[ワールドカップ連載・第33回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループF~

[ワールドカップ連載・第33回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループF~

ども~。つぶおです~。

カズがJFA(日本サッカー協会)親善大使としてワールドカップに参加することが発表されたね。

ワールドカップ直前にこれは意外で、とてもいいニュースである。
カズ、50前なのにかっこよすぎるぜ!

カズには将来、監督やコーチとしてワールドカップのピッチに立ってほしいと常々思っていたけど、こういう形で参加する方法もあるんだね。

おそらく誰よりも選手としてのワールドカップ出場を願っていたカズだけに、本人も嬉しい気持ちだろうと思う。

現在も47歳の現役プレーヤーとして頑張っているカズ。80年代に自らが苦労しながら過ごしたブラジルの地でのワールドカップにはいろんな想いがあるだろう。

日本代表にも良い影響があるといいね。

さて、今回はグループF!!(`・ω・´)v

アルゼンチン

リオネル・メッシ(FW/バルセロナ)

言わずと知れたサッカー界の宝。サッカー史に残るスーパーストライカーである。

しかし、メッシとワールドカップの相性はいいとは言えない。これまで出場した2大会ではなんと1ゴールしか挙げていないのだ(とはいうものの26歳でこれまでの代表得点は37点。バケモノである)。

南米開催ということとライバル国・ブラジル開催であることでモチベーションは高いと思われるが、ワールドカップの舞台で結果はついてくるだろうか?数々の賞を獲得しているメッシだけに、ワールドカップは絶対に欲しいだろうね。

セルヒオ・レオネル・アグエロ・デル・カスティージョ(FW/マンチェスター・シティ)

今年の2013/14シーズンでプレミアリーグ優勝を獲得したマンチェスター・シティに所属するストライカー。

アルゼンチンではメッシと人気を二分するほどの人気者である。メッシと同じピッチに立つと影が薄くなるが、十分に高い実力を持った選手である。

全盛期のマラドーナと比較されることも多いことから、その実力のほどがわかるだろう。

スピード・テクニック・キープ力・決定力に優れ、代表のキャリアでも通算29得点を記録している。今大会でもメッシとともに注目したい。

ゴンサロ・ヘラルド・イグアイン(FW/ナポリ)

前線だけでなく、中盤など他のポジションでの仕事もこなせる職人ストライカー。スピードとテクニックから決定力を発揮する。また、アシスト能力も高く、メッシ・アグエロとの連携の鍵となる選手でもある。

それにしても、こうして3人を並べてみるとなんとまぁ豪華な布陣だろうか。

 

☆総評☆

攻撃力だけを見ればブラジルに匹敵するか、それ以上の破壊力を持っていると思う。ポイントは、前線の3人がほぼ同い年であること。

得点への連携には一瞬の中で息の合ったプレイが不可欠だが、この3人なら考えずとも感覚だけで得点に結びつけることができるのではないだろうか。

中盤にもマキシ・ロドリゲスペレスマスチェラーノが控えており、隙が見つからない。

文句なしでグループF一位通過。

 ボスニアヘルツェゴビナ

エディン・ジェコ(FW/マンチェスター・シティ)

イングランドプレミアリーグで今最も勢いのあるクラブ、マンチェスター・シティのストライカー。

今大会の予選でも10ゴールを挙げており、クラブの勢いそのままの活躍を見せている。

192㎝の長身とテクニック・決定力、そして高いアシスト能力を併せ持ちチームの得点に絡んでくることは間違いない。

ミラレム・ピャニッチ(=ピアニッチ)(MF/ローマ)

少年時代から類まれなサッカーセンスを開花させたサッカー小僧。アシスト・守備・攻撃に高い能力を発揮し、チームを動かす起点となる選手。

MFとして重要な資質である、視野の広さや戦術理解力も高い選手。

☆総評☆

ワールドカップ予選で10試合で30ゴールという驚異的な成績を残しており、勢いではヨーロッパ1かもしれない。

ユーゴスラビア時代からサッカーだけでなく、多くのスポーツで能力の高さを見せている国で、選手一人一人の身体能力はあなどれないものがある。

選手たち個人の能力で勝負するチームではなく、チームとして個々の能力を高めて戦う印象。

大会全体に何かとんでもない波乱を巻き起こすダークホースとなることも考えられる、非常に興味深い国である。

イラン

ジャバド・ネクナム(FW/アル・クウェート)

中盤のポジションでありながら得点する機会の非常に多い選手。新監督ケイロスの指揮下でも結果を挙げているようなので、戦術にも合っているということだろう。

攻守の起点となり、ほとんどのアシスト・得点に絡んでくる選手だけに、ネクナム次第でチームとしての成績が変わってくると思う。それが欠点でもあるかな。ケガやカードには気を付けてもらいたい。

 

☆総評☆

今大会のイランは守備力が非常に高い。守るばかりでは勝てないが、守りが硬ければそれだけ相手にも隙が生まれるものである。

(グループリーグに限って言えば、)先制で1点もしくは2点取れれば勝率が飛躍的に上がる。

とはいうものの、攻撃および得点を個人に頼っている部分は否めず、得点そのものが課題だろう。

ナイジェリア

ミケル・ジョン・オビ(=ジョン・オビ・ミケル)(MF/チェルシー)

ナイジェリアのキープレイヤーがこの選手。攻守の起点であり指令塔となる。高いキープ力から的確なパスを蹴りこむ。また、フリーキックの能力が非常に高く、中程度の距離なら難なくゴールを狙える

ナイジェリア代表を支えているのはこの人。

※ミケルは愛称で、正しくは「ジョン・“マイケル”・ンチェクベ・オビンナ」

ビクター・モーゼス(FW/リバプール)

ナイジェリアとイングランドの国籍を持つ選手で、2010年のU-21まではイングランド代表として選出されていた。

23歳とまだ若いこともあり、経験が浅く荒い部分も多々みられるが、サッカーセンスは素晴らしいものがある。

今大会で成長してもらいたい選手である。

☆総評☆

アフリカ予選では危なげないサッカーで順調に勝ち上がってきた。アフリカ選手特有の身体能力高さが他にない武器で、スピードに乗りきった選手を止めるのは至難の技である。

ミケルを中心に試合を組み立て、(勝負をあきらめずに)集中力を最後までしっかりと保つことができれば見ごたえのある試合になるはず。

グループF!この試合は見たい!!

6/16(7:00~) アルゼンチンvsボスニアヘルツェゴビナ

6/22(7:00~) ナイジェリアvsボスニアヘルツェゴビナ

6/26(1:00~) ナイジェリアvsアルゼンチン

※時間は日本時間

 

グループF!勝手につぶ予想!!

1位  アルゼンチン 3勝(ボスニアヘルツェゴビナ・ナイジェリア・イラン)
2位  ボスニアヘルツェゴビナ 2勝(ナイジェリア・イラン)1敗(アルゼンチン)
3位  ナイジェリア 1勝(イラン)2敗(アルゼンチン・ボスニアヘルツェゴビナ)
4位  イラン 3敗(アルゼンチン・ボスニアヘルツェゴビナ・ナイジェリア)

グループFの目玉はなんといってもアルゼンチンだと思うけど、ボスニアヘルツェゴビナにも是非注目してもらいたい。

もしかしたらもしかすると期待してしまう、今かなり勢いのあるチームである。

ナイジェリアは選手の能力が高いことは間違いないんだけど、若さと経験不足が大きな足枷になりそう(´・ω・`)

イランは弱くもないけど強くもないといった印象で、守り一辺倒ではやはり試合を決定することは難しい。

アルゼンチンの怒涛の攻撃に相手国がどう対処していくか?そして一矢報いることはできるのか?それだけでも楽しめると思う。

さらに、メッシは何点とれるのか?ボスニアヘルツェゴビナがどういう結果を残すのか?

まったくワールドカップってやつは見どころばかりで楽しみだぜぇ!!(╭☞´∀´)╭☞

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