母乳から赤ちゃんへのカフェインの影響は気にし過ぎない方がいいという話
お腹に赤ちゃんが出来たときから、ママは食事や飲み物に気を遣うようになりますね。授乳中も心配は付きません。
「刺激物を食べたら赤ちゃんがびっくりしないかしら?」とか、「卵や牛乳をたくさんとったらアレルギーにならないかな」などなど。
とくにカフェインに関しては、気にしているママは多いはず。
自分の経験もふまえて、授乳時のカフェインの影響を調べてみました。
カフェインが多く含まれるもの
カフェインが含まれている飲み物の代表は、コーヒーですね。コーヒーを飲むと眠れなくなる、とはよく言われています。
他にも多く含まれているのは、紅茶、緑茶、ウーロン茶、栄養ドリンクなどです。
カフェイン含有量で言うと、一回あたりに取る分量や種類にもよりますが、一般的には、コーヒー>栄養ドリンク>紅茶>ウーロン茶>緑茶となります。
緑茶はカフェインが多いイメージがありますが、「玉露」などではない限り、そこまで多くはないのですね。
あまり知られていませんが、ココアやコーラなどにもカフェインは含まれています。
カフェインを完全に抜こうと思うなら、お水か麦茶です。最近は「カフェインゼロ」をうたった十六茶やそば茶なども人気です。
カフェインはどれくらい移行する?
授乳中、アルコールが厳禁なのは、ママが口にした成分が赤ちゃんにもおっぱいにもいくからです。
カフェインも同様ですね。ただし、カフェインは他の成分に比べると移行率はかなり低く、0.5%~1.5%という研究結果が出ているようです。
飲んですぐにカフェインが移行するわけではなく、30分くらいでママの中の濃度がピークになり、1時間前後で母乳に移るということですね。
これらの数値から考えると、一日2、3杯のコーヒーぐらいであれば、ほとんど影響はないと思われます。
また、カフェインをとったあと、2時間ぐらいたってから授乳すればさらに影響は減ることになります。
授乳時のカフェインの影響
カフェインの影響で一番心配なのは「不眠」ですよね。ただでさえ、赤ちゃんの寝かしつけに困っているママはちょっとの影響でも怖いと思うでしょう。
私の経験から言うと、完璧にカフェインゼロの生活をしていた上の子供は、毎日興奮気味であまり寝ず、逆にカフェインを全く気にしない生活をしていた下の子供は、お布団においておけばぐっすり長時間寝る子でした。
カフェインを気にしない生活といっても、もちろん水のようにがぶがぶコーヒーを飲んでいたわけではありません。コーヒーは1日3杯程度、それにお茶は麦茶ではなくウーロン茶を飲んでいました。チョコレートなども気にせず食べました。
私の場合、授乳時のカフェインの影響はなく、やはり子供の性質が大きいように思います。しかし、こういうものは個人差もありますので、ちょっとのカフェインでも起きるようになる子はいるかもしれませんね。
はじめはカフェインレスの飲み物などで少しずつ様子を見ていってはいかがでしょうか。
まとめ
「コーヒーや紅茶が好きなのに、授乳しているから飲むのを必死で我慢している!」というママは、1日1杯程度なら飲んでみてはいかがでしょう。ストレスのほうが育児には問題になるからです。
忙しい日々の中で、ちょっとしたコーヒー(ティー)タイムは素敵な癒しの時間になると思いますよ。私の場合、コーヒーは頭痛なども抑えてくれたので、重宝していました。
長い一生と比べると、授乳できる期間は一瞬です。カフェインと上手に付き合って、ストレスなく過ごせるといいですね。