絵本の読み聞かせはいつからすると効果的?読み聞かせで学力向上を目指そう
子供にとって絵本の読み聞かせはとても素晴らしいものです。
素晴らしいということは分かっていても、いざ実行しようとすると忙しさにかまけてなかなかできない、と思う親もいるかもしれません。
読み聞かせの素晴らしさを知れば、寝る時間を少し削ってもしたくなります。
そんな絵本の読み聞かせの魅力、やり方についてご紹介します。
目次
絵本の読み聞かせの魅力
なんとなく読み聞かせはいいものということはご存知かと思います。
本当の良さを知るには、やはり読み聞かせを実践した子育てを経験した親だけかもしれません。
なんといってもその良さは、学力が目に見える小学校入学の時に実感することと思います。
勉強に差がつく、といっても過言ではありません。
読み聞かせの良さは学力に影響するだけでなく、幼少期の成長にも実りを与えます。
絵本の読み聞かせはいつから?どんな風に?年齢別の読み聞かせ法
そんな魅力的な絵本の読み聞かせはいったいいつから始めるのがベストなのでしょうか。
ズバリ絵本の読み聞かせは胎教から!です。
お腹の中の赤ちゃんは外の音をよく聞いています。
そしてお母さんやお父さんの語りかけは安心感を与えるとともに、いざ産まれてきたときにお腹の中で聞いていた声と認識し、生まれてからも安心することができます。
そして何より実は、読み聞かせを習慣化させる親の意識を高めてくれるためでもあります。
生まれてきたらたくさん読んであげたい!そんな気持ちを高めてくれるんですね。
安心感が欲しい胎児期~やわらかい絵本の読み聞かせ
お腹の中は音だけが聞こえる世界。そんな中で聞こえてくる音が心地よかったら安心しますよね。
絵本は短くてやわらかい口調のものがおススメ
繰り返しのあるような絵本
ゆっくりと優しく読む
同じ絵本を繰り返し読む
「ころころころ」「ぽんぽん」など丸い感じの擬音や挨拶のようなもの、
または絵本ではなくても「大好きだよ」「待ってるよ」などメッセージもいいですね。
まだまだ安心感がほしい新生児期~お腹の中で聞いた絵本の読み聞かせ
生まれて間もない、また少ししか経たない赤ちゃんは視力も弱く、寝ていることも多いことと思います。
起きているときにぜひチャレンジしてほしいのが絵本の読み聞かせです。
胎教で使っていた絵本を読む
子守歌にもなりそうな絵本もおススメ
視覚的に明るい絵、はっきりした絵のものを選ぶ
目で見て楽しめるもの、耳で聞いて繰り返しの心地いい絵本を選ぶようにしましょう。
絵本は楽しいものなんだ、お腹の中で聞いたことがあるものだな、などと赤ちゃんは早い段階で認識できるようになります。
言葉を理解したい乳児期~まねっこができる絵本の読み聞かせ
お座りができて、簡単な言葉を発するようになってきた頃、いよいよ絵本の読み聞かせを発揮していきます。
「わんわん」「ぶーぶー」など簡単に発音できる絵本がおススメ
めくると飛び出すなどの仕掛けがある絵本
読むときは膝にのせて
ゆっくりと読み「これはなにかな?」など問いかけも少しずつ始めましょう。
答えることができたり、まねっこできるようになったりしたら一緒に喜び、褒めてあげましょう。
言葉への興味が出てくるので会話の習得が早い段階で期待できます。
情緒を伸ばしたい幼児期~短いストーリーのある絵本
歩き出す頃には言葉もほとんど理解しています。話せなくても理解力があるので、積極的に絵本を読む時間を作りましょう。
毎日読み聞かせを習慣化しましょう(夜眠る前がおススメ)
短いストーリーのある絵本
簡単なルールがある絵本
生活習慣が身につく絵本
絵本は必ず座ってできればひざに座らせてゆったりと読み聞かせるようにしましょう。
この時期は食事や排せつなどのやり方を身に着けていく大事な時期なので、絵本によって分かりやすく伝えられたらいいですね。
ストーリーが簡単でルールがあるといえば、「ノンタン」が代表的でおススメです。
想像力が豊かになり、友達付き合いなどのルールも理解できるようになります。
勉強に向けた就学前~絵本から少しずつ本の読み聞かせ
幼稚園や保育園に通っていて、だんだん小学校に向けて準備をする時期になると一人で読むことができるようになったり、少し難しい本が読めるようになったりしていきます。
絵が少し少ない、挿絵的な本に挑戦(教科書への意識)
一人で読めてもたまには読み聞かせも
一人で読めない子は一人で読む時間も作る
この頃には想像性も豊かになり、絵を想像して読むことができるようになっていきます。文章ばかりのいわゆる「本」を与えていきましょう。
読み聞かせるときも、親が本を読み、それを聞く、という感じになります。
今までは絵を見ていた子供たちも、本をみずに聞き、次第に自分で黙読する力が付きます。
小学校へ行ってもスムーズに勉強に取り組むことが期待できます。
学力向上目指せ学童期~読み聞かせだけでなく、読み聞かせてもらう
小学校では教科書を読む時間があります。親にそれを披露したり、宿題として出たり音読は欠かせないものになっていきます。
読み聞かせてもらう側になる
たまには読み聞かせも
子供が選ぶ本を知る
図書室などで子供自身が本を選び、読むという力がここまででかなり身についていると思います。
我が子がどんな本を選び、どんなふうに読むのかとても楽しみであり、親が読み聞かせてきた成果が出る瞬間でもあります。
絵本の読み聞かせの努力と学力向上が比例します。
まとめ
当たり前に絵本が小さい頃からそばにあった子供は、本に対する嫌悪感が全くありません。
むしろ好んで読むので、ほおっておいても絵本が好きな子になります。
絵本が好きな子は、本が好きな子に移行し、学校で国語の勉強が始まっても、解読力が身についているので問題が自然に解けます。
字への興味も沸きますので、漢字も苦になりません。
文章理解力の高い子は算数もできますし、その他の教科にも取り掛かれます。
国語ができない子は、どうしても勉強がおっくうになってしまうようです。
小さい頃から慣れ親しんで好きなものが、将来自然と役に立ち、勉強も苦にならないと思えば親も頑張れますよね。
仕事が忙しいママでも、眠る前のほんの5分。
子供とのスキンシップの一環に今夜からいかがですか。