高校生向けの練習しやすい意見文や小論文テーマの選び方と書き方例文

高校生向けの練習しやすい意見文や小論文テーマの選び方と書き方例文

夏休みももうすぐ終わりに近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?学校が始まるのは憂鬱だし、そろそろ意見文のテーマを選ばなきゃならない時期になってきました。

前に中学生の意見文のテーマについてコラムを書いたことがありますが、今回は高校生になったあなたへの練習しやすい意見文のテーマについてお教えしますので、ぜひ読んでみてくださいね。

先を見据え「考えを文字に起こす」練習をしよう!

中学生と違って高校生活というのは、大学生・社会人になるための準備期間とも言えます。なので、もし自分が進学を考えているならテーマも大学入試に使えるようなテーマを考えてみたほうが練習できるのでがんばりましょう。

大人になると、自分の考えを相手に誤解なく伝えなければならない場面は今までよりもたくさん増えます。「意見文や小論文なんかただの受験対策でしょ・・・」と考えず、自分の意見や考えをしっかり伝える練習だと捉えておくといいですね。

テーマ選びは「はい」か「いいえ」で答えられるものを選ぶ!

今ではネットでいくらでも調べられますが、昔はテーマやそれに関する情報を調べるのも一苦労でした。テーマ自体は受験対策本には乗っていましたが、今よりもテーマに関する情報を探すのが難しく国語の先生に聞いたり周りの大人に聞いたりと、奔走する毎日だったんです。

ですが今はスマホで調べれば、書きたいテーマに対してどんなニュースがあるのか、どんな主張をしている人がいるのか、どんな本にまとめられているのか、というのが簡単に調べられますので情報をまとめて考える時間をたくさん持つようにすると良いでしょう

テーマは「イエスorノー」「賛成か反対か」を選ぶことができるテーマを選ぶのが意見文や小論文のコツ。主張が二転三転して結局何が言いたいのかわからない、ということは避けなければなりません。そのためには文頭で「私は○○に賛成(反対)です」とおき、意見文全体が主張することを示すのがポイントです。曖昧な答えは意見文や小論文には求められていません。

まず、自分の意見が主張しやすいテーマを見つけてみましょう。ネットで探すのもいいですが、新聞を読んでみるのもいいと思います。新聞はいろいろなテーマが載っていますし、政治から地元情報まであります。すみずみまで読んでみると意外な発見があったりしますのでぜひ読んでみましょう。

テーマ例題

【テーマ型の出題例】

問:以下のテーマについて
あなたの意見を述べなさい。

・エネルギー問題
・高齢・少子化社会
・グローバリゼーション
・インターネット
・英語教育
・宇宙開発
・少年犯罪
・異文化理解
・iPS 細胞
・ボランティア活動
・食料問題
・出生前診断
・TPP

(引用元 わかば国語・作文教室

上記のテーマは実は10年くらい前から大学入試の小論文問題テーマとして定番となりつつあるものです。(普遍ではありますが若干古臭いとも感じてしまいますよね)すでに言葉だけでわからないのもあるかもしれませんが、それを調べるのも自分の力になります。

上記のテーマは面白くないしつまらないし、しかも全く興味が無い場合でも、少しでも身近な問題と関連付けて考えると頭の体操になります。では次にどのように書くのか「英語教育」を例題として書いてみましょう。

例文「小学生からの英語教育には反対」

★テーマ:小学生からの英語教育は是か非か★

私は小学生のうちから英語教育を授業で行うのは反対です。

その理由は、日本における英語教育が受験英語に偏った内容となっていて実践的なものではないからです。
今では小学生の義務教育として組み込まれた英語ですが、受験のための英語という意識が変わらない限り勉強する年齢を引き下げても苦手意識が高まるだけではないでしょうか。

東京オリンピック直前やそれ以降に増加すると考えられる外国人観光客に備え、英語を活用できる人材を増やし頭打ちに近いGDP成長を押し上げたいのが政府の狙いなのかもしれません。しかし日本における英語教育は文法中心となっているため、大学入試程度の知識があるのに会話が出来ない人が多いのも事実だと考えます。その結果、本当に英語が必要な人は自分で語学学校に通うことになります。

外国人観光客が増えるのであれば、文法ベースではなく会話ベースの英語のほうが求められる機会が増えるはずです。しかし日本の英語教育において会話は重視されていません。授業中に会話の練習をすることになった場合でもペアを組む相手は日本人です。日本語なまりが強く、そもそも簡単な会話すら成り立たない生徒同士で会話の練習をしても意味がないどころか、自分の発音のおかしさに気づけないままの状態が続き、結局英会話が上達しないまま授業を終えることになってしまいます。

これでは英語を活用できる人材は増えません。英会話の上達に必要なことに優先順位をつけると、ネイティブとの会話、発音練習、文法の順番になると私は考えます。日本人は外国人との接点が少なすぎることに加え、発音の練習をする機会がほとんどありません。ALTの先生と個別で会話練習を行う時間もほとんどありません。本当に英語を活用できる人材を増やしたいのであれば、小学校から少人数のクラス制にして丁寧に発音や会話の個別指導を行うことが重要だと考えます。幸い日本は文法教育には力を入れているため、今まで通り中学生から文法を習っても大学入試レベルには到達できるのではないでしょうか。

日本人が英語を苦手に感じてしまう理由は、文法の学習が楽しくないということが一つの要因ではないかと私は考えます。英語は勉強科目の一つという位置づけで捉えてしまうので面白くないのです。ですが実際には英語はコミュニケーションルールの一つでしかありません。これからの時代、いかに英語を楽しく学べる環境を構築するかが鍵になると私は考えます。

そういった理由から、私は従来通りの文法重視の英語教育であれば小学生から行うのは反対です。

文字数:1046文字

はい、というわけで例題として書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?この文字数で1100字以内に収まりました。この例文では、文法重視の日本では英語教育を早くから実施しても苦手意識を高めるだけなのではないか、という主張を感じ取れるはずです。

この例文を書いて思ったのですが、高校生の時にはおそらくこんな文章は書けなかったと思います。

何かしら意見を書く場合、Aという物事には何が関連していているのか?を知っている必要があります

そのためには日頃からニュースや新聞、書籍等をよく読む習慣を身につける他ありません。
それだけでなく、自分自身で色々な体験をすることも必要になってきます。

休みの日は家でゴロゴロしているという人も、外に出て自分の体で様々なことを体験することが人生で一番大事、というのは覚えておいて損はありません。

ちなみに、高校生だと三年までの間に1200文字くらい書けるようになるといいですね。初めから1200文字も書けないので(話が脱線しやすくなる)まずは150~200文字を書いてみることから始めましょう。有名な小説家だっていきなり物語が書けたわけではなりません。

日々の積み重ねで作品が仕上がるのですから、地道にがんばりましょう。

書き出しと結論は「賛成か反対か」を書くと迷わない!

書き出しや結論で迷う・・・・Yahoo!の知恵袋でもこういった質問をよく見かけますね。あかまるもコラムを書くときにどういう書き出しにすればいいのか迷います。意見文や小論文でしたら、まず賛成するのか否定するのかを書いておくと書きやすいのではないでしょうか?

  • 賛成か否定
  • なぜその意見なのか
  • 改善策や対策を書く
  • 始めに書いた主張で終わる

上の例文でも何度か登場しますが、「~と思います」といった書き方は可能な限り避けたほうがいいでしょう。思いますなら「~だと考えます」に言い換えたほうがいいですね。自分の思い込みばかりだと受け取られやすいですし、憶測だけで書かれても読者は納得しません。

はは~ん、これ書いた人は自分の頭のなかだけで文章書いてるな。もっといろんな考えはあるのにね。」と思われてしまうと、それ以降の文章も全て思い込みで書いていると決めつけられてしまいますからね。そう思われないよう、客観的な論拠を揃えて書くことが必要です。

とはいえ、高校1~2年までは文章を書く練習もあまりしないでしょうから下手でも全く問題はありません。

高校2年~3年ならセルフ反論を書いて練習!

ただ、高校3年生レベルになると上記例文レベルでは論拠が足りなくなりますので、自分の書いた意見文や小論文の反対意見を更に書いて練習などをしたほうが文章力や発想力を鍛えられますよ。では先程のテーマで賛成を書いてみましょう。

例文「小学生からの英語教育には賛成」

★テーマ:小学生からの英語教育は是か非か★

私は小学生のうちから英語教育を授業で行うのは賛成です。

今まで英語の授業は中学生からでしたが、小学校の時から英語の勉強を始めるとメリットが大きいです。
少し前の世代までは英語はただでさえ触れる機会が少なく、大人になっても中学レベルの英語さえ「読めない書けない話せない」という人が私の周りには多いです。

ですがデジタルネイティブ世代の私達はインターネットや空港など国際的なインフラが整備され、国境はあってないようなものとなりました。また、外国からの旅行客が増えたことにより、しようと思えば日本の街中でも簡単に異文化交流が出来るようになったことも、英語教育の早期化を望む理由の一つです。

まずは日本語からしっかり勉強したほうが良いという意見もありますが、欧州の人々は母国語だけでなく英語を含め3つほど言語を使えるそうです。陸続きで別の国に行けるため、自然と別の言語圏との交流が生まれるからと言いますが、外国人の訪日が増えつつある現在なら同じように日本人も母国語以外の言語を習得ことは難しくないのではないでしょうか。

現在日本は円高局面に差し掛かっており、1ドルが100円前後となっています。インターネットで海外の製品を輸入するときや海外旅行でお得になりますし、なにより英語を習得しておくことで無用なトラブルや危険から自分の身を守ることもできます。

英語の授業を増やしても国語力の低下にはならないと私は考えています。なぜなら、日本語は日々読み、話し、書いているからです。英語も日本語と同じように毎日触れるようになれば、自然に習得できるようになるのではないでしょうか。
これらのことから、私は小学校からの英語教育には賛成です。

文字数:698文字

この反論文では最初の例文よりもやや視点を広くして、今の若い世代は昔よりも英語に触れる機会が多いから習得も早いだろうし小学校からの英語教育もいいんじゃないの、という単純な主張を色々な論拠で肉付けしたものです。

事前に様々な知識をもっていることで、このような幅広い視点で主張に対する肉付けをすることができます。
この例文を書くためには、

  • インターネットで他国とつながっているのが当たり前の時代に生きていること
  • 日本を訪れる外国人観光客が増加していること
  • 欧州では陸続きで国を移動できること
  • 円高・円安がもたらすメリットデメリットを知っていること
  • 現状の為替レートを知っていること

など諸々の前提条件が必要になりますので、高校3年生でないと書くのは難しいかもしれません。
ですが、ここまで肉付けすると読者を納得させられるだろうと思いませんか?

意見文や小論文を書いたら必ず自分で後から見なおしたり、国語の先生などに見てもらって主張がおかしかったり論点がずれていたりしないかをチェックしてもらいましょう。

そうすることで、自分の知識の穴が自然と見えてくるようになります。
主張をするためには論拠が必要になります。その論拠が自分の思い込みでは読者を納得させられません。
読者を納得させるには、客観的な事実を並べて「そーだねーそーだねーうんうん確かにそうだ」と感じさせる方が簡単なんです。

客観的な事実を知るには、ニュースや新聞をチェックして色々なことに興味を持つというのが大事でしょう。

新聞やニュースを楽しんで見れば興味も湧く

ただし、知識の蓄積には時間がかかりますから意見文や小論文は受験対策として高校3年になってから必死に練習しても付け焼き刃的な対処法にしかならず、限界があるのです。

だから早くから先生や親などの周りの人は「新聞読め」だの「ニュース見ろ」だのと言ってくるんですよ。
とはいえ、マンガやゲームやアニメとかのほうが楽しいっていう人も多いでしょう。

そういう人は、スマホで簡単に見れたり通知をくれるニュースアプリをインストールして時間があるときに流し読みすれば、色々な情報を手軽に仕入れることができますので活用してみましょう

ニュースを見て「自分はこう思う」「こうならいいのに」といった考えが湧いてきたらシメたもの。
興味の赴くままに調べ物をしていけば知識は蓄積されていきますし自分の考えもまとまっていくでしょう。

そういうことを日々繰り返しつつ、毎日日記などを付けていれば小論文や意見文なんてラクショー!と思える日は必ず来ます。
それを目指して頑張りましょう!

まとめ

  • テーマ選びは大学入試だけでなくその先も見据えて考える
  • 最初は200文字くらいから書いてみる
  • ~だと思う、は多用しない
  • 自分の意見に対する反論文を書いて練習する
  • ニュースを流し読みして興味を持ったものはしっかり調べる
  • 日記をつけて考えたことを文章化する訓練をする

いかがでしたでしょうか。
これから意見文や小論文をかかなきゃいけない!という人の参考になったのではないかと思います。

文章は筋トレみたいなもので書けば書くほど上達していきますし、知識も調べたり考えたりするほどどんどん蓄えられていきます。

ですが書かなかったり調べなかったりという期間が伸びるとそれだけ文章力も低下して知識も抜けて落ちていきます。
毎日何かしらに興味を持って調べ、考え、自分の意見を書いたり話すという習慣を身につけることが一番の訓練になります

あなたのテーマ選び・意見文・小論文を書くときの参考になれば嬉しいです。

ちなみに、Kindleなどの電子書籍でも参考になりそうな本が販売されています。参考にする本が多いとかさばりますが、電子書籍ならかさばらないのでおすすめですよ。私が若い時にもっと電子書籍が普及してたらもっと文章力付けれたんだけどなぁ…なんて、今更思ったりもしますね…(汗)

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