兄弟間の愛情格差が起きる原因ってなんだろう?将来への影響を防ぐために母親ができること
複数のお子さんをお持ちの親御さんは、どのお子さんにも分け隔てなく愛情を注いでいらっしゃいますか?
「できるだけどの子にも同じように接したいけれど、上の子は優しく親の言うことを何でも聞いてくれるのに下の子はわがままで自分勝手なのでついつい上の子をえこひいきしがちになってしまう・・・」という方や、「末っ子が可愛くて他の子よりもついつい可愛がってしまう・・・」という親御さんも多いのではないでしょうか。
ですが、その兄弟間の愛情格差によってお子さんたちの将来に悪影響をおよぼしてしまうことがあるので、注意が必要なのです!
お子さんたちがどの子もまっすぐ肉体的にも精神的にも健全に育っていくことを願う親御さんのために、ここでは兄弟間の愛情格差が起きる原因やお子さんの将来への影響を防ぐために母親ができることについて詳しく解説させて頂きたいと思います。
「兄弟間の愛情格差が起きる原因やお子さんの将来への影響を防ぐために母親ができる対処法について詳しく知っておきたい!」という方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
兄弟間の愛情格差が起きる原因とは?
お子さんはどのお子さんも同じように自分のお腹を痛めて産んだ子供なのに愛情格差が起きてしまうことがあるのはどうしてなのでしょうか。
例えば、上のお子さんと比較するとどうしても新しく産まれてきたばかりのお子さんは小さく頼りない体をしていますので、まだ幼児で幼くても上のお子さんと比較すると、か弱くいたいけな様子についつい自分が守ってあげなければいけないという気持ちが湧いてきます。
そのせいで、赤ちゃんよりは大きく育っているとはいえまだ幼い上の子に対して「あなたはお兄さん、お姉さんなのだからお母さんを困らせてはダメ!」と冷たく突き放した態度を取ってしまうようになってしまうことがあります。
さらに、兄弟を比較してお子さんがより自分に容姿や性格が似ているお子さんの方を溺愛するという親御さんもいらっしゃるようです。
性格や容姿が似ているだけでなく、相性がいいか悪いかでも兄弟間に愛情格差が生じてしまう場合もあります。
あと、産まれたての赤ちゃんと上の子を比較して赤ちゃんに愛情を偏らせてしまうのと同じように、勉強や運動が得意で自分のこともきちんとできるお子さんよりも、何をやってもうまくできない手がかかるお子さんの方を「自分がいないとなにもできないから」と可愛がり甘やかせてしまう場合もあるようです。
さらに、母親からしたら娘は同性だけれど、息子は異性なので小さな彼氏扱いして溺愛し、男の子と比較すると口が達者でこまっしゃくれている娘の方をぞんざいに扱うという母親も中にはいらっしゃるようです。
将来への影響を防ぐために母親ができることとは?
親としてはお子さんとの相性もあると思いますので、なかなかすべての兄弟に平等に愛情を注ぐというのは難しいと思います。
ですが、兄弟関係の中で親に明らかに他の兄弟と愛情の注ぎ方が異なると、それによって、お子さんは非常に苦しみますので、その苦しみを引きずったまま大人へと成長すると、社会人になって接する仕事上での人間関係に悪影響をおよぼしてしまう場合があるのです!
例えば、他の兄弟の方に深く愛情を注がれた苦しみを引きずっているお子さんは、社会人として会社勤めをしているときにも、同僚が自分を出し抜くのではないかと常に心配し、無意識のうちに同僚を出し抜きたいという願望を抱き、ライバル心むき出しで行動してしまうということがあります。
さらに、そのライバル心の強さゆえに会社の同僚と軋轢を生んでしまうことがあり得るのです!
将来、そのようなトラブルがが生じるのを防ぐためにも、兄弟を比較して、良い方のみをかわいがるのではなく、それぞれの良い面を見つけてあげ理解し褒めてあげるようにすることが大切です。
また、兄弟が喧嘩した時にも兄や姉の方ばかり我慢させずに喧嘩の理由をちゃんと聞いて一方的に叱らないようにすることも重要です。
さらに、お子さんたちが互いに仲良くできるように、お兄さん、お姉さんが下のお子さんのためにどのような優しいことをしてくれたのかを下のお子さんに話したり、逆にお兄さん、お姉さんに下のお子さんが大好きと言っていたとお兄さんや、お姉さん、下のお子さんがよろこぶようなお話を伝えてあげたりしましょうね。
まとめ
お子さんとの相性もあると思いますので、どうしても兄弟に平等に愛情を注ぐことができないという親御さんは多いと思います。
ですが、兄弟間で愛情格差があるとお子さんが大きくなった後、会社の同僚にライバル心むき出しで接するなど悪影響を及ぼす可能性がありますので、お子さんに接するときには、お子さんたちの良い面を見つけそれぞれ褒めてあげるようにし、お兄さん、お姉さんだからと言って一方的に我慢させたり、叱ったりしないようにしましょうね!