赤ちゃんが母乳を飲まなくて体重が増えなかったときに実践したこと
私個人の体験ですが、上の子は普通の体重で生まれ、幸いおっぱいもたくさん飲んでくれましたが、低体重で生まれた2人目の赤ちゃんは、なかなかおっぱいを飲まず、体重が増えませんでした。
母乳が出てないのかと心配しましたが、そうではなく、赤ちゃん側の哺乳力が弱かったようです。
そんなとき、助産師さんにすすめられて試してみた、いくつかのことをご紹介します。
先絞り
赤ちゃんがおっぱいを咥える力がよわく、乳首の位置も把握できていない。そんな時は、乳首におっぱいをにじませてあげると良いようです。
授乳前に乳首を先搾りすることで、赤ちゃんが飲みやすくなります。指で横方向からギュっギュッと乳首を押します。じんわり母乳が出てきたら、やさしく赤ちゃんのお口を誘導してあげてください。母乳の匂いがあれば「これはおっぱいだ!飲もう!」という赤ちゃんの意志もうながせます。
乳首をのばす
陥没乳首の場合、赤ちゃんが咥えようと思っても、舌がするりと滑ってしまい、なかなか飲めないことがあります。赤ちゃんが飲みやすいように、乳首をのばしてあげましょう。授乳中だけでなく、普段から伸ばすマッサージをすることで、硬い乳頭が柔らかくなっていきます。
最初は痛いですが、赤ちゃんに吸われていくうちに、乳首がお餅のように伸びるようになりますよ。こうなると、咥えられる痛みもなくなり、ママは怖いものなしです!
どうしても赤ちゃんが咥えるのが難しい場合は乳頭保護器を使うのも手です。赤ちゃんがある程度大きくなれば、上手に咥えられるようになるので、それまでの辛抱です。
母乳の質を変える
純粋に美味しいおっぱいは、やはり飲みが良いようです。ママの食べるものが、美味しいおっぱいに繋がります。脂っこいものや甘いものは控えて、和食中心にしましょう。
おっぱいが詰まり気味の時も、美味しくなくなってしまうようです。私の場合は、出産した病院で母乳外来をしていて、助産師さんが詰まりを取るマッサージをしてくれました。行きつけの母乳外来を探し、信頼できる助産師さんに相談することで、おっぱいの質や量が劇的に変わったりしますよ。
抱き方を変える
赤ちゃんによって、おっぱいを飲むのが得意な向きがあるようです。乳房の形などでも、飲みやすい位置が変わります。
授乳の基本スタイルは横抱きですが、私の場合はフットボール抱きのほうが、赤ちゃんはおっぱいを飲みやすいようでした。おっぱいに向かって、赤ちゃんを垂直に抱っこするやり方ですね。
毎回同じスタイルではなく、授乳時の抱き方を変えることで赤ちゃんも色んな方向から乳首を咥えられるため、おっぱいが詰まりにくく、飲みやすいということもあるようです。
搾乳する
どうしても直接おっぱいから飲ませるのが厳しい場合は、搾乳をして、それを哺乳瓶で飲ませるという手があります。目で飲んだ量が確認できるので、体重の増減に悩んでいるママには良い方法ですね。
しかし、哺乳瓶は赤ちゃんにとっては飲みやすく、それに慣れてしまうとおっぱいを咥えるのを嫌がる可能性もあります。おっぱいをある程度咥えさせた後、哺乳瓶を使うなど、うまく両立できるといいですね。
まとめ
私の子供の場合、体重が普通の新生児ぐらい(3000gほど)になると、急に哺乳力がつき、それ以降は体重もグングン伸びました。
小さめで生まれた赤ちゃんはなかなかおっぱいを上手に飲めず、苦労するとは思いますが、私の試したことが少しでもお役に立てれば幸いです。