少し上の月齢になってからですね。
でも「眠い」というのは移るもので、ママや他の子どもが眠そうにしていると、赤ちゃんも眠くなっていきます。
親子の絆を深める絵本
赤ちゃんのときはただママの声を聞いているだけですが、1歳を過ぎると少しずつお話の内容も理解できるようになってきます。
赤ちゃん向きの絵本は読みつくしたかな・・・と思ったママは、自分と子どもの心に残るような一冊はいかがでしょう。
ママがおばけになっちゃった
「泣ける」と話題になった絵本です。ママが死んでしまった後、残された子どもがどうなってしまうのか・・・というお話。
読みきかせている大人のほうがハラハラして、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
しかし暗い展開ではなく、途中でくすっと笑ってしまうような場面もたくさんあります。
子どもにはピンと来ない話かもしれませんが、子どもへのいとおしさが増す一冊です。
こわいおばけと大好きなママがひとつになったお話しがおもしろいようで、子どもも真剣な顔で聞いてくれますよ。
あなたってほんとにしあわせね!
二人目が生まれたときにぜひとも上の子に読んであげて欲しい本です。
妹や弟が生まれたときに、上の子どもが感じる感情を、みずみずしく、ちょっと切なく描いています。
読んだ後はとても幸せな気持ちになります。上の子はこれを読んだ後、さらに下の子どものかわいがるようになりました。親子のきずな、兄弟のきずなを深めてくれる絵本です。
まとめ
ママの読み聞かせの時間は、大人になってからもずっと心のどこかに残っているものです。
ママが大好きな赤ちゃんは、ママの読んでくれる絵本が大好きになり、そして本を自主的にたくさん読む子どもになります。幸せな絵本タイムをたくさん作ってあげてくださいね。