縁起が良い初夢はいつ見た夢のこと?良い夢を見るための5つの助言

縁起が良い初夢はいつ見た夢のこと?良い夢を見るための5つの助言

いよいよ年の瀬となりました。新年が明けると初詣に行って、一年の無病息災をお祈りする方も多い事だと思います。初詣では「おみくじ」を引いて、新年の運勢を占うのも楽しみの一つですよね。

おみくじ同様、新年の運勢を占うのが「初夢」です。一年に一度の初夢。出来れば縁起の良い初夢を見て、新年の幕開けとしたいものですよね。

そこで今回は「初夢」について取り上げてみたいと思います。初夢の「時期」や「縁起の良い内容」そして「良い初夢」を見るための5つのポイントをご紹介したいと思います。最後までお読み頂いて、幸先の良い新年のスタートを切って頂ければと思います!

初夢-いつ見た夢が初夢なの?

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この初夢の定義は、実は意外と曖昧です。いつ見た夢が初夢なのか…まずはそれをご説明したいと思います♪

初夢の始まり

昔の日本では「立春」を新年の始まりとしていました。立春とは「立春・立夏・立秋・立冬」のように、新しい季節の始まりとされる日を指しています。ちなみにこの前日は、季節を分ける日「節分」と呼ばれていますね。

日本で初めて「初夢」が登場する文献は、西行法師の「山家集」です。西行法師は、平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した僧侶・詩人。諸国を巡る旅に出て、数々の和歌を残しました。

そんな西行法師が残した歌が『年暮れぬ 春来べしとは思ひ寝に まさしく見えて かなふ初夢』。あまりにも有名な歌ですね。

江戸時代以降の初夢

しだいに、暦上の元旦つまり1月1日が新年だと考えられるようになります。しかし諸説の理由から、初夢は「大晦日~元旦」「元旦~1月2日」「1月2日~1月3日」と意見が分かれていました。

しかし現在では「元旦~1月2日」にかけて見た夢を初夢とする事が一般的のようです。新年が明けてから初めて見た夢を「初夢」と考えて良いようですね♪

初夢-縁起の良い初夢とは?

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縁起の良い初夢を表現する諺として「一富士(いちふじ)二鷹(にたか)三茄子(さんなすび)」があります。これらが初夢に登場すると、縁起が良いとされています。

実はこれらは全て、江戸時代の将軍・徳川家康のお膝元「駿河」にちなんでいるんです。天下を取った将軍・徳川家康にあやかって、初夢で見ると縁起が良いとされているみたいですね。

縁起の良い初夢-一富士(いちふじ)

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徳川家康のお膝元・駿河は現在の静岡県中央部に位置します。この静岡県と山梨県にそびえるのが、日本一高い山「富士山」です。「富士(ふじ)」は「無事(ぶじ)」「不死(ふし)」に通じる事からも、初夢で見ると縁起が良いとされて来ました。

縁起の良い初夢-二鷹(にたか)

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徳川家のお膝元・駿河で2番目に高い山が「愛鷹山(あしたかやま)」です。また徳川家康が「鷹狩り」を好んだことから、初夢で見ると縁起の良いものの一つになったと言われています。

縁起の良い初夢-三茄子(さんなすび)

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初夢に縁起の良いとされる「一富士、二鷹、三茄子」は、駿河で高い物の順番であったとする説があります。駿河で高いものと言えば「富士山」「愛鷹山」そして「初物の茄子の値段」です。

単に家康公が茄子を好んだとの説、茄子が「成す(なす)」に通じて縁起が良いとする説もあるようですね。

縁起の良い初夢-四扇・五煙草・六座頭

「四扇(しおうぎ)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)」は「一富士(いちふじ)二鷹(にたか)三茄子(さんなすび)」と対応していると言われています。次に、意外と知られていない「四扇・五煙草・六座頭」についてご紹介したいと思います。

一富士・四扇(いちふじ・しおうぎ)

富士山・扇ともに末広がりとなっています。子孫繁栄や商売繁盛を表し、縁起が良いとされています。

二鷹・五煙草(にたか・ごたばこ)

鷹そして煙草(たばこ)の煙は上昇するので、運気が上昇し縁起が良いとされています。

三茄子・六座頭(さんなす・ろくざとう)

座頭とは、剃髪した琵琶法師の事です。茄子・座頭ともに毛のない事から「怪我(けが)ない」として縁起が良いとされています。

初夢-縁起の良い初夢を見る為に意識したい5つのポイント

最後に、良い初夢を見るための5つのポイントをご紹介したいと思います。

良い初夢のため-宝船の絵を敷く

室町時代頃から、縁起の良い七福神が乗っている「宝船」の絵を枕の下に敷いて寝ると良い初夢を見る事が出来ると言われていますす。

ちなみに「七福神」とは次の7つの神の事ですね♪
参考リンク:http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50072900X21C12A2000000/

良い初夢のため-宝船に回文を添える

参考リンク:http://www.m-gakusei.com/index.php?%E3%80%8C%E3%81%9F%E8%A1%8C%E3%80%8D
枕の下に敷く宝船の絵に「ある回文」を添えると、縁起が良い初夢を見る事が出来ると言われています。回文とは、前から読んでも後ろから読んでも同じ文の事です。その回文とは・・・

「永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音の良きかな」

「なかきよの とおのねふりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな」

何とも美しい響きですね♪

良い初夢のため-獏を利用する

獏(ばく)は、中国から日本に伝わった伝説上の生き物です。日本では、獏は悪夢を食べて生きているとされてきました。

そこで宝船の裏側に、獏と言う文字や獏の絵を描きましょう。獏が悪夢を食べてくれ、良い初夢を見れる事でしょう。

良い初夢のため-眠る前にイメージしよう♪

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良い夢を見るためには、眠る前のイメージが大切です。良い初夢を見れるに違いないと言い聞かせ、リラックスして就寝してみて下さい。

良い初夢のため-悪い初夢を見た場合

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もし初夢で悪い夢を見たとしても、気にする事はありません。思い切ってその夢の内容を、他人に話してみましょう!人に話すと、見た夢は現実とならないと言われています。

また「夕べの夢は獏にあげます」と3回唱えたり、宝船の絵を川に流すと邪気が払われると言われていますよ。

さて今回は、初夢の「時期」や「縁起の良い内容」そして「良い初夢」を見るための5つのポイントをご紹介致しました。以上をご参考に、新しい年の始まりに良い初夢を見れると良いですね!

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