ポケモンGOは格安SIMとポケットwifiどっちで遊ぶのが快適なのか考えてみた。
ポケモンGOはアプリを起動しつつネット回線を使用することになるため、かなりのデータ通信量になることが予想されます。
そのため、各通信会社が予め設定している通信量を大幅に超えてしまい速度制限となる可能性が非常に高いんですね。
通信速度制限にひっかかってしまうと、200~300kbps程度の通信速度しか出なくなり、ネットのブラウジングも非常に低速でイライラが溜まってしまうと思います。
そうならないためには、速度制限のないポケットwifiを事前に準備しておくのが1番良いのですが、でもやっぱり今使っている通信会社のSIMや格安SIMでも大丈夫なんじゃないの?と思うかもしれません。
ここでは格安SIMはなぜポケGOプレイにおいておすすめできないのか、について考えていきたいと思います。
目次
大手や格安SIM一社のみの運用だと速度制限にかかりやすい
格安SIMや大手通信会社を使っていて1番警戒しなければならないのが、はじめにもお伝えしている速度制限です。
速度制限を受けると200~300kbps程度しかでなくなってしまい、Googleマップやネットのブラウジングさえも低速になってしまいます。
別に遅くなっても見れるならいいじゃん、と思うでしょうけども、遅くなってしまえばそれなりに弊害はでてきます。
200~300kbpsがどの程度の速度なのか、というのは下の動画で検証されているので参考にしてみてくださいね。
以下で速度制限を受けるとどの程度不便になるのかについてまとめてみました。
速度制限にかかっても困らないことはある
速度制限で不便なところの前に、速度制限にかかっても特に問題がない部分を先に確認しておきましょう。
「音声通話」や「データ通信を利用しないアプリ」は全く影響を受けることがありません。
また、データ利用量の少ないLINEなどのアプリやメールであればあまり不便を感じること無く活用できるはず。
ただし、写真や画像などのデータ受け取り(または送信)にはかなり時間がかかってしまうというのを覚えておきましょう。
ホーム画面に設置した天気予報や時間、ニュースなどはデータ量が少ないので影響はほとんど受けません。
速度制限にかかって困ること
では、速度制限にかかって困ることは何かというと、画像の多いWEBサイトを見たりするときにロードが非常に遅くなります。
同じくyoutubeなどの動画サイトでも読み込みが明らかに遅くなり、再生すら始まらないと考えられます。
それだけでなく、パズドラやモンストなど頻繁にアップデートしたり容量の大きなデータをダウンロードするアプリの場合、プレイまでのロードが非常に長くなってまともに遊べなくなる可能性が高いです。
スマホゲームをよくしている方にとってこれはある意味死活問題。
期限が決められたクエストなんか、全然できなくなってしまいますからね。
速度制限でも特に影響がない人は?
ポケGOをしまくって速度制限を受けても特に影響を受けない人は?というと、
・メールやラインなどテキストベースの通信がメインの方
・音声通話がメインの方
・スマホゲームをしない方
・スマホで大容量の動画を見ない方
・通信制限に引っかからないよう常に通信量を気にしている方
etc…
などが該当するかと思います。もちろん全部該当する方もいるでしょうし、いくつかだけ、という方もいるでしょう。
1ヶ月の通信量が1ギガ~2ギガ程度という方なら、速度制限にかかるようなポケGOの遊び方はしないんじゃないでしょうか。
もちろんドハマリしてしまえば余裕でその範囲を超えてしまうことも考えられるため、そうなったらポケットwifiの契約も視野に入れておくと良いですね。
どれくらいの使用で通信速度制限を受けるの?
ちなみに、速度制限を今まで受けたことがないという方もいるはず。
どの程度で速度を受けるのかは利用している会社のプランに依存します。
例えばauの「4GLTEプラン」の場合、1ヶ月間でのデータ使用量が7ギガを超えると128Kbpsとなります。
docomoやソフトバンクでも同様に、7ギガや5ギガなど容量に違いはあるものの、ひと月の限度量を超えると128Kbpsに制限され、次の月になるまではずっとその状態で使用せざるを得なくなります。(速度制限解除金を支払えば速度制限を解除できます)
格安SIMの場合も同じくプラン内で決められた容量を超過すると速度制限に引っかかります。
ただ、DMMモバイルなど8ギガ以上の容量であれば速度制限に掛かる可能性は大きく減ると思います。
ただし、その場合は格安SIMをwifiルーター運用って意味なくない?だと思います。
格安SIM運用は2000円程度まで、と決めている方が多いと思いますので、「格安」というメリットは受けられなくなるはず。
ポケットwifiも格安SIMも一長一短
上でお伝えしたことをまとめると、「格安SIMも大手通信会社と同じく速度制限があり、月々の容量を超過してしまえば遅くなる」ということでした。
結局はどの通信会社であろうと規定容量を超過すると制限を受けてしまいます。
(※速度制限のない格安SIMもありますが、もともとの速度が低速だったりするため利用に無理があります)
と、いうことはです。
格安SIMをポケットwifiルーターで運用してもあまりお得とは言えないのではないでしょうか。
もちろん大容量をデータ専用の契約で運用すれば速度制限にひっかかる可能性は少ないですし、SIMカードの入れ替えなども必要が無いため効率的です。
しかし、ポケットwifiルーターは結構高いので使いはじめるまでの初期費用がかさんでしまいます。
このモバイルルーターにDMMモバイルの8ギガデータプラン(2000円)を加えて大体初期費用2万円となります。
月々の運用費は7000円程度に落ち着きますが、それでもやっぱり維持費的に高く感じてしまいますね。
対してポケットwifi(WiMAX2+)の「UQ Flatツープラスギガ放題」であれば、最初の3ヶ月は3696円(4ヶ月目から4380円)で、安価のwifiルーターをセットにすれば初期費用を1万円以下に抑えられます。
さらにこのプランであれば月限度量による通信制限がありません。
3日間内で3ギガを超える通信を行うと速度制限にかかるという制限はあるものの、翌日には解除されますし格安SIMのように月限度量による通信制限がないのがポイントですね。
月々の運用は格安SIM運用より1000~2000円割高になってしまうのがネックですが、速度制限を受けにくい状態になるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
こうみるとポケットwifiも格安SIMも一長一短という感じですが、ポケモンGOだけでなく色々なゲームで遊んだり動画、ブラウジングを楽しみたいという人にはポケットwifiの方が制限がゆるいのでオススメと私は思います。
まとめ
さて、ポケモンGOにどっぷりハマる前提でじっくりとポケットwifiと格安SIM運用はどっちがいいのかについて考えてみましたが、いかがだったでしょうか?
最後にそれぞれのメリットデメリットをまとめてみます。
格安SIMのメリット
・大容量プランならあまり容量を気にしなくて良い
・モバイルルーターにセットすれば現在運用しているSIMにプラスαした運用が可能
格安SIMのデメリット
・大容量プランだと結果的に「格安」ではなくなる
・モバイルルーター運用すると初期費用が格段に高くなる
ポケットwifiのメリット
・速度制限にかかりにくくなり快適に遊べる
・初期費用を安く抑えられる
ポケットwifiのデメリット
・格安SIMの大容量プランより運用費がやや高くなる
・格安SIMよりも解約手続きが煩雑
客観的に見ると、やはり一長一短といえますね。
ただし、ポケモンGOを快適に遊びたいのであればポケットwifiの方が良いと思います。
複数人の友達と一緒に外に出る場合でも一台ポケットwifiがあれば共有して活用できますからね。
それぞれのメリット・デメリットを勘案した上で利用を検討してみてはどうでしょうか?