王者スペインGL敗退が決定。チリに0-2で完敗。決定力なく運も味方にできず…
スペイン代表のチグハグなプレイに対してチリ代表は的確な試合運び
試合開始時点でシャビがいないスタートとなったスペイン。シャビはどこか痛めたのだろうか?
でも、これがデル・ボスケの采配だとすれば疑問しか残らない。
イニエスタは頑張っていたと思う
前半を通してイニエスタに負担がかかりすぎていて、その周りの選手たちの動きが悪すぎる。
フォローもできていなし動けていない。見ていてイニエスタが気の毒だった。
ディフェンス面も冴えない展開。戻りは遅いしDFの足がまるでついていっていない。これでは…と思っていた前半20分。
メキシコ・バルガスの得点が決まる。完全にディフェンスの後ろを突かれた格好だ。
中盤の基本的な組み立てからパスがつながらないスペインは、その後も攻めることそのものができていなかった。
シャビの不在は非常に痛いと思わざるを得ない状況。
対するチリは非常に運動量も高く、攻守の切り替えが素晴らしかった。そして、全選手の集中力と意識の高さがうかがえた。
動こうという意識が感じられなかったスペイン
そうこうしている間に前半43分。スペインはファールからフリーキックを与えてしまう。
サンチェスのキックしたボールは枠をとらえたがスペインGK・カシージャスがセーブ。こぼれたボールをいとも簡単にアランゴスに決められ2失点目。
何か他のことを考えていたのか。ボ~っとしたスペインディフェンス陣の足もとに落ちたボールに誰も反応できず(せず)。
後半に入ってもシャビの投入はなく、19分。ジエゴ・コスタに代えてフェルナンド・トーレスを投入。(その時は)これはいいと思った。
しかし、守備寄りにシフトしたチリの前になすすべなく攻めあぐねる状況は続く。
何より全員で守り、ボールを奪って得点しようという意識がまったく感じられない。
代表107試合出場の実績は無駄だったのか!トーレス!
途中交代したトーレスが守備をサボる始末。リードしているチームでもあんなテイタラクはないだろう。
ようやく「スペインらしさ」が見られてきたのは後半40分から試合終了までのわずかな時間。遅すぎ。
スペインの敗退が決定してワールドカップのおもしろみが減ってしまったが、今大会のスペインには当然の結果だろう。
それにしても前大会で世界一になったチームが今大会2戦目にして敗退が決まるとは…好きなチームだけに悲しすぎる。