ブラジルワールドカップ・メキシコぎりぎり1-0でカメルーンを撃破。ドスサントスとエトーの仕上がり差が敗因
グループA・メキシコvsカメルーン(結果1-0)
6/14 1:00キックオフ 会場:エスタジオ ダス ドゥナス
メキシコ | カメルーン | ||||||
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スターティングメンバー | |||||||
ポジション | 背番号 | 名前 | IN/OUT | ポジション | 背番号 | 名前 | IN/OUT |
GK | 13 | ギジェルモ オチョア | GK | 16 | シャルル イタンジュ | ||
DF | 2 | フランシスコ ロドリゲス | DF | 2 | ブノワ アスエコト | ||
DF | 4 | ラファエル マルケス | DF | 3 | ニコラ ヌクルー | ||
DF | 7 | ミゲル ラジュン | DF | 4 | セドリック ジェグエ | 後半0分 | |
DF | 15 | エクトル モレノ | DF | 14 | オレリアン シェジュー | ||
DF | 18 | アンドレス グアルダード | 後半24分 | MF | 6 | アレクサンドル ソング | 後半34分 |
DF | 22 | パウル アギラル | MF | 17 | ステファン エムビア | ||
MF | 6 | エクトル エレーラ | 後半47分 | MF | 18 | エヨング エノー | |
MF | 23 | ホセ バスケス | FW | 8 | ベンジャミン ムカンジョ | ||
FW | 10 | ジオバニ ドス サントス | FW | 9 | サミュエル エトー | ||
FW | 19 | オリベ ペラルタ | 後半29分 | FW | 13 | エリック シュポ モティング | |
メキシコ | カメルーン | ||||||
ベンチ入り選手 | |||||||
ポジション | 背番号 | 名前 | IN/OUT | ポジション | 背番号 | 名前 | IN/OUT |
GK | 1 | ホセ コロナ | GK | 1 | ロイク フジュー | ||
GK | 12 | アルフレド タラベラ | GK | 23 | サミー ヌジョック | ||
DF | 3 | カルロス サルシード | 後半47分 | DF | 5 | ダニー ヌンク | 後半0分 |
DF | 5 | ディエゴ レジェス | DF | 12 | アンリ ベディモ | ||
DF | 16 | ミゲル ポンセ | DF | 22 | アラン ニョム | ||
MF | 8 | マルコ ファビアン | 後半24分 | MF | 7 | ランドリー エンゲモ | |
MF | 17 | イサーク ブリスエラ | MF | 11 | ジャン マクーン | ||
MF | 20 | ハビエル アキーノ | MF | 20 | エドガー サリ | ||
MF | 21 | カルロス ペーニャ | MF | 21 | ジョエル マティプ | ||
FW | 9 | ラウール ヒメネス | FW | 10 | バンサン アブバカル | ||
FW | 11 | アラン プリード | FW | 15 | ピエール ウェボ | 後半34分 | |
FW | 14 | ハビエル エルナンデス | 後半29分 | FW | 19 | ファブリス オリンガ |
終始強い雨の中での試合となり、ピッチコンディションは非常に悪かった。しかし、両チームの選手にコンディションを気にするような素振りはなく、全体を通していつもの動きといった印象だった。
両チームのエースストライカーであるドス・サントス(メキシコ)とエトー(カメルーン)に注目していたが、この二人の動きには明らかな差があった。
要所で躍動するドス・サントスに対して、エトーの動きは無駄が多く、ゴール前では2~3人のディフェンダーに封じ込められ、いつもの黒豹のようなスピード・瞬発力・決定力は影を潜めたままだった…。
前半29分、左コーナーからラジュンのクロス。これをドス・サントスが合わせ、ゴールかと思われたがオフサイドの判定となってしまった。
ドス・サントスは怒りを露わにするが、それもそのはず、オフサイドはミスジャッジだった。
しかし、主審の判断を優先するのは当たり前。これはオフサイドである。
気になったのは後半3分、メキシコFWペラルタのシュート。キーパーと1対1の状態となったにも関わらず、真正面に正直すぎるシュート。当然ノーゴール。
その時は「引っ込めろ!!」と思ったけど、後からそれは間違いだったとわかることになる。
後半16分、ドス・サントスがペナルティエリア中央からシュート!そのシュートはキーパーのセーブに合うが、そのこぼれ球を「問題のペラルタ」押し込み先制。これが決勝点となった。
スピード・運動量・セットプレイの正確さなど、どれをとってもメキシコがカメルーンを上回っていた。
時折見せていたメキシコの鋭いカウンターに比べて、カメルーンの動き出しの遅いこと遅いこと。
そして後半33分、カメルーンの中ではいい動きをしていたソングを下げるというなんだかなぁという采配。
解説者からは「エトーとの相性のいいウェボを入れる作戦だろう」という意見があったが、今日のエトーに合わせる必要はなかったと思う。
ブラジル戦では頑張ってくれ!エトー!
後半は特に運動量に差が出てきたように思う。メキシコは相変わらず好機にスピードのある動きを見せていたが、カメルーンは相変わらず遅かった。
試合終了に近づくにしたがってメキシコゴール前に穴が空いている場面も何度か見られたが、集中力の差でカメルーンは得点できない状態が続いた。
とはいうものの、試合としてはなかなか見ごたえがあったと思う。
両チームがブラジル戦でどういう動きを見せるか。非常に楽しみである。