結婚式の受付を頼まれた場合の服装やマナー・遅刻やご祝儀の対応術
友人の結婚式で受付を頼まれて、お悩みの方も多いのでは?喜ばしい依頼ではありますが、振る舞い方に戸惑ってしまいますね。
結婚式の受付は、いわば両家の「顔」のようなもの。受付を引き受けたからには、責任ある対応で臨みたいものです。
そこで今回は、結婚式の受付をする際の「マナー」や「注意点」をご紹したいと思います。お祝いの席に水を差さないためにも、是非最後までお読み下さいね♪
目次
結婚式の受付-前日までの注意点
集合時間を確認する
受付を引き受けるにあたって、第一に確認すべきなのが「時間」です。受付は披露宴前に行うのが一般的ですが、挙式前に行う場合もあります。受付開始時間と受付係の集合時間は、前もって正確に確認しておきましょう。
受付係にも、ドレスアップやメイクは必要です。集合時間から逆算して、余裕を持った準備態勢を整えて下さいね♪
受付する際の服装は?
結婚式はお祝いの席。受付だから地味な服装が良いのでは?などの心配は一切ご無用です。むしろ、明るく華やかな服装で臨みましょう。花嫁の色「白」を避けるのは言うまでもありませんね。
ドレスか和装でお悩みのアナタ…結論から言えば、どちらもOKです。ただし、胸元が開きすぎているドレスは避けましょう。親族も集まる場ですし、下品な印象を与える可能性があります。
また受付は、両家の窓口としてゲストに頭を下げなければなりません。そこで、お辞儀して髪の毛が「バサッ」とならないヘアスタイルを選びましょう。華やかなアップスタイルがベストですね♪
受付でご祝儀を受け取る際には「手」にも注目が集まります。手や爪のお手入れはもちろん、彩り豊かなネイルで参列すれば華やかさもアップします♡
結婚式の受付-受付前の注意点
集合時間30分前には会場に到着する
受付が集合する時間は、受付開始30分前が一般的です。ただし、受付には事前に確認すべき事項が沢山あります。
少なくとも集合時間の30分前、受付開始時間の1時間前には会場に到着しましょう。
荷物はクロークに預ける
会場に到着したら、荷物はクロークに預けます。携帯電話やデジカメ、化粧ポーチ以外は必要ありません。必要がないどころか、受付が始まると邪魔になります。コートやバッグ類は事前に預けておきましょう。
受付が始まってから抜け出す必要がないよう、トイレも済ませておいて下さいね。
ご両家に挨拶する
受付は、ご両家の顔です。ご両家には、必ず挨拶に出向きましょう。ご両家へ挨拶をすると、無事に会場へ到着した事をお知らせする事も出来ます。
結婚式の受付は、多額のご祝儀をまとめる役割を担っています。きちんと挨拶に伺うと、ご両家も安心して任せてくれる事でしょう。
取りまとめたご祝儀を渡す相手を確認する
受付係の最大の任務は、頂いたご祝儀を無事に引き渡す事と言っても過言ではありません。ここは事前にはっきりと、最終的に祝儀を誰に渡せば良いのか確認しておきましょう。
お金の話は言い出し難いもの。だからこそ、後々トラブルとならぬよう前もって明確にしておく必要があります。
新郎新婦が事前に知らせて欲しいゲストを確認する
新郎新婦が事前に挨拶しておきたいゲストも多数いらっしゃいます。主に、結婚式で祝辞を述べたり乾杯をして頂く主賓の方々です。ゲストの中には、ご両親などから直接「お礼」いわゆる「お車代」を渡す方々も含まれています。
それらの以外にも、ご来場されたら事前に知らせて欲しいゲストを確認しておきましょう。そのゲストが受付を済ませたら、控え室までスムーズに誘導して下さい。
会場内の設備を把握する
結婚式の受付では、参列者からトイレや喫煙所を尋ねられる事が多々あります。会場内におけるトイレなどの配置は、事前に確認しておきましょう。
役割分担を決めておく
結婚式の受付は、新郎側と新婦側それぞれ2名ずつで行うのが一般的です。2人がペアとなって、主に1人がご祝儀の受付、もう1人が会場への誘導や雑務を行います。
受付をスムーズに行うため、事前に役割分担を決めておくと良いですね。
結婚式の受付-受付が始まったら
受付を離れない
結婚式の受付は、2人がペアで行います。1人が受付を離れると、もう1人が祝儀の対応や雑務に追われてしまいます。慌しくなれば、祝儀の受け取り方も雑になります。主賓を見逃すなど、マナー違反を引き起こす原因となってしまいますね。
久々に再開した友人が現れた際も要注意です。世間話に熱中しすぎると、受付も滞り本来の役目を果たせなくなってしまいます。
ご祝儀の受け取り方
受付の最大の責務は、ご祝儀を受け取り両家にお引渡しする事です。次に、ご祝儀を受け取る際のマナーについてご紹介したいと思います。
表情や言葉遣いに気をつける
ゲストが見えたら、まずは一礼しましょう。お祝いの場ですので、笑顔を心がけるのは言うまでもありません。
受付に来たゲストのほとんどは「おめでとうございます」とおっしゃいます。身内でないので返答の仕方に戸惑うと思いますが、ご両家を代表して受付している立場を踏まえ「ありがとうございます」と答えましょう。
ご祝儀の受け取り方
ご祝儀は「お預かり致します」と言いながら「両手」で受け取ります。次に、芳名帳に記帳をお願いしましょう。
芳名帳は、後ほどご祝儀と照らし合わせたり、お礼をする際に大切な資料となります。頂いたご祝儀は、祝儀袋を逆さにし(相手側が正面となる向きで)お盆の上に乗せます。
事前にお車代を預かっているゲストであれば、お渡しするのをお忘れなく!
頂いたご祝儀は?
ほとんどの会場では、ご祝儀を入れる「袋」が準備されています。お盆に乗せたご祝儀が、ある程度の量になったらその袋に入れましょう。
お盆が空っぽだと淋しい印象となります。お盆にもご祝儀を残しつつ、程よいタイミングで袋へ移すと良いですね!
泥棒に注意する
嘘のような話ですが、実際に祝儀泥棒は存在するんです。祝儀から目を離さない事はもちろんですが、中には会場担当者や身内・友人になりすます泥棒もいます。
「新婦がアナタを呼んでいるみたいなので、受付を代わりますね」だとか「忙しそうなので手伝いに来ました」と言ったセリフには要注意。
結婚式の受付-受付が終わったら
ご自分のご祝儀も忘れずに
受付に集中して、自分のご祝儀を渡しそびれる事もしばしば…。ご自分のご祝儀もお忘れのないようご注意を!
ご祝儀を引き渡す
取りまとめたご祝儀を、指定された相手にお渡しします。これで任務完了!肩の荷が落りて、かなりホッとする瞬間だと思います。
遅刻者があったら?
そろそろ着席して頂きたい時間が迫ると、会場係からアナウンスが入ります。名簿をチェックして、まだ到着していないゲストがある場合には1~2名程度が受付に残りましょう。
ギリギリになってもゲストが現れない場合、会場の方が引き受けてくれる場合がほとんどです。アナタは、受付を頼まれるほど信頼されている友人。ここは是非とも、オープニングから2人の晴れ姿を目に焼き付けてあげて下さい♡
さて今回は「結婚式の受付を頼まれた場合の服装やマナー・遅刻やご祝儀の対応術」をご紹介致しました。
結婚式の受付は、気軽に依頼する事が出来ない誇らしい役目です。カップルの新たな門出の祝福するために、この記事をお役立て頂ければと思います♪