[ワールドカップ連載・第34回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループG~

[ワールドカップ連載・第34回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループG~

ども~。つぶおです~。

ワールドカップ前の最後のエキシビジョンマッチ、vsザンビア戦では4-3で勝ちを収めた日本代表。

結果は勝ちだからいいとして、点を取られ過ぎな印象と力技で強引に勝った印象は否めない。

攻撃的サッカーを信条としているザッケローニ監督の戦術とはいうものの、ノーガードで打ち合って殴り倒すような内容がワールドカップ本戦で通用するのだろうか。

やっぱり守備陣は不安だなぁ。

でも、香川や大久保が本来の動きを取り戻しているようなのでそれはブラス材料。柿谷はまだちょっと心配。

マラドーナが「グループCを突破するのはコロンビアとコートジボワール」だと言っているみたいだけど、それを覆す結果を残してほしい。

それでは、グループGを見ていこう!!(^ω^)

ドイツ

メスト・エジル(MF/アーセナル)

ドイツ代表、勝敗のカギを握るのがこのエジル。前回の南アフリカ大会でもしっかりと結果と内容を残し、まさに今が旬の選手である。

FIFAバロンドール候補にも挙がったことのある名選手で、自らが得点する能力はもちろん、素晴らしいアシスト能力も持っている。

前大会から4年、どんな成長を遂げているか非常に楽しみである。

トーマス・ミュラー(MF・FW/バイエルン・ミュンヘン)

エジルと並び、ドイツを牽引する選手の一人である。地元ドイツのクラブでプレイしている選手で、20歳の時(前回の南アフリカワールドカップ)にワールドカップ史上最年少でゴールデンブーツ賞(≒得点王)を獲得している。

運動量と状況判断力が素晴らしく、今大会でもきっと結果を残すだろう。

アンドレ・シュールレ(FW/チェルシー)

今回のワールドカップ・ヨーロッパ予選(vsスウェーデン戦)でハットトリックを達成した。俊敏で的確な動きをする選手で、スピードというよりも機敏といった印象。

相手選手がちょっとでも気を抜いていると得点を決められてしまうだろう。

 

☆総評☆

僕のドイツ代表に対する印象は、「いつも強い」。過去のワールドカップでも抜群の安定感を見せており、攻守のバランスが非常にいい。

今回のヨーロッパ予選は無敗で突破していて、1試合の平均得点がなんと「3.6」!!攻守に隙のないドイツは今大会でも健在である。

平均年齢が若く、今ノりにノっている選手が多い。グループリーグ突破はもちろん、優勝戦線にもきっと影響を与えるだろう。

ポルトガル

クリスチアーノ・ロナウド(FW/レアル・マドリード)

「ほぼ完璧」な世界を代表するエースストライカー。

長所を挙げればキリがないが、素晴らしいボディバランスとテクニックを持ち、華麗なドリブルで何人でも抜き去っていく。その理由は186㎝・84㎏の強靭でバランスの取れた体だろう。

圧倒的な得点力と、正確なアシストから得点を生み出す力、空中戦にも非常に強い。短所を挙げようとしても簡単には見つからない。

エルデル・マヌエル・マルケス・ポスティガ(FW/ラツィオ)

代表歴10年を超えるベテランフォワード。A代表では30点近い得点を記録しており、安定感と安心感のある選手。

高い技術力を持つフォワードではあるが、どちらかというとアシスト面で活躍することが多い。今大会でもロナウドをサポートする形で得点を重ねることになるだろう。

そして、「大事なところで決める男」それがポスティガ。

☆総評☆

選手個々の能力は高いものの、チームとして機能せずに結果が残せていないのが現状。今年の代表でもその傾向はある。

ロナウド頼みな部分は強く、それが弱点とも言える。今大会でもグループリーグで消える可能性はある。

ガーナ

アサモア・ギャン(FW/アル・アイン)

代表歴の中で39得点を記録しているガーナのエースストライカー。

ガーナの攻撃サッカーを支えているのがこの選手で、アフリカ年間最優秀選手賞にノミネートされるほどの実力を持つ。

今大会では大事なところで決めてほしい。

☆総評☆

2006年のドイツワールドカップではグループリーグ突破(初出場)、2010年の南アフリカワールドカップではベスト8という驚きの結果を残している。

アフリカ選手特有の身体能力を生かした攻撃特化のチームだけに「惜しい」では勝てない。決めるところでしっかりと決めることができればグループリーグ突破は十分に可能。

アメリカ

マイケル・ブラッドリー(MF/トロント)

アメリカのボランチの役割を担い、攻守の起点となる選手。戦術理解度が高く、それを生かす能力に優れ、豊富な運動量でチームの穴をカバーする。

クリント・デンプシー(FW/シアトル・サウンダーズ)

決定力、キープ力・突破力に優れたアメリカのエースストライカー。アシスト能力にも優れ、サッカーセンスは素晴らしいものを持っている。

☆総評☆

アメリカにサッカーのイメージはあまりないかもしれないが、アメリカ代表は決して弱いチームではない。

ベスト8が過去最高の成績だが、今大会はアメリカにとって初戦となるガーナ戦がポイント。

この戦いを制することができればグループリーグ突破はグンと近くなる。

グループG!この試合は見たい!!

6/17(1:00~) ドイツvsポルトガル

6/17(7:00~) ガーナvsアメリカ

6/23(7:00~) アメリカvsポルトガル

6/27(1:00~)  アメリカvsドイツ

※時刻は日本時間

 

グループG!勝手につぶ予想!!

1位  ドイツ 3勝(アメリカ・ポルトガル・ガーナ)
2位 アメリカ 2勝(ガーナ・ポルトガル)1敗(ドイツ)
3位 ポルトガル 1勝(ガーナ)2敗(ドイツ・アメリカ)
4位 ガーナ 3敗(ドイツ・アメリカ・ポルトガル)

C・ロナウドの力だけでポルトガルをどこまで引っ張っていけるか…
このグループが一番どうなるか予測がつかない組である。ドイツ・アメリカはバランス型、ポルトガル・ガーナは攻撃型のチームで、結果はどうなるだろうか。

ホントに「やってみないとわからない」状況。

アメリカの天敵はガーナで、ガーナはアメリカを得意としている。このあたりがポイントとなるんじゃないだろうか。

ドイツの安定感は今大会も健在だろう。いろんな意味で楽しみなグループであることは間違いない。

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