雛人形は新品じゃなくてもお下がりOK?中古はダメ?雛人形の疑問にお答えします
女の子が誕生したご家庭は、そろそろ雛人形の購入の準備をされていらっしゃるのではないでしょうか?
できれば新品の雛人形を購入してあげたいところですが、お下がりや中古でも問題ないのかも気になるところですよね。
そんな、疑問にお答えするために雛人形を揃えるときは新品はもちろん、中古やお下がりでも大丈夫なのかどうかを以下にご紹介させて頂きますね。
雛人形を飾るひな祭りとは?
ひな祭りとはいつごろから始まったのかははっきりとはしていないのですが、平安時代、京都の平安貴族の子女が遊びごととして行っていた雅びながそのはじまりと言われています。
その後、紙で作った人形を厄除けに川へ流す流しびなが行われるようになり、雛人形は厄除けや守り雛としてまつられるようになったのです。
江戸時代に女子の人形遊びと節句の儀式として全国に広がり雛人形が飾られるようになりました。
天正年間に雛遊びがひな祭りへと変化し、雛人形に災厄を身代わりさせる意味合いを込めて武家の子女や身分の高い女性の嫁入り道具として数えられるようになりました。
雛人形は新品でなくてはいけないの?
雛人形は、前述したとおり災厄を身代わりさせる意味合いが込められたお人形ですが、もともとは、平安貴族の子女のお人形遊びの玩具、江戸時代の武家の子女や身分の高い女性の嫁入り道具という宝物という意味合いもあります。
その意味を考えると、もちろん新品がいいに越したことはないのですが、お母さまから譲られたものや、ネットオークションなどで入手したアンティークなど中古の品であっても、どれも職人の手で丹精込めて作られた価値のあるものであるので譲ってもらったり購入しても大丈夫です。
ひな祭りが終わったらすぐに片づけるようにすれば、厄除けを気にする方でも問題ありません。
雛人形はいつ出していつしまうのがいいの?
雛人形をいつ用意するかは特に決まりはないのですが、だいたい1月の中ごろから2月の初めごろに購入し、立春である2月の4日から2月の中旬に飾るのが一般的です。
節句が過ぎても雛人形を飾っていると、婚期が遅れるともいわれていますので縁起を気にされる節句が済んだら速やかにしまうようにしましょうね。
雛人形は誰が買うものなの?
一般的に雛人形は母方のおじいさんおばあさんが購入するものとされていますが、もちろんお父さんおかあさん自身がお嬢さんのために購入される場合もありますし、父方のおじいさん、おばあさんが購入されても特に問題はありません。
どなたがお嬢さんのために雛人形を購入するかは、あとでもめないように、事前にご家族で話し合ってから決めましょうね。
雛人形はどんなものを購入したらよい?
雛人形は新品を購入する場合でも、中古をオークションで購入する場合でも、気をつけなくてはいけないのは飾るスペースによって雛人形の種類をチョイスしなくてはいけない点です。
お家に広いスペースがある場合は、大きな七段飾りの雛人形でもいいですが、人形を飾るスペースが限られている場合は、三段飾りや親王飾り、コンパクトなケース飾りの雛人形を選ぶようにしましょう。
賃貸住宅や和室のないおうちの場合はスペース的にも価格的にも、この辺りが妥当のように思いますね。
こちらのような本格的なひな壇は豪華ですが、お家にかなりのスペースがある場合でないと飾るのが難しくなります。
お財布に余裕がある方、田舎に住んでいて部屋が広々使えるという方は検討してみても良いでしょう。
新品を購入する予算がなくても、ネットオークションなどで検索すれば、種類も様々なうえにお好みの雛人形をお得なお値段で購入することができますよ。
まとめ
雛人形の新品が購入できない、または中古を譲ってもらう場合あっても節句を過ぎてすぐに雛人形をしまえば、縁起的にも何ら問題がありません。
今年、雛人形を購入予定の方は、可愛いお嬢さんのために素敵な雛人形を予算に合わせて購入してあげてくださいね。