子供のスマホ利用に待った!持たせる前にチェックしておきたい注意点
私たちの子供の頃にはなかった携帯電話。今や生活の中でなくてはならないものの一つになっています。
「今の子たちは便利でいいわねー」
果たしてそうなのでしょうか?
子供たちの中で早い子は赤ちゃんの時からおもちゃ感覚でスマートフォンなどの携帯電話で遊んだことがある子もいるという時代です。
子供が成長し、子供が携帯電話を持ちたがるということがあります。
「いいよ」とすんなり持たせる?
それとも「まだだめ」と我慢させる?
携帯電話を持たせる、持たせない、それぞれのメリットとデメリットを比べてみたいと思います。
目次
いつから持たせる?いつからほしがる?子供の携帯電話事情
携帯電話はあって当たり前、と思っているのが子供たちの本音かもしれません。というのも親で持ってない人はほとんどおらず、家庭に最低1台はあるというのが現状です。
また、触ったことがあるというレベルだと、赤ちゃんから3歳までの間でほとんどの子が体験済みです。
ではいつから自分の携帯電話を持たすべきなのか?ということですがこれは親の状況が左右する場合もあります。
共働きの家庭では早くから持たせる傾向があるようで早い子で未就学児~小学校低学年で持たせている家庭もあります。
また、普通の家庭でも中学校の時点では友達が持っている場合もあり、徐々に子供自身が欲しがるようになります。
高校生にもなると、さらに普及率が高まるので、反対していた親も渋々与えるということもあるようです。
携帯電話はとっても便利?!スマホを持つメリット
私たちも使っているからその便利さは言われなくてもわかると思いますが、それは子供たちの間でも同じようです。
いつでも連絡が取れて安心
ある程度大きくなってきた子供たちの行動範囲は、交友関係や塾などかなり広範囲になります。
そんな時ずっと肌身離さず持っている携帯電話があると、いつでも連絡が取れて安心するという親もいるようです。
塾が終わった後など、迎えに行くなどの連絡も取り合えてとても便利ですね。
なんといっても災害や事故、事件などのいざという時の連絡手段にもなるので安心です。
居場所が分かる?GPS機能
携帯電話の機能を駆使すると居場所を特定することもできます。どこで何をしているのかということを素早く知ることができ、災害などの時にもとても活躍します。
今やコミュニケーションの一つ、メールやライン
スマホは話すだけでなく、メールやラインなどで気軽にコミュニケーションをとることができます。親子の間でも言いにくいことはメールなら話ができるということもあるようです。
アプリで学習もできる!
スマホでは、アプリを使って楽しく勉強をしたり、スケジュールを管理したりということもできるので、現代の子にはとてもいいようです。
事件などに巻き込まれやすいイメージ?スマホを持つデメリット
いいことばかりではないようです。テレビなどのニュースでよく耳にする、スマホがらみの事件。子供は未熟で、使い方を誤ることもあるのです。
とても怖い依存症
子供だから大人に比べて依存してしまう傾向があります。
とにかく四六時中スマホを触ってしまう、気になってしまうということがあり他のことが手につかなくなる危険性もあります。
スマホの内容に一喜一憂し、うつ病になってしまうこともあるので注意が必要です。
課金にご注意!危険な罠
気軽にゲームなどのアプリが無料でできると簡単に考えていると、時にとんでもないことがあります。
ゲームに夢中になりすぎて、勝手に課金してしまい、月末に高額請求が来た、なんて怖すぎますね。
また、課金するつもりはなくてもボタンを押していたら知らないうちに課金していたり、架空請求など知らないうちにきていたりなどのトラブルがあります。
昔では考えられなかった今どきのいじめ
ニュースではよく聞くこどもの「ライン」問題。
ラインのグループ内で悪口を言われた、仲間外れにされたなど実は子供が携帯を持つと誰もが1度は経験するくらい身近な問題になっているようです。
スマホを持っていると当然そういう経験をするのは必須と考えておいたほうがいいようです。
コミュニケーションが減る
親も子もそれぞれがずっとスマホを持ち、ゲームをしたりメールをしたりとなると、当然会話が減ります。会話だけでなく、一緒に何かをしたりなど親子のコミュニケーションは減ってしまうと感じることが多くなるようです。そう思うとやはり寂しいですね。
体に悪い!意外と知らない悪影響
スマホから発する電磁波はもとより、液晶画面から発するブルーライトが視力低下を引き起こします。脳への刺激もあるので、体への影響は知られていませんがたくさんあり、子供の成長の妨げになります。
昔と一緒!悩まなくていい!スマホを持たないメリット
スマホを持たない、というメリットとは実際どうでしょうか。
単純にスマホを持つデメリットの反対、と考えていいと思います。
その他にはやはり子供が交友する中で携帯がないということは親を介して連絡があるので、友達の関係がはっきりと知ることができます。どこで何しているのかわからない、ということにはならないので安心ですよね。
メリハリのある生活を送ることができる
スマホのいいところはどこでもゲームや調べたいことがすぐにできることですがそれができないことで、紙面上における勉強がしっかりとできます。
調べるのも辞書で!私たちの時代では当たり前でしたが、意外と今の子供たちは苦手なのです。
勉強をしっかりしてそれからテレビゲームなどをする、といった管理がしっかりするのは確かなようです。
スマホを持たせないデメリット
持たせないという親でも、ときには不便だなと感じることもあるのです。
どこにいるの?連絡がつかない不安
居場所を知りたいとき、連絡を取りたいとき、当たり前ですが取れません。
子供が一度家を出てしまったら連絡がつかないわけですから不安ですよね。信頼関係がここで分かってしまう気もします。
何よりもいざという緊急時に連絡がつかないことにデメリットを感じるようです。
持たなくてもいじめ・・・
子供自身もやはり持たないデメリットがあり、持っていないことが劣等感になったり仲間はずれになったりする場合があります。
また最近では持っていることが大前提で話が進み、連絡網などをメールやラインを使うということも当たり前になってきているのでそういう場合にとても困ります。
(持たせていない家庭は親がそのライングループに入ることもあるようです)
まとめ
お子さんにスマホを持たせる、持たせないと必ず親なら悩むと思います。
そして持たせないと思っていてもいつかは持たせる日が来るんだろうと思います。
その時にただ持たせるのではなく、スマホを使う上でのルールをきちんと知らせることが大切なのでは何かと思います。
スマホを持つデメリットの中に出てきたことを防ぐために低学年に持たせるのであればインターネット制限などをする、利用制限を徹底するなどあらかじめの管理が必要だと思います。
スマホを持たせても家庭での時間も大切にできるよう工夫したり、トラブルに巻き込まれないために親もしっかり目を光らせたり、いざという時は没収ということも頭に入れておきたいですよね。
時間を決める、利用制限する、ルールを作るなどスマホを与える前には必ずよくお子さんと話し合って与えっぱなしにならないように見守っていただきたいと思います。
これからの時代、いつかは手にするスマートホンと子供を上手に結び付けてあげたいですね。
スマホだけでなく私たちの時代には当たり前に楽しんでいた手紙や交換日記なども勧めてみたくありませんか。
そういうことにも興味がある子供にしていけたらーと思っています。