[ワールドカップ連載・第32回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループE~

[ワールドカップ連載・第32回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループE~

ども~。つぶおです~。

前回の記事で、ワールドカップ開催に抗議するブラジル国民のデモ活動について少し触れたけど、僕の中で少し誤解があったようなので追記しておく。

抗議活動やデモを行っている人たちの中には、単純に生活の改善を求めている人(もいるが)ばかりではないようだ。ワールドカップのための各施設を確保するために、住んでいる場所から強制退去に追い込まれてしまった人がたくさんいて、そのことに対する抗議をしている人も少なくない。

これは…だめでしょ。

どんな事情があってこんなことになっているのかはわからないが、日本であればこんなことは許されないこと。ワールドカップが人の生活を脅かしているのなら大問題だ。

ワールドカップどころではないというブラジル国民が多数いることは事実である。今後きちんと対応してもらいたいところである。

さて、今回はグループEを見ていこう!!(-ω-)/

グループE各国代表の注目選手

スイス

ヨシプ・ドルミッチ(FW/ニュルンベルク)

ドイツプロサッカーリーグ・ブンデスリーガで活躍しているストライカー。スイス代表の得点源はやはりこの選手だろう。

名門アーセナルへの移籍話が持ち上がるのもうなずける、フィジカル・スピード・テクニックを兼ね備えた選手である。

ハリス・セフェロビッチ(FW/レアル・ソシエダ)

いろんな意味で残念な選手である。能力は高いにもかかわらず、何かが足りないために結果がついてこない。

しかし、スペインサッカーを体得しているであろう今大会は期待したい。仕上がりと監督の采配によってはドルミッチを凌ぐ結果を残すかもしれない。要注目。

ヴァロン・ベーラミ(MF/ナポリ)&ギョクハン・インレル(MF/ナポリ)

スイス代表の堅守を象徴するのがこの二人。二人とも同世代・同クラブに所属しており、中盤での連携は確立されているだろう。

ベーラミは守備に徹し、インレルは守備の隙をついて攻撃に転じることもできる選手である。

この二人を抑えなければ得点は難しいだろう。

☆総評☆
前回の南アフリカワールドカップで(後に優勝国となった)スペインを撃破し、世界を驚かせたのがスイスである。

今大会でも何かやってくれそうな気がする。攻撃力はさほどでもないが、高い守備力を持っており、先制すれば十分に勝ちを狙えるチームである。

エクアドル

フェリペ・カイセド(FW/アル・ジャジーラ)

16歳という驚異の若さで代表デビューしたストライカー。ワールドカップ予選でも十分に実力を発揮し、結果を残した。

現在25歳だが世界各国のクラブでの経験値は高い。今大会では特に仕上がりがいいと思うので得点に期待したい。

アントニオ・バレンシア(MF/マンチェスター・ユナイテッド)

チャンスメイクの達人がこの人。特にスピードが素晴らしく、強烈なドリブルから的確なクロスを上げるだけでなく、自身の決定力も高いものを持つ。

あらゆる場面でエクアドルの起点となるのはこの選手。

 
☆総評☆
今月5日に行われたエキシビジョンマッチではイングランド代表と対戦し、2-2ドローの結果を残した(※)。この結果がいいのか悪いのは人それぞれだが、内容はなかなか素晴らしいものがあった。

仕上がり具合は良好なので、フランスにさえ勝てれば1位突破も可能である。

 

※しかしこの試合、終了10分ほど前に(イングランド代表ラーヒム・スターリングによる)理不尽なタックルによってイザコザが発生。両チーム共に1名の退場者を出してしまった。

こういう「安易な短気」にはあきれるばかり。ワールドカップ直前にケガをしてもさせられても気分が悪いでしょうが。どの国の選手もプロとして、代表としての自覚を持ってもらいたい。

フランス

フランク・リベリー(FW/バイエルン・ミュンヘン)

バロンドール(世界最高のサッカープレイヤーに送られる賞)候補にも挙がるほどの名ストライカー。

キープ力・突破力に優れ、破壊力のある強烈なシュート力も併せ持つ。

なんとなく風貌が「陽気な漁師のおっちゃん」な雰囲気なのがタマにキズ。

カリム・ベンゼマ(FW/レアル・マドリード)

パワー・テクニック・決定力に優れたスペインリーグを代表するストライカー。フランスのリヨン在籍時には得点王・優秀選手など数々の個人タイトルを獲得しており、26歳でありながら実績は十分である。

リベリー・ヴァルブエナ・ジルーたちとの連携は見ものである。

オリヴィエ・ジルー(FW/アーセナル)

まだまだ発展途上中のストライカー。192㎝の大型FWでありながら緻密なボールコントロールから得点を量産する。

今大会を通じてさらに成長してもらいたい選手である。

 
☆総評☆
今大会のフランス代表は攻撃力に特化している印象。しかし守備陣も戦力は十分で、グループEの3か国がフランスから勝ち点を取るのは難しいと思われる。

ジダンの引退以来、鳴かず飛ばずな印象が強いだけに今大会こそは存在感を出してもらいたい

 

ホンジュラス

☆総評☆

特に注目したい選手はいないが、人口約800万人の国でワールドカップ3度目の出場を果たしているのは素晴らしい。

まだワールドカップ本戦での勝利がないだけに、今大会では「勝つこと」が目標であろう。

 

グループE!勝手につぶ予想!!

1位 フランス 3勝(エクアドル・スイス・ホンジュラス)
2位 エクアドル 2勝(スイス・ホンジュラス)1敗(フランス)
3位 スイス 2敗(フランス・エクアドル)1分(ホンジュラス)
4位 ホンジュラス 2敗(フランス・エクアドル)1分(スイス)

 

予想は予想として、このEグループ。何が起きてもおかしくない、いや何かが起こりそうな雰囲気がある。起きろ!

スイスやホンジュラスが意外なところで意外な国にガブリといくかもしれないし、エクアドルが気持ちだけ先にいってしまって何かやらかしそうな気もする。

比較的安定してそうなのはフランスかな。

個人的にはホンジュラスにフランスを破ってほしい。

注目したい試合は、6/16(1:00~)の「スイスvsエクアドル」!

6/26(5:00~)の「ホンジュラスvsスイス」、同時刻の「エクアドルvsフランス」!

お楽しみに!!(‘ω’)ノ

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