【口】身体の慣用句とその使い方・例文パート3

【口】身体の慣用句とその使い方・例文パート3

さて今回は口を使った慣用句のパート3となります。パート3というだけで結構多いと思うのですが、これでもまだ半分。どれだけたくさんあるの?!と今更ながら思うのですが、昔の人は色々と考えて使っていたんだなぁと思うとなかなか興味深い限りです。

というわけで、早速見ていきたいと思います!

口を使った慣用句とその使い方・例文

陰口を叩く

「陰口を叩く」は非常によく使われるので知っている人がほとんどですよね。意味としては当事者がいない場所で悪口を言ったり誹謗中傷すること。

陰口を叩くくらいなら直接言えばいいんですけどね。

例文
あの子は本人の前では悪びれもせず振る舞っているが、よくトイレで先生の陰口ばかり叩いている。

口角泡を飛ばす(こうかくあわをとばす)

口角とは口の端っこのこと。「口角泡を飛ばす」は激しく議論をする様を指した慣用句ですね。

実際に泡を飛ばすほど激しく議論したことがないので、実際にそうなるのか私にはわかりません…。

例文
口角泡を飛ばす勢いで彼らは会議室で意見をぶつけ合っていた。

糊口を凌ぐ(ここうをしのぐ)

糊口はここうと読みます。のりくちではありません。この慣用句でいう「糊」とは「粥」という意味で、貧しさや苦境をなんとか乗り越えるといった意味合いがある言葉です。

例文
当時は働きたくても今すぐ働けない状況だったので、家財道具を売ってどうにか糊口を凌いだものだ。

大きな口をきく

出来もしないのに偉そうなことを言う人に対して、「大きな口をきく」と使うことがあります。できないことを思い描くのではなく出来ることを着実にやることこそ、目標へ近づく第一歩となりますね!

例文
あの人はで大きな口をきくことが多いのだが、思っていた以上に実力があるので彼なら出来ないことはないと思えてくる。

一口乗る

お金の儲け話や複数人でする仕事に加わることを「一口乗る」と表現します。これもよく使われる慣用句の一つ。

例文
彼はこの馬は来そうだと言っていたので一口乗ってみたのだが、期待ハズレも良いところだった。

死人に口無し

死んだ人はもう話ができないので、事件の真相など闇に葬られた時によく使われる慣用句ですね。

例文
彼にはまだまだ聞きたいことがたくさんあったのだが、上司に「死人に口なしだ。もう詮索するのはよせ」と釘をさされた。

無駄口を叩く

「口を叩く」には話す、しゃべるといった意味があるのですが、それに「無駄」がつくことでどうでもいいこと、不要なことを話す、といった意味になります。主に罵り言葉となるので使い所には注意しましょう。

例文
彼女はべらべらと無駄口を叩くことが仕事と勘違いしてるんじゃないか。

減らず口を叩く

「口を叩く」に減らずをつけることで、負け惜しみや屁理屈を言う、強がりを言うといった意味になります。負けは負けと素直に認められない人に対して使われたりしますね。

例文
あなたは先生にしこたまお説教されたのに、まだそんな減らず口を叩く元気があるの?

憎まれ口を叩く

「口を叩く」系が続きますが、「憎まれ口を叩く」とは他人に憎まれるような態度や話し方をしたり、そういったことを言うという意味になります。

例文
私の友達は「そんなだからテストで良い点がとれないんだよ」と憎まれ口を叩くことが多いが、意外と面倒見は良いほうだ。

軽口を叩く

「軽口を叩く」は不真面目な態度でさりげないジョークを言う、適当なことを言うといった意味の言葉。冗談ぽくふざける、という意味で使われることが最近は多いようですが、元々は軽率にしゃべると言った意味合いだそうです。

例文
「仕事って大変だよねぇ」と同僚に軽口を叩いたつもりが、隣りにいたのは上司だった。「なら今すぐ辞める?」と言われてすぐさま繕ったが、あの時ばかりは肝が冷えた、

口が上がる

「口が上がる」とは生活の手段をなくす、生計を立てられなくなってしまう、といった意味があります。「口が干上がる」「顎が干上がる」と同じ意味で使えます。別の意味で話すのが上手になる、といった意味もあるようですね。

例文
いま仕事ができないレベルでの入院を余儀なくされてしまうと確実に口が上がってしまう。そんな事態は避けなければならない.

口が軽い

「口が軽い」は「口が堅い」の逆の意味で、物言いが軽率であったり秘密にしていたことを不注意に漏らしてしまうような性質のことをいいます。

例文
あの人は口が軽いから大事なことは喋っちゃダメよ!

口が肥える

美味しいものばかり食べていることを「口が肥える」と表現します。「口が奢る」「舌が肥える」とほぼ同じ意味なので、状況によって使い分けるといいですね。

例文
あの人は良いとこ育ちで口が肥えているらしく、食事の味付けにうるさい

口が裂けても

よく使われる表現として「口が裂けても」言えない、といったものがありますよね。この「口が裂けても」は、後ろに続く言葉を口外しないと強調する慣用句です。

例文
結果は伴っていないが彼は今までよく頑張ったんだ、口が裂けても「全然頑張ってない」なんて言えないよ。

口が滑る

ついうっかり言うべきでないことを話してしまうことを「口が滑る」と表現します。口が軽い人ほど口が滑りやすいので注意しましょう!

例文
彼女は浮かれていたのか、つい口を滑らせてしまったことにあとから気づいて後悔した。

口が干上がる

これは上で紹介した「口が上がる」と同じ意味ですね。生計を立てる手段を失うということを意味します。

例文
今年は天候が悪くて野菜の出荷量が減ってしまった。口が干上がる思いだがなんとかするしかない。

口から高野

「口から高野」とは、うっかりと口にしてしまったことが思わぬ不幸を引き起こすことを意味します。「口は禍の元」と同じ意味ですね。

例文
彼は口が軽い人だったが、あれから立て続けに悪いことに巻き込まれている。口から高野とはこのことだが自業自得とも言える。

口から先へ生まれる

これは「口から先に生まれる」と全く同じ意味ですね。よく喋る人を嘲る言葉です。

例文
口から先へ生まれたんじゃないかと思うほど、あの人は饒舌だ。

口食うて一杯

この「口食うて一杯」とは、食べるだけで精一杯で、余裕がない生活という意味になります。「口が干上がる」と似たような意味ですが、こちらのほうがより困窮しているのが伝わりやすいですね。

例文
最低賃金で生活している私は口食うて一杯なんだよ。だから生活用品は中古ばかりだ。

口では大坂の城も建つ

これは「大きな口をきく」と同じ意味で、口で言うならどんあ大きなことでも言えるという慣用句。言うだけなら簡単ですよね。でも実際にやろうと思うと大変なことばかりです。

例文
彼は大きなプロジェクトの方にばかり目が行っている。口では大坂の城も建つというものだが、足元を掬われそうに見えるのは気のせいか?

まとめ:

というわけで、口を使った慣用句パート3をまとめてみたわけですが…意味が同じ慣用句が多いですね。数が多いとやはりダブってしまう慣用句も多いのでしょうね。とはいえ、その中でも時代により使わなくなったものもいくつかあるでしょう。ですので、自分が今まで一度でも見たことがあるというものを選択して使うようにすれば問題はないと思います。

言葉は生き物のようなもので、時代とともに変化していくものでもあります。それを踏まえて、作文などに活用してみてくださいね。

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