大学や就職の面接は暗記力や会話力を披露する場じゃありません。本当に大事なのは「自分を知ってもらうこと」
大学や就職する時の面接ってかなり緊張してしまいますよね。
世の中にはたくさん面接に関しての本が出回っていますが、そういう本を鵜呑みにして面接に臨むと、意外と面接官は見抜いてしまうのもです。
今回は面接にはどう望むのが正しいのか、お伝えしていきたいと思います。
目次
面接対策本を鵜呑みにしすぎてはダメ!
面接に対する本はたくさんありますが、その本は参考程度にしておきましょう。というか、面接対策本では表面的なことに対する対策はできますが、本質的な面接対策はできません。当然、面接官が面接対策本を読んで「こいつはあの本を読んでいるな」なんて考えるわけではありません。
しかし、面接官は今まで何百人もの人間を見てきた人間なので、マニュアル面接をしてしまうとすぐにバレてしまいます。
中には「今年はこれが流行りなのか」とわかってしまう面接官もいるんだとか。なので、面接マニュアル本を参考にする程度なら問題ありませんが、全て丸パクリするようなマネをしてしまうと企業によってはすぐに落とされてしまいます。
やはり自分の言葉で面接官に伝えるというのが大事ですよ。
面接は準備が大切!
面接に必要なことはまず準備が大切になってきます。どんな準備が必要なのか?
それは、一般常識・マナーを身につけておくこと、です。
最近の面接では、
- 敬語が使えない
- Tシャツで面接を受けに来る
- 履歴書を片手で渡してくる
こういった若者が増えているそうです。あなたが面接官だとしたら、こういった人を会社で採用しますか?
常識的に考えると、採用できないですよね。
社会のルールをわからないということは、会社に入ってもお荷物にしかならないのです。もちろん一般常識やマナーについて世話を焼いてくれる会社もあるかもしれません。
しかし、今は新卒でも即戦力がどうたらこうたら…なんて言われる時代です。会社が人を育てる余裕が無いのです。つまるところ、一般常識やマナーが備わっていない人材を採用しても、会社にとっても取引先にとってもまるでメリットがないわけで。
細かいところまで気にすることはありませんが、やはり最低ラインというものがありますよね。上記で挙げた常識不足なことを無意識にやっているようなら、まずその会社で面接に受かることはないでしょう。
面接を受ける会社について調べておく
これもかなり重要なことですが、会社について知識があるとそれだけでも「お、こいつうちの会社で働く気満々なんだな」とポジティブに受け取ってもらえます。
例えば、その会社のCMで起用されているタレントのファンです!なんて言われるよりも、その会社の商品名や作品名を挙げて褒めてもらえるほうが嬉しいのは当然です。
当然、褒めるだけでなく改善してほしいなと感じる部分などを話してもOKです。だって、きちんと会社の商品を見てくれているわけですから。
なので、就職活動する際にはインターネットでもなんでもいいので受ける会社の情報は集めておきましょう。そして、その会社の商品を実際に手にとって使ってみたりすることで、よりどんな会社なのかを考えやすくなるでしょう。
ガッツリその会社の商品のユーザーだったという場合はさらに好印象になりますよ!
ニュースを見て、自分の意見を持っておく
すべての会社が時事ネタについて質問してくるわけではありませんが、自分の意見を持っているのか?というのを見る企業もあります。
聞かれてわからなかったら「わかりません」でもいいですが、逆に社会人になろうとしているのにニュースも見ないのか?と思われネガティブな印象に繋がってしまう可能性が!
普段からニュースや新聞を読んで、自分の意見を考えておくといいでしょう。もちろん新聞は電子版で十分。スマホやタブレットから効率的にニュースを取得できるスマートニュースやグノシー、ヤフーニュースなどのしっかり活用しましょう!
企業によっては、○○という人は知っていますか?という質問をしてくる面接官もいるそうなので、やはりニュースや新聞に目を通しておくとスムーズに面接が進みます。
あなたは会社に対してどんな貢献ができますか?
そうそう、昔こういうゲームがありました。
リクルート シミュレーション 就職ゲーム
知っている人は知っているスーパーファミコンのゲームでしたが、題名の通り、就職するためのシュミレーションゲームなんです!
ライバルよりも内定を多くとった方の勝ちというゲームで、恋愛要素も絡めたゲームでした。そのゲームの中で「あなたはうちの会社でどれだけ貢献できますか?」と聞かれたんです。
現実でもそういった趣旨のことを聞かれるので答えられるようにしたいですよね。ゲームの中では4択で済みますが、現実ではそうはいきません。
まして「わかりません」や「一生懸命頑張ります!」なんて当たり前すぎますよ。ここでは自分のスキルを考えながら「こういったことで貢献できる」という答えを用意しておくのが無難です。もちろん用意といっても暗記では意味がないです。
なので、「○○に関しては今のところ全く知識がないのですが、採用して頂けたら一日でも早く力になれるように勉強して頑張りたいと思います」くらいでも問題はありませんよ。
答えるためにはきちんと企業について調べておく必要がありますが、知らないことは知らないでOK。その次に知るなり学ぶなり努力する姿勢を見せる、というのが大事です。
面接官が見ているのはあなた自身!
面接マニュアル本を丸暗記すれば受かると思っていたら大間違い!最初に言った通り、面接官は年に100人単位で人を見てきています。
なのであなたがどんな人間性なのかすぐに見抜いてしまいます。マニュアル本で対応しようとすると、応用が利かない人間だと思われて落とされてしまいますよ。
やはり、しっかりと自分の言葉で伝えることが非常に重要になってくるのです。逆の立場になって考えてみると、自分の言葉で話せない人間は会社に入ってもらってもマニュアル以外のことが起こっていしまうと対応ができないかも?と思いますね。いわゆる「指示待ち人間」になってしまうわけです。
一度面接官が聞きそうなことを紙に書き出して、自分の答えも書いてみたほうがいいのかもしれません。もちろん書いたら忘れるくらいの気持ちで、暗記はしないように!
まとめ:面接官は百戦錬磨、丸暗記では乗り越えられません!
いかがでしたでしょうか?面接官はマニュアル本の中身を知りたいんじゃなくて、あなた自身を知りたいのです。
なので、本を読むのは参考程度にし、あなた自身の言葉を伝えるのが非常に重要ですよ!面接は緊張するから失敗もしやすいですが、練習を重ねればうまくいくようにもなります。
がんばって緊張せずに相手に伝えられるようにしましょう!
この記事があなたにとって役に立つことを祈っています。