小学校中学校高校の使い終わった教科書はどうやって捨てる?お世話になった教科書との別れ方

小学校中学校高校の使い終わった教科書はどうやって捨てる?お世話になった教科書との別れ方

年度末が来ると、使い終わった教科書の処理に悩まされていませんか?「いらなくなったものはすぐに廃品回収へ!」という考えもありますが、教科書はあなたと苦楽をともにしてきた大事な「仲間」です。そんな仲間・・・教科書との別れをもう少し印象深いものにする方法をご紹介します。

処分の仕方ってどうするの?

教科書をゴミとして処分したいときは、どのようなカテゴリになるのでしょう。これは地方自治体によって違います。「資源ごみ」となっていたり、「古紙」となっていたり、あるいは細かくして「燃えるごみ」となっていることも。廃品回収というところも多いですね。基本的には、新聞紙や雑誌を捨てるときと同じような方法にしましょう。

できれば名前などは消しておきましょう。中に個人情報がわかるような落書きがあるならば契ったり、マジックなどで塗りつぶしておいたほうが安心ですよ。

処分するのは心が痛むから、何か別の方法を・・・という事でしたら、残る可能性としては「売却」「譲渡」「保存」の3つになります。

教科書って売れるの?

小学校や中学校の教科書は、基本的に入学時に受け取りますよね。実は義務教育中の教科書は国の負担によって、無料となっています。つまり、税金が使われているのです。「教科書は大事に使いなさい」といわれるのは、そのような事情があるからですね。

ただし、無料で配布されるのは1冊まで。汚れたりなくしたりした分は、自分で購入しなおさなければなりません。私は小学校のころ、しょっちゅう教科書をなくし、そのたびに親に買ってもらっていましたが、結構高価だった記憶があります。

ちなみに小学校の教科書の平均金額は1年で3,346円。中学校は4,830円となっています。自分で負担しなくてはいけない副教材費は別ですが、無料で使わせてもらっているのはありがたいです。

自分で買った教科書はともかく、基本的に税金で使わせてもらったものですから、「売ってお金にする」という考えは辞めたほうがよいでしょう。フリマアプリやネットオークションなどで売買されていますが、もしそれらを利用するのであれば、送料ぐらいの負担とし、新しい相手に使ってもらいましょう。

いざというときに取っておく

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教科書を廃品回収にせず、誰にも譲らず、自分のために取っておくという方法もあります。その場合、全ての教科書を取って置くのは場所をとるのでお勧めしません。自分にとって一番思い入れのある教科書、あるいは好きだった教科のものを厳選するといいでしょう。

ノスタルジーに浸る

教科書はノスタルジーの塊です。ページをめくったとたん、強烈に学校の風景を思い起こすことが出来ます。思い出の一つとして、教科書を取っておくのもいいでしょう。とくに国語の教科書は、物語と学生時代の記憶が直結しているので、おすすめです。

また小さいころ読んでいてなんとも思わなかった話が、大きくなると急に胸に来ることもあります。「仕事」や「家族」に関するお話などは、年齢によって感じ方が変わりますよ。教科書に載っている作品はどれも素晴らしいものばかりです。ちょっと暇な時間が合ったら小説がわりに読んでみてはいかがでしょう。当時は気づかなかった新しい発見や感動があるでしょう。

日常のちょっとした参考書がわりに

実は便利な教科書。とくに「社会」や「家庭科」などは、実生活でも役に立つ知識が満載です。日常で困ったことがあれば、辞書を引いたり、テキストを見たりしますが、教科書もその代わりになります。特によく使う部分や、大事な部分に付箋を貼ったりしておくと、便利につかえます。

必要な人へ渡す方法

近所の子どもに

自分が使わなくなった教科書は、次にたくすのが一番です。近所で年が近い子どもがいたら、渡してもいいでしょう。教科書はなくしたり汚したりする可能性もありますから、スペアがあるに越したことはありません。また、ラインや書き込みをよくする場合、二冊あると勉強もはかどります。先生が禁止していることもあるので推奨できませんが、学校に一冊教科書をおいて、家にも一冊置いておく、いわゆる「おきべん」も可能となります。

誰かに渡す場合は、トラブルを防ぐため、自分の両親と相手の両親、どちらにも話を通しておきましょう。自分が使わなくなったものを、誰かに使ってもらうのは、エコにもなりますからいいですね。

地元の掲示板で

近所に渡せる相手がいない場合は、リサイクル掲示板や、自治体のリサイクル事業を利用することもできます。たとえば「ジモティ」というサイトでは、使わなくなったものを書き込めば、欲しい人が名乗り出ます。トラブルがないよう、事前にしっかり条件を話し合いましょう。

自治体でも不用品の仲介をしてくれるところがほとんどです。市区町村の発行しているフリーペーパーなどに情報があるので、チェックしてみましょう。無料で情報を掲載することが出来ます。

思い出を写真に残しておく

誰かに渡すのであっても、自分で処分するのであっても、大事な思い出を切り取っておくと後悔しません。今は携帯が普及していますから、ちょっと気になる落書きや、気になる教科書の一部は、写真にとって残しておくといいですね。何気ないときに見返すと、楽しく懐かしい気持ちになります。また、同窓会などの話題にもなりますよ。

もう使わないのであれば、切ってスクラップにしてしまうのも手です。写真や絵などを多用すれば楽しいアート作品になりますし、好きな言葉や数式などを切り取っておけば自分の歴史の一部となります。

まとめ

いらなくなった教科書は、手放す場合でも、大事な思い出が詰まった宝物です。最後まで大事に扱いましょう。
廃品回収に出してもいいですが、誰かに使ってもらえればさらにエコになりますね。回りに必要な人がいないか聞いてみるといいでしょう。

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