中学校の教師になるには大学でなんの資格を取ればいい?中学教師への道のりとは
どんな職業に就くにしてもその道は大変なことです。
とくに中学校の教師になるのは大変なんじゃないでしょうか。
今回は教師になるにはどんなことをすればいいのかをお教えします!
まずはとにかく勉強!
人に物事を教えるということは自分がとにかく知識が豊富でないといけません。
聞かれたことに対して「知らない」なんて答えられませんしね。
自分がどの教科を教えたいかも考えておいたほうが目標が定めやすくなるので、
考えておいてくださいね。
あ、自分が数学得意だから数学教師になろうと思って数学ばかり勉強してもダメですよ?
主要5教科は必ず試験に出ますので、まんべんなく勉強したほうがいいです。
教師になるには免許が必要
車を運転するにも免許証が必要ですが、教師になるにも免許が必要です。
この免許というのは教職課程のある大学に進み、教職課程を終えると取得が可能です。
大学にもいろいろあって、必ず教育大学でなければダメだということはありません。
短大でも扱っているところもありますので、調べてみましょう。
短大、大学で免許に種類がある
短大というのは2年制で大学は4年制というところが主ですが、
行く大学によって取得する免許が違うことをご存知でしょうか?
3種類の免許があり、短大で取得できるのは二種免許状です。
2年間通っている間に37単位以上を取得すること。
大学は4年間で59単位以上が必要です。
科目は様々ありますが、数学、理科、技術科を取得できる短大はありませんので注意してください。
逆に大学へ行けばこれらの科目も取れますので、数学を先行したい人は
ぜひ大学進学をおすすめします。
余談ですが、通信教育でも教員免許は取得可能です。
しかし、この通信教育も大学へ入学しなければならないので、一考してみてください。
一種、二種の違いは?
大きな違いといえば、教科が限られてくるということです。
車で例えるとオートマを選ぶと少し学費が安くなりますし、運転も簡単です。
マニュアルだとクラッチ踏んだりミッション入れたりとやることは様々ありますが、
取ってしまえばオートマも運転できます。
しかし、オートマだとオートマ限定になってしまうんですよね。
もし、マニュアルも運転したいとなると限定を解除しにまた教習所に行かなくてはなりません。
短大で二種を取ってしまっても採用試験とかで一種に比べて大きな差があるわけではありませんが、
管理職に就きたい場合は二種ではなく、一種はないとダメということがあります。
二種でもたくさんの人が学校などで活躍されているのでずっと教壇に立っていたいという思いが
あるなら二種でも十分働けますよ。
ちなみに先ほど車の話を出しましたが、二種で教員免許を取っても一種にできます。
どうするかというと、大学と短大では取る単位が違うので、まず単位取得しなければなりません。
教育委員会で認定講習をしているので足りない分を取得しましょう。
採用試験に受からないと学校へは行けない
免許が取れても採用試験に合格しなければ教諭にはなれません。
公立の場合は6月~7月に採用試験があります。
これは各自治体の教育委員会で行っていますので探してみてくださいね。
教師になる倍率も年々下がってきてるとは言えまだ7倍近くあるそうです。
また、地域によっても倍率が違いますので、都会よりも田舎の学校の方が
受かりやすいかもしれませんね。
もし試験に落ちても非常勤として働くこともできます。
例えば、女性教師が妊娠して産休に入る場合や長期欠勤があった場合は入りやすいですね。
採用試験に落ちてしまった場合は勤務地を希望する自治体の教育委員会に登録をしておくと
声もかかりやすいですよ。
ただ、この場合は契約上1年未満くらいが多いのです。
なので経験を積むと考えて、翌年の採用試験にプラスと考えましょう。
先生って給料どれくらいもらえるの?
中学校の先生ってどのくらい給料がもらえるのでしょうか?
大学卒で25万、短大で22万程度だそうです。
基本給でこれくらいなので役職手当や時間外労働なども含めるともう少し
給料はあがります。
地方の中学校に行くともっと給料低いでしょうね。
臨時講師も給料は低くなります。
一応、勤務時間は8時間で16~17時には帰れます。
しかし、部活の顧問だったり、次の日の授業の準備をしているとどうしても
時間内で終わるのは難しいんだとか。
家に帰ってやっている先生もいるそうですし。
夏休みも先生たちは休みだと思っていましたが、実は働いてるんですよね。
全員が働いているわけではありませんが、有給などがあれば休みごとで
使うんだそうです。
平日には中々使えないでしょうから長期休みに入った時に使うしかないんですね。
かなり余談ですが、当サイト管理人には高校で講師として働く友人がいます。私立大学を卒業し、新卒で講師として働いていますが非常に大変なのだそう。
特に、休みがなく平日は放課後以降も部活やデスクワークなどで家に帰るのは10時を過ぎてしまう…ということも頻繁にあるそうです。でも、友人は先生という仕事に生きがいや楽しさを感じ、日々頑張っています。
自分の時間をなかなか取れないというのが教員という仕事の大変さを物語っています。
また、生徒の親の対応もしなければならず、責任の重さものしかかります。
教員免許を持っていない講師という立場ですが、生徒に授業を教えるし部活の顧問にもなるため、実情として講師は教員とほぼ全く同じ仕事内容だ、ということを知っておきましょう。
カンタンに説明すれば、アルバイトに正社員並みの責任を持たせている状態…という感じ。
友人は将来的に正式に教諭(公務員)を目指しているので、めまぐるしいほどの仕事量の傍らで教員採用試験の勉強もしなければなりません。
ここまで来るといよいよブラック企業並みとも言えますが、それでも管理人の友人は教員を目指しています。
どんなに大変でも教諭になりたい!という強い情熱がなければ教員になることもできませんし、続けることは難しいといえます。
あなたがぼんやりと教諭を目指しているのであれば、「どうして自分は先生(教諭)になりたいの?」とその理由をひたすら考え抜くことが大事。
色々考えて、「でもやっぱり先生になりたい!」という答えにたどり着いたなら大丈夫。大変かもしれないけど、諦めずに先生への道をステップアップしていきましょう!
まとめ
*とにかく勉強しまくろう!
*得意科目だけじゃなく、まんべんなく勉強
*短大だと2種、大学だと1種をとれる
*まずは試験受かろう!
いかがでしたでしょうか?
中学校の先生になるには試験がたくさんあります。
なってもいろいろ大変なことがあると思いますが、
この記事があなたの役に立ってくれたら嬉しいです。