【お父さん要注意】赤ちゃんにヨーグルトやはちみつはいつからOK?注意点と与えるメリット
離乳食を始めると、赤ちゃんに与えていいもの、駄目なものに敏感になりますね。
「赤ちゃんに食べさせては駄目な食材」をママは母子手帳や育児本などで勉強しますが、パパなどはいまいちピンと来ないこともあります。
今回は気をつけなくてはいけない食材をまとめました。
はちみつはいつから?
はちみつは自然食なので、砂糖より身体によいのでは…?と思う人もいますね。
しかし、1歳未満の子供にはちみつを与えるのは厳禁です。
はちみつのラベルの注意書きを読んだことはありますか?
「はちみつは高温加熱殺菌しておりません。1歳未満の乳児は抵抗力が弱いので与えないでください」と書いてあるはずです。
つまり、はちみつはナマモノなのです。
はちみつは、花の蜜から作られます。そして、花は土で育ちます。
その土に土壌菌(ボツリヌス菌)があるので、はちみつにもそれが含まれる可能性があるのです。
大人なら、その菌を自然と消化器官で消滅することができるのですが、1歳未満の赤ちゃんの消化器官はまだ未熟なので、そのまま吸収してしまうことがあるのです。
その結果、全身麻痺などの症状がある『乳児ボツリヌス症』という恐ろしい病気にかかってしまう可能性があるのです。
すべてのはちみつに菌が存在するわけではありませんが、検査などで取り除くのが難しいため、1歳未満は食べさせちゃ駄目なのですね。
誤解されがちですが、加熱処理をしても、はちみつの菌は死にません。菓子パンなどで原材料にはちみつが使われていることがありますが、1歳未満の赤ちゃんには与えないよう気をつけましょう。
1歳を過ぎれば、食べさせても問題ないとされています。免疫機能が整うようです。
咳のときなどは、はちみつをお湯で溶かしたものは重宝します。
砂糖よりカロリーも抑え目なので、お菓子作りの良いアクセントとして使えます。
ヨーグルトはいつから?
ヨーグルトは、離乳食の初期(5~6ヶ月)から与えても大丈夫な食材とされています。ただし、もちろん注意は必要です。
まずアレルギーの問題です。身内に、牛乳アレルギーの人がいる場合は、少し様子を見て始めたほうが良いでしょう。
また、最初はプレーンヨーグルトが良いでしょう。砂糖が入っていないからです。
「ベビーダノン」など、市販の赤ちゃん用ヨーグルトでも良いのですが、試食した私はちょっと甘く感じました。
赤ちゃんは甘みが大好きです。そればかりを食べるようになってしまうので、一番初めは、砂糖無しからはじめたほうがよいと思います。
酸っぱいので最初は嫌がる赤ちゃんもいます。私の子供は「明治 ブルガリア」は少し苦手のようでしたが、「ナチュレ 恵」は好きなようでした。子供によって好みがあるので、いろいろ試してみてください。
大人用のヨーグルトには、前述したはちみつなどが含まれる場合もあります。
原材料をよく読み、プレーンヨーグルト以外はできるだけ1歳未満には与えないようにしましょう。
ヨーグルトは面倒な下ごしらえが必要なく、便秘なども防いでくれます。
とても便利な食材ですが、使いすぎは禁物です。アレルギーや下痢などを引き起こすこともあるからです。
他のものとあわせてバランスよく与えてくださいね。
与える時期に注意したほうが良いもの
生もの
初期の離乳食は、火を通すことが基本です。生ものは1歳を過ぎてからにしましょう。
とくに、お刺身などは意見が分かれるところです。
私は2歳を過ぎたころから少しずつあげていましたが、子供によって最適なタイミングは違います。心配なようなら3歳を過ぎてからでも遅くはないと思います。
喉に引っかかるもの
嚥下事故では、こんにゃくゼリーやお餅などが有名ですね。
小さくしても、引っかかりやすい食材は赤ちゃんにあげるのは避けましょう。
窒息してしまっては大変です。
ただし、心配しすぎて、1歳を過ぎてもずっと食べ物を細かくしたままでは「ごっくん」が上手に出来なくなってしまいます。
様子を見ながら、少しずつ飲み込む練習をさせましょう。
ミネラルウォーター
ミネラルウォーターは水道水よりも身体によさそうだし、赤ちゃんにあげても良いと思っていませんか?実はそうではありません。
お水には「軟水」と「硬水」があります。それは含まれるミネラルの量で決まります。
赤ちゃんはミネラルをうまく分解できないので、ミネラル含有が多い「硬水」はあげてはいけないとされています。
とはいえ、日本で売られている多くのミネラルウォーターは「軟水」です。
与えても体を壊す、とまではいかないでしょうが、あまり冷たいものはそもそも赤ちゃんのお腹に良くありません。
味のことを気にしないのであれば、水道水を一度沸かした後のぬるい白湯が赤ちゃんには一番良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんは食べてよいもの・駄目なものを自分では選べません。親が事細かに注意してあげましょう。
また、いつもお世話をしているママには当然のことでも、パパやまわりの人が知らないことはたくさんあります。
できるだけママは、赤ちゃんに食事させるときの注意点を、事前に周りに伝えておきましょう。