1月に猛威を振るう感染性胃腸炎(ノロウイルス)の予防対策法
1月になると猛威を振るう感染症のひとつが感染性胃腸炎(ノロウイルス)ですよね。
ノロウイルスという名前は耳にしたことがあるけれど、ノロウイルスの感染経路や症状、予防対策法について詳しく知らない・・・という方も、中にはいらっしゃると思います。
そんな方のために、ここでは1月に猛威を振るう感染性胃腸炎(ノロウイルス)の感染経路や、ノロウイルスに感染するとどんな症状が起こるのか、さらにノロウイルスに感染しないための予防対策法を詳しくご紹介させて頂きます!
感染性胃腸炎(ノロウイルス)に関する豆知識を知っておきたい!という方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。
感染性胃腸炎(ノロウイルス)とは?
そもそも感染性胃腸炎とは、ノロウイルスなどのウイルスや細菌に感染して下痢や嘔吐などの症状を起こす感染症の総称です。
感染性胃腸炎の原因となるウイルスの多くは上記でご紹介しましたノロウイルスなのですが、ノロウイルス以外にもロタウイルスやサポウイルスやアデノウイルスという病原体も感染性胃腸炎を引き起こす原因となります。
参考記事
・ロタウイルスとは?知っておきたい赤ちゃんの症状対策と予防接種・食事など
・ウィルス性胃腸炎はうつる?原因と潜伏期間、治療中のおすすめの食べ物
感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの中でもノロウイルスは、ウイルスの量が100個以下のごく少量であっても感染性胃腸炎を引き起こすくらい、感染力の高い病原体なのです!
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は1年を通して発生するのですが、特に気温が寒く乾燥している1月に猛威を発揮します。
感染性胃腸炎(ノロウイルス)の症状と感染経路
ノロウイルスに感染すると、1日から2日間の潜伏間を経た後、下痢や嘔吐、発熱などの症状があらわれます。
ノロウイルスに感染し、これらの症状があらわれた後、1日から2日後には症状は回復するのですが、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者がノロウイルスに感染した場合は、重症化してしまったり、吐いたものを気管に詰まらせたりすることもあるため、注意が必要です!
ノロウイルスの感染経路は口からで、主に3種類の感染ルートが考えられます。
ノロウイルスの感染ルート
・ノロウイルスに感染した患者さんの吐いたものを処理する際に手指に嘔吐物が付着し、その手指を介して口にノロウイルスが入り感染するケース
・ノロウイルスに感染している方が調理している際に、食物にノロウイルスが付着し、その食物を食べた人が感染するケース
・さらに、ノロウイルスが蓄積している二枚貝を十分に加熱しなかったり、生で食べたりして感染するケース
など…
感染性胃腸炎(ノロウイルス)の感染予防対策法!
感染性胃腸炎(ノロウイルス)の一番有効な感染予防対策法は手洗いです!
特に、お料理する前やお手洗いの後にはハンドソープを使用して手をすみからすみまでくまなく洗うことが大切です。
さらに、夜更かしをせず、十分な睡眠時間を確保し、自分に必要な栄養をバランスよく摂取し、体調を良い状態にキープすることを心がけましょう。
夜中にスマホをダラダラ見たりせず、さっさと寝るようにしましょうね!
ノロウイルスは、85℃で1分以上加熱すると感染力が失われますので、感染性胃腸炎(ノロウイルス)が猛威を振るう1月に調理する際は、食品の中心温度が85℃~90℃で90秒以上加熱するように心がけましょう!
ノロウイルスに感染し、回復した後も、長い場合は30日程度ウイルスを排出し続ける場合があるので、症状がおさまった後も、感染予防のために上記でご紹介いたしましたトイレから出た後や調理前にはしっかりハンドソープを使用して手を洗うこと、調理をするときには食品の中心温度が85℃~90℃で90秒以上加熱することを忘れないようにしましょうね。
まとめ
ノロウイルスはウイルスの量が100個以下というごく少量であっても感染性胃腸炎を引き起こすほど感染力の高いウイルスです!
このノロウイルスに感染し感染性胃腸炎を発症すると、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重篤化してしまったり、嘔吐物をのどに詰まらせたりする可能性があります。
なので、1月の感染性胃腸炎(ノロウイルス)が猛威を振るう時期は、上記でご紹介しました感染性胃腸炎(ノロウイルス)の感染予防対策法を行いましょうね!